9月 1st, 2011
現在、日本の政治は混迷の中にあります。与党も野党も短期的な政局に明け暮れ、将来の日本はいかにあるべきかというグランドデザインをまったく描くことができていません。
社会保障からエネルギー政策、外交まで、歯に衣着せぬ物言いをする河野太郎議員は、自民党の異端児として知られています。長年にわたり、彼は日本のエネルギー政策の問題点を指摘してきました。3.11後、彼が追求してきた電力会社や原発、核燃料サイクルの虚偽が次々と明らかになりつつあります。
はたして、日本はどこに向かうべきなのか? 『これからの日本の政治の話をしよう』(河野太郎著)を読んでいただければ、エネルギーから農業、社会保障、外交まで幅広い分野にわたる課題、そして今後の展望が見えてくるはずです。
競争を通じて強い経済を実現しようという「中道右派」に反対の立場の方も当然いらっしゃるでしょう。しかし、どのような政治的スタンスであれ、課題と対応策を明確にして、健全な議論を行うことが欠かせません。
これからの日本を考えるための足がかりの1つとして、ぜひ本書をご覧いただければと思います。
○電子書籍版の追加コンテンツ
本書は、2010年に洋泉社より発売された『私が自民党を立て直す』の電子書籍版です。今回の発売にあたり、エネルギー政策に関する新章を追加いたしました。
・iPhone/iPadアプリ版:250円
※iPhone/iPadアプリ版は、AppStoreから購入・ダウンロードしてそのままお読みいただけます。
・ドットブック版:250円
※ドットブック版は、パソコンとiPhone/iPadの両方でご覧いただけます。パソコンでの閲覧には「T-Time」(無料)、iPhone/iPadでの閲覧には「Voyager
Books」アプリ(無料)が必要です。
『これからの日本の政治の話をしよう』目次
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7月 26th, 2011
太陽電池の代名詞ともなっている、シリコン系太陽電池は理論的な変換効率が30%程度と言われている。ところが、「量子ドット」を使った太陽電池なら、理論的に75%以上の変換効率を低コストに実現できる可能性があるという。
「量子ドット」とはいったい何か? 夢の太陽電池にどこまで近づいたのか? 量子ドットの提唱者、東京大学 荒川泰彦教授にお聞きした。詳しくは、下記の記事で。
・変換効率75%、量子ドットが実現する究極の太陽電池 – WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)
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7月 19th, 2011
3.11後、エネルギーや環境関連技術への関心がかつてなく高まっています。
被災地を復興させるにはどうすればいいのか? エネルギーを得るためのオルタナティブな方法はないのか? 資源の多くを海外からの輸入に頼っている日本が生き残れる産業分野は何か? 環境に負荷をかけずに幸福な社会を作るにはどうすればよいのか?
こうした問題に応えられるかもしれない研究が、さまざまな研究機関で進められています。自然再生可能エネルギーというと、太陽光発電や風力発電が思い浮かぶでしょうが、実はそれだけではありません。アンモニアが次世代エネルギーになる可能性だってあるのです。
『日本発!世界を変えるエコ技術』(ポット出版、7/19発売、1,890円)では、「電気抵抗ゼロの超伝導『直流』送電」、「オイルを作る藻」、「熱を音に変えて冷却」、「アンモニア循環社会の可能性」、「板バネを使った新しいコンピュータ」、「マグロを生むサバ」などなど、今後の世界を左右するかもしれない奇想天外な技術を取り上げています。
本書はウェブマガジン「WIRED VISION」(http://wiredvision.jp/)の連載「エコ技術研究者に訊く」をベースにしています。今回の書籍化にあたり、解説も充実させましたので、専門知識なしでも最先端の研究を楽しんでいただけるのではないかと思います。
「未来にはけっこう希望もあるんじゃないの」
本書を読んで、そう思っていただければ幸いです。
■目次
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4月 22nd, 2011
震災そして原発事故以降、エネルギーに対する世間の注目が急速に高まっている。脱原発を目指して、太陽光や風力などの再生可能エネルギーをもっと活用しようという意見がとても活発になってきた。
それと同時に、注目してもらいたいのは、電力網の再構築だ。
輪番停電ができてしまう(こんなことができる国はほかにない!)ことからもわかるように、日本の電力網の技術レベルはとても高い。ところが、国全体から見た場合、日本の電力網はおそろしく不合理だ。狭い国土であるにもかかわらず、いくつもの電力会社にわかれ、地域間で電力を融通することもままならない。日本全体で電力網を最適化する必要があるのだ。
日本全体で電力網を最適化する上で、重要なキーワードが「直流送電」。現在一般的な交流より、直流の方が長距離での送電ロスが少なくてすむ。
さらに、電気抵抗がゼロになる超伝導を使って送電を行う研究も進んでいる。これまでの超伝導送電は送電ケーブルの敷設コストが高く、短距離での導入も難しいとされてきた。
ところが、中部大学の山口作太郎教授らが研究している「超伝導直流送電」技術を用いることで、既存の送電ケーブル並みに敷設コストを抑え、さらに短距離でも送電ロスを大幅に減らせることがわかってきた。
山口教授によれば、超伝導直流送電によって世界規模の電力網を構築すれば、新規に建設する原発の数を減らせたり、自然再生可能エネルギーをより効率的に利用できるという。
詳しくは、下記の記事で。
・WirelessWire News:世界のエネルギーインフラを変革する、超伝導直流送電
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3月 27th, 2011
東日本大震災(東北関東大震災)は、第二次世界大戦に匹敵するほどのインパクトを日本に与えることになるかもしれません。特に、原発事故のニュースは世界を駆け巡り、代替エネルギーへの移行が進むのは、ほぼ間違いないでしょう。
2009年末に刊行させていただいた『マグネシウム文明論 石油に代わる新エネルギー資源』(矢部孝/山路達也、PHP新書)では、マグネシウムを「エネルギー通貨」とした循環社会を提言しています。この研究は、海水からマグネシウム化合物を取りだし、太陽光励起レーザーで金属マグネシウムに製錬。金属マグネシウムを、自動車用の金属燃料電池や発電所の燃料として利用するという壮大なものです。
2011年3月25日に行われた、岡田斗司夫氏のTwitter公開読書では、この『マグネシウム文明論』が課題図書として取り上げられました。燃料を太陽エネルギーでリサイクルできるなら、人類は歴史上初めて潤沢なエネルギーを手に入れることになるのではないか? そうなった時、どんな未来が待っているのか?
これに対する岡田斗司夫氏の提言は……。詳しくは、下記のTogetterまとめからどうぞ。
・Togetter – 「2011.03.25 「マグネシウム文明論 石油に代わる新エネルギー資源」 twitter公開読書まとめ」
マグネシウム循環社会については、下記サイトもご覧ください。
・The Magnesium Civilization
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3月 25th, 2011
現在のコンピュータ(のCPU)はトランジスタという半導体素子が集積されたものだ。トランジスタの集積度は年々上がっていくのだけど、あと10年もするとトランジスタは微細化の限界に達するのではないかと言われている。また、クラウド・コンピューティングが進んでいることで、データセンターが処理しないといけないデータ量も膨大になっていて、それにともなってエネルギー消費量も急増中。
そういうわけで、研究機関やメーカーは、トランジスタとは異なる原理の、高性能かつ低消費電力の新しい素子を開発するのに必死だ。中でも、NTT先端技術総合研究所の山口浩司博士が開発した素子はとりわけユニーク。なにせ、超微細な板バネを振動させて、演算を行うというのだ。
詳しくは、下記の記事で。
・超低消費電力を実現できるか? 「板バネ」ナノマシンコンピュータ | WIRED VISION
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3月 1st, 2011
○「カネ」「モノ」「個人」の時代は終わった!
非モテから不況まで、とにかく今の日本人は不安で不安でしょうがない。そんな日本人の不安や問題を一刀両断するのは、岡田斗司夫と小飼弾。
「理屈民族」な彼らは、タブーも慣習も空気もお構いなしに極論をぶちかまします。
「コンテンツはタダだ!」
「大学なんていらない!」
「働くことは、バカの免罪符だ!」
「非モテな悩みは、これで解決できる!」
2人の異能者による、知の限りを尽くした究極の「ロジカルエンターテインメント」をぜひご賞味ください。
○電子書籍版の追加コンテンツ
本電子書籍アプリは、2010年7月に株式会社アスペクトより刊行された『未来改造のススメ―脱「お金」時代の幸福論』をベースとした「バージョンアップ版」です。同書の全内容に加え、刊行後に行われた対談やツイッター上での公開読書、各章末のブックガイドを収録しています。
・iPhone/iPadアプリ版:450円
※iPhone/iPadアプリ版は、AppStoreから購入・ダウンロードしてそのままお読みいただけます。
・ドットブック版:450円
※ドットブック版は、パソコンとiPhone/iPadの両方でご覧いただけます。パソコンでの閲覧にはT-Time(無料)、iPhone/iPadでの閲覧には「Voyager Books」アプリ(無料)が必要です。
『未来改造のススメ』目次
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2月 25th, 2011
2010年12月に大きな話題を呼んだのが、オイルを作る藻「オーランチオキトリウム」。筑波大学大学院の渡邉信教授らの研究チームが、従来よりも10倍以上の効率でオイルを作る株を発見したというのだ。オーランチオキトリウムの作るオイルは炭化水素を主成分にしているので、そのまま軽油として利用できる可能性がある。
「光合成をしないのに藻類?」「エサが必要なら、コスト的に釣り合わないんじゃ?」等々、色々疑問が湧いてきたので、思い切って渡邉教授に疑問点をぶつけてみた。
インタビューでわかってきたのは、教授の目指しているのがたんなる補助的なバイオ燃料ではなく、世界のパワーバランスさえ変えてしまう新しいエネルギー循環ということだった。詳しくは下記の記事で。
・オーランチオキトリウムが、日本を産油国にする | WIRED VISION
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2月 21st, 2011
これまで、iPhoneで使うためのヘッドフォンをあれこれ物色してきた。私の場合、iPhoneはズボンの前ポケットに入れることが多い。だから、有線のヘッドフォンではダメ、Bluetoothのワイヤレスヘッドフォンということになる。
iPhoneで聞くのは、ニュースなどのポッドキャストが多いからあまり音質にはこだわらないが、その代わり、地下鉄などのうるさい環境でも聞けないと困る。かさばる密閉型のヘッドフォンは持ち歩きたくないから、インナーイヤー型になるわけだけど、遮音性が高いものは周りの様子がまったく聞こえなくなるからあまり使いたくない。となると、騒音に対して逆位相の波形をぶつけるというアクティブノイズキャンセリング機能付きの製品がほしい。
だが、この2つの要求を満たす製品って、実はまったくといっていいほどないのだ。
しょうがないから、有線のノイズキャンセリングヘッドフォン「ATH-ANC3」と、Bluetoothアダプタ「MW600」を組み合わせてしばらく使ってはいたのだけど、使い勝手がよろしくない。ATH-ANC3のノイズキャンセリング性能はインナーイヤー型としては悪くないし、MW600もボリューム調整の使い勝手はどうかしているが、それ以外はまずまず(それにしても、MW600のタッチ式ボリューム調整の使いづらさは異常)。しかし、当たり前だけど、2つを組み合わせると取り回しがとにかく面倒くさいのだ! これなら、小型のプレイヤーを別に買った方がマシなくらい。
と不満たらたらなところに、アクティブノイズキャンセリング機能付きBluetoothステレオワイヤレスヘッドフォンという、呪文のように長いキャッチの付いた製品「ATH-BT04NC」がオーディオテクニカから発売されたので即購入!
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2月 5th, 2011
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