7月 7th, 2003
バックアップは必ずしなければならないものだが、つい忘れるものでもある。そういえば、ライターさんのハードディスクは、壊れる確率がなぜか一般人の数百倍くらい高い気もするがそれはきっと気のせいだろう(笑)。
現在、私はバックアップ装置として外付けハードディスクを使っている。DriveImage2002でシステム関連パーティションのイメージを作り、ドキュメント用パーティションはDataKeeperというDriveImage2002のおまけソフトで差分バックアップしている。しかし、DataKeeperでのバックアップはともかく、システムドライブの丸ごとバックアップはそれほど頻繁に行っていないのが現状だ。いったんDOSを立ち上げ(DOSの起動自体は自動でできるのだけど)、イメージファイルを作ってまたWindowsに戻ってくるのはなかなかタルイ。
と思っていたら、DriveImageを販売しているネットジャパンから、「V2i Protector 2.0」にバージョンアップしないか、というDMが。ちょこっと機能アップしたとかいって、バージョンアップ料金をせしめるつもりだな、と思ったのだが、カタログを読んでみるとなかなかすごい。Windowsを動作させたまま、システムドライブのホットイメージングバックアップができるのだ!しかも、バックアップ先はネットワークドライブでも可だし、イメージングファイルから個別のファイルも読み出せる。これはすごいかも。定価は15,800円だが、DriveImageからなら5,900円とそれほど高くなかったので申し込んでみた。
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7月 6th, 2003
CGソフトを使って、ガンダムに登場するモビルスーツを組み立てる『デジタルガンダム』シリーズ。この第2弾『デジタルガンダム MS-06 ‘ZAKUII’ 上級モデリング編』(1,900円)が7月18日にアスペクトより発売されます。
あとは××ページ分(けっこう多いけど)、校正を戻せば作業は完了。 ←って、まだ終わってないのか!今日はいったい何日でしたっけ……。
宣伝ではありますが、自分で作っていてかなりお買い得なムックだと思います。CD-ROMに必要なパーツがすべて収録されているので、指示通り組み立てていけば誰でも必ずザクを完成させられるんです。あとは、迷彩仕様にしたり、ジオラマ作ったり、好きなように遊べばOK。ザクの大群とか、サイド7に侵入したザクといったジオラマ作例の解説もあります。前作『RX-78-2編』があれば、「シャアザク対ガンダム」の対決シーンも作れますよ。
遊ぶにはShadeという3DCGソフトが必要ですが、体験版も収録されており、解説記事の大半を試せます。ちょっといじってみて気に入ったらShadeの製品版で自分だけの「ザク」を完成させてください、ってことで。
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7月 2nd, 2003
(前回からの続き)
試しに、ランダムハウス英語辞典(Amazon)に収録されている単語から、綴りの長いものを探してみることにした。
Jaammingの[環境設定]→[全体]→[最大表示数]を「50000」くらいにする。前方一致検索で「a」と入力すれば、「a」で始まる単語がすべてリストアップされる(言い忘れたが、JammingではEPWINGなどの辞書と同じようにランダムハウス英語辞典も扱える)。[Ctrl]+[B]を押して、リストの単語をクリップボードにコピーし、テキストエディタなどに貼り付ける。これを「a」から「z」まで繰り返せば、ランダムハウス英和辞典に含まれる見出しがすべてコピーできる。アクセント記号付きのアルファベットは外字で表示されているので、テキストエディタに貼り付けると化けてしまうが、まあとりあえずここでは無視しておく(検索結果をインデックスで表示すれば文字化けは起こらないが、その場合慣用句のスペースも詰めて表示されるので、どこまでが1単語かわからなくなる)。できたテキストデータから、音節の区切り(0xa5)と「ランダムハウス英語辞典」という文字列は削除しておいた。
この見出しリストを、次のようなRubyスクリプトに通す。これは、単語を文字数の多い順に並べるための超適当なスクリプトだ(スペース・カンマで区切られた項目は、最初のスペース・カンマの直前までを1つの単語としている)。
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7月 1st, 2003
『デジタルガンダム RX-78編』(Amazon)では、「ガンダムイボルブ」の増尾隆幸監督のインタビューを掲載している。
ガンダムイボルブは、かなりコアなファンでないと知らないかもしれない。CGを最大限に活用した、ショートムービー(約5?6分)のシリーズだ。プラモデルの特典などとして配布されており、一般には流通していないのでなかなか見る機会がないという、幻の作品群である(実は私も5作目以外は見たことがない)。
『デジタルガンダム』のインタビュー時は、5作目(EVOLVE5:逆襲のシャア編)が完成した直後で、監督の解説を聞きながら、鑑賞させていただいた。富野由悠季氏が書き下ろした『逆襲のシャア』オリジナルストーリー(映画のストーリーにぴったり収まるわけではない)で、モビルスーツの戦闘シーンはすべて3DCGで描かれている。これがかなりインパクトのある映像だった。いわゆるCG、CGしたものではなく、セルアニメの雰囲気を持った映像に仕上がっているのだ。トゥーンシェーダーで3DCGをセルアニメ調にすることは、現在TVのアニメでも広く行われているが、それをもう一歩進めたといおうか。職人が恐ろしく細部まで緻密に描き込んだようなアニメーションが、気味が悪いくらいにスムーズに動くのだ。
この5作目のほか、1作目から4作目も合わせて収録した『ガンダムイボルブPLUS』DVDの予約がローソンで始まった(ローソンでの販売のみ。9月26日以降受取)。インタビューしたのが2002年の11月だから、発売までえらく時間がかかったものだ。いろいろ大人の事情という奴があったのか。とりあえず、近くのローソンで予約してみた。




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6月 30th, 2003
(前回からの続き)
小学館のランダムハウス英語辞典(Amazon)が届いたので、ちょっといじってみた。さすが、34万5000語は伊達じゃない。慣用句がとにかく豊富だし、英米の文献に登場する固有名詞もきっちり網羅している。一般的な英和辞書では、”memento”を「記念の品」くらいにしか説明していないが、ランダムハウス英和辞典では「記憶、記念唱:ミサ典文中の2つの祈りの一方;生ける者と死せる者のためにそれぞれささげる祈りで、Memento (remember)で始まる。」という意味も記載されている。また、日本語からも項目を引けるため、和英辞典としてもかなり使えそうだ。
英和辞典に突然興味を持ったのは、サイゾー7月号「町山智浩のUSAカニバケツ」で紹介されていた全米スペル大会のことを知ったから。その大会では、”onychophagia”(咬爪(こうそう)癖)なんて単語が出題されて、それの綴りを正確に答えるのだそうな。そういえば、世界で一番長い英単語は、”pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis”(珪性(けいせい)肺塵(はいじん)症)だと聞いたことがある。ほかにもこういう変な単語があるかと思い、英和辞典で遊びたくなったのだ。(続く)
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6月 29th, 2003
現在、PDAは非常に苦しい立場にいる(ガートナー ジャパン「PDAの満足度と購入動機に関する利用意識調査結果を発表」、ZDNN「PDA市場、新モデル急増も衰退の兆し?」)。携帯電話の高機能が進んでいるから、これと差別化するのも難しい。PDAのメリットを人に理解してもらうのは確かに大変だ。
私の場合、PIMの利用頻度が一番高いが、それ以外にもいろいろなソフトを使う。Excelで作った台割(書籍のページ割や制作進行状況などを書いた図)は、TinySheetで同期してPalmで持ち運ぶ。このおかげで、出先で印刷所やデザイナーからの問い合わせにもすぐに対応できたことが何度かあった。Bonsai Outlinerなら、ちょっと思い付いたアイデアもすぐ企画書に反映できる。曜日によって起きる時間が違うのだが、BigClockのおかげで、毎日目覚まし時計をセットする必要もない(笑)。しかし、同居人にメリットを説いても納得してもらえたことはないのだけど。これが多くの人の反応ではないだろうか。
PCや携帯電話とPDAを明確に差別化する道はいくつかあるだろうが、情報ビューアとPCサブデバイスとしての機能を徹底することが1つではないかと私は思う(ソニーのようなメーカーが率先してサービスを行うことが前提になるが)。
まず、情報ビューアとして。今でもXiino用にニュースコンテンツが販売されているが、それをもっと進めるわけだ。例えば、特定のジャンルのコンテンツを月額料金で好きなだけ利用できるようにする。キーワードを指定しておけば、それに関連したニュースを毎日自動的に集め、見やすいように整形(ニュース版コクーンだ)。関連した電子ブックの解説書や、audible.comのような音声コンテンツもある程度自由に利用できるようにする。そして、出がけにPCとPDAを同期して、通勤・通学の途中にでも視聴。携帯電話でこれだけのコンテンツをやり取りすれば、パケット代が大変なことになりそうだが、PCで落として同期すればそういうコストは不要だ。携帯よりも広い画面、使いやすいユーザーインターフェイスによって、英単語書き取りのような学習コンテンツも可能だろう。
もう1つの、PCサブデバイスとして。元々PDAはPC内のデータを手軽に持ち運べるように開発されてきたという側面がある。これを推し進めて、外からでも自宅やPCのデータにアクセスできるようにする。「KEY2SYNC on Air」サービスではインターネット経由でPIMデータの同期を可能にしているが、知子の情報HomeServerのように、PCに直接アクセスできればもっと活用範囲が広まる。あるいは、メーカーがPCと同期するストレージサービスを提供してもよいかもしれない。
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6月 28th, 2003
フォトレタッチソフトは、PhotoshopとPaint Shop Pro(Amazon)の2本を使っている。とはいっても、実際によく使うのはPaint Shop Proの方で、Photoshopはイラストレーターやデザイナーからのデータを確認するための、ビューア状態。
Photoshopがすごいのはわかるのだけど、もともと絵を描く人間ではないし、使いこなすために知っておかなくてはいけないことがあまりにも多くて……。目的の効果を得るために、どの機能とどの機能を組み合わせればいいのか、さっぱり見当が付かない(それでも7あたりはずいぶんわかりやすくなっているみたいだけど)。Photoshop活用本を見てもノウハウが全然身に付かない。大したことをしない人間にとっては、わかりにくいソフトだと未だに思う。
Paint Shop Proはそういう私にとって、ありがたいソフトだ。起動が速いし、ユーザーインターフェイスがシンプルで迷わない。8のバージョンアップも即座に申し込んだ。
昨日、8が届いたので使ってみたが、かなりいい感じ。背景ブラシで背景だけを消せたり、マウスカーソル近くの拡大ウィンドウがあったり、スクリプトでの自動処理ができたり。そういや、ズームの倍率も以前より細かく指定できるようになった。
ただ、起動速度が前バージョンよりずっと遅くなったのは残念だ(それでもPhotoshopほどではないけど)。あと、これは以前のバージョンからだけど、文字を入力するわけでもないところでは、IMEを制御してオフにしてほしいものだ(ショートカットキーを呼び出すとIMEの方の機能が呼び出されてしまう)。
あ、そうそう世話になっている編集部から『Paint Shop Pro 8ビュンビュンテクニック』(Amazon)という解説ムックが出たようなので、いちおう宣伝。
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6月 27th, 2003
(前回から)
注文していた電子辞書(小学館のランダムハウス英語辞典)が届かなかったので、類語辞典について。
類語辞典は、言葉を意味的に分類し、近い意味にあるもの同士をまとめたものだ。角川類語新辞典では、「天文」「表情」「要求」といった100の項目に言葉を分類している。ちょっと言い回しを変えたい時とか、キャッチコピーなんかを付ける時にとても重宝している。私は以前、紙の類語国語辞典(角川類語新辞典のコンパクト版(かな?))を使っていた。意味分類で言葉が並べられているから、他の言葉との差異がわかりやすく、自分の言葉の世界を広げていける。また、同じ言葉が複数の項目に分類される場合もあるが(例えば「波」は物理的な波動のほか、情勢を表す時にも使われる)、類語国語辞典では個々の説明文中にも飛び先がきちんと付けられているから使いやすい。
ただし、どの類語辞典にも共通する欠点だと思うが、言葉を引く時、どうしても二度手間になる。一般的な国語辞典なら読みで引けば一発で言葉の意味がわかるが、類語辞典は読みを索引で調べ、説明のあるページに飛ぶという手順を踏む必要がある(分類項目表から言葉を調べる方法もあるが、こちらはあまり使われないだろう)。
ところが、電子類語辞典なら読みを入力すれば一発で説明文に飛べる!普通の国語辞典と同じ感覚で使えるのだ。角川類語新辞典の電子版は発売がかなり古く、今では取り扱っているところは少ないが、使ってみる価値はあると思う(3万円もしたが……)。もっとも、初期に出た電子辞典だけあって、こなれていないところもある。例えば、説明文の中に別の項目への飛び先があっても、これをクリックして飛ぶことができなかったりするのが、残念なところではある(検索ソフトの機能でカバーはできるけど)。
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6月 26th, 2003
(前回から)
私が持っている銀河ヒッチハイク・ガイド関連本は、日本語訳の小説3冊と、ペーパーバックの原書、ハードカバー、それに“The Illustrated Hitch Hiker’s Guide to the Galaxy”という大判の書籍だ。
ハードカバーは5作品が収められており、”The Trilogy in five parts”(5つのパートからなる3部作)というふざけたキャッチコピーが付いている。
“The Illustrated ?”は、第1作目をビジュアライズしたもの(イラストではなく、写真!)。アーサーやフォードはまあだいたいイメージ通り。ザフォド、トリリアン、それに鬱病のロボット、マーヴィンって向こうではこういうイメージなのか!とけっこう新鮮に感じるのではないかと思う。トリリアンはちときつめだが、なかなかきれい(ミニスカ)、ザフォドはヒスパニック系の陽気な兄ちゃんという感じ(もちろん頭は2つ)。マーヴィンはかなり未来っぽいデザインでポンコツぽくはない。2作目以降の”The Illustrated ?”は出ていないようだ。
銀河ヒッチハイク・ガイドについて調べていたら、audible.comで5作目まで出ていることがわかった。audible.comは、音声コンテンツを販売しているWebサイト(今のところ英語版コンテンツのみ)。米国では車での移動時間が長いからか、かなり人気があるらしい。残念ながら私のリスニング能力では厳しいと思うが、iPodでも買ったらチャレンジしてみようか(audible.comとiPodで英語の練習というのは楽しそうな気が。いかん、物欲が盛り上がりそうだ……)。そういえば、米AppleのiTunesページにaudible.comの紹介コーナーがあるのだけど、ここで例として、銀河ヒッチハイク・ガイド4作目の”So Long, And Thanks For All The Fish”が取り上げられていた。やっぱりファンは多いのだなあ。(続く)
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6月 25th, 2003
編集という仕事柄か、辞書が好きだ。最近は紙の辞書はまったく使わず、電子辞書だけ。これなら場所を取らないし、コピーアンドペーストで引用も簡単、Webの辞書を調べるのも楽だ。
検索ツールとしては、JammingのWindows版とMac OS X版の両方を使っている。で、Jammingで利用している辞書は、以下の通り。
・スーパー統合辞書1998(広辞苑第五版、研究社 新英和・和英中辞典、漢字源、現代用語の基礎知識1998年版、必携用字用語辞典)
・類義語使い分け辞典
・角川類語新辞典
・The Jargon File
・不明解略語辞典
・CG用語辞典
・世界大百科事典
・新明解国語辞典第五版
・英辞郎
世界大百科事典と新明解国語辞典第五版、英辞郎以外はEPWING形式だ。英辞郎は、@niftyからダウンロード(@nifty会員なら無料でダウンロードできる)したものをJamming付属のユーティリティでコンバートして使用している。
こんなに辞書を入れてどうするかといえば、それはもちろん……えーと……趣味。辞書の執筆者達がきちんと整理した情報の空間をただよう快感というのか。これは、情報のごった煮のWebとはまた違った楽しみがある。検索ソフトを使えば、複数の辞書を串刺し検索することも簡単にできるから、大量の辞書だってタンスの肥やしにはならないのだ。
辞書は無味乾燥な情報が詰まっているかといえば、さにあらず。新明解国語辞典は、一言多くて読み物としてもけっこう楽しめたりする。
私自身としては、角川類語新辞典が気に入っているし、よく使う。さらに最近、ある記事を読んだために、また新しい辞典を注文してしまった。(続く)
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