9月 25th, 2003
ZDNNの「役割を終えるBIOS――-最後の“レガシー”コンポーネント」では、「Intel Platform Innovation Framework for EFI」について説明している。EFIは、PCのファームウェアとOSのインターフェイス規格。次期WindowsのLonghornではEFIをサポートし、ネットワーク経由でのリモートメンテナンスなんかもできるようになるらしい。
Longhornが登場するまでEFIなんて関係ないのかと思いきや、Intel Platform Innovation Framework for EFIベースのファームウェアだと、デベロッパーはユーザーインターフェイス部分を自由に拡張できるそうだ。以前、MP3再生やOutlookデータ閲覧機能を備えたBIOSについて述べたが、OSなしでこうした多彩な機能を備えたPCがどんどん登場することになるかもしれない。しかし、「BIOS」が高機能になって音楽再生やメール閲覧までできたりしたら、ほとんどWindowsを立ち上げる必要がなくなってしまったりして。
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9月 24th, 2003
遅れていたPalm用の日本語版Adobe Readerがついに登場した。PDFを見られるPalm用アプリケーションとしては、CLIEに付属する「PicselViewer」や「RepliGo」(詳しいレビューはこちら)もあるわけだが、これらはいずれもコンセプトが大きく違っている。
PicselViewerはPDFファイルをそのまま閲覧できる。ただし、メモリを多く消費するからちょっと大きめのPDFだと開けないことが多い。RepliGoは独自形式に変換する手間がかかるが、その分メモリ消費量が少ない。
Palm用のAdobe Readerは、RepliGoと同じくPDFをPalm用に変換して閲覧する。「タグ付き」のPDFであればPalm上で割とまともにテキストが読める(Acrobatがあれば、タグ付きでないPDFにタグを付けることもできる)。テキストをドラッグして選択し、別のアプリケーションへコピーすることも可能だ。テキストの多いPDFを読むのであれば、Adobe Readerが便利かもしれない。
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9月 23rd, 2003
DTP業界ではPDFの利用が急速に拡大しています。校正はもちろん最終的な印刷用データもPDFになっていくのはまず間違いないところでしょう。ところが、ちゃんとした問題のないPDFの作り方というのは、これがなかなか難しい。
というわけで、『Acrobat 6.0+PDF パワー・クリエイターズ・ガイド』(Amazon)です。フォントの埋め込みやらカラーマネージメント、そして最近話題のPDF/X等々、DTPで重要なポイントをきっちり押さえており、DTP関係の方々にはぜひご覧いただきたいところ。発売は9月26日(金)です。
私も、編集協力として制作に参加しています。個人的には、カラーマネージメントとPDF/Xの説明が勉強になりましたね。かなり実践的な本に仕上がっていると思います。

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9月 19th, 2003
なぜか現在グアムにいる。せめて数日くらいはインターネットやらITやらとはまったく無縁の生活を送ろうと思い、PCやPDAはまったく持ってこなかった。
・・・が、ついついインターネットカフェを探してしまった。見つけたのは、Tumonという地区にあるカフェクレアという店。ウェスティンホテルの隣だ。何か注文すれば、20分間無料でPCが使える。OSはWINDOWS98 SECOND EDITION。USBが使えなかったので、デジカメの写真を転送できなかったのがちょっと残念。
グアムまで来てITから離れられない業の深い人は参考にして欲しい。
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9月 15th, 2003
青森の友人の結婚式に参列してきた。披露宴は八甲田ホテルなどというお洒落なところで飯もうまかったが、スピーチを頼まれていたため、それが気になってあまり飲めなかった……。
それはさておき、こういうパーティで非常に重宝するのが、「LiFE with PhotoCinema」だ。これは、一種の映像制作ソフトなのだが、動画は扱わず、静止画だけで「動き」を表現するというもの。写真がスクロールしたり、拡大・縮小されたり、色が変えられたり、そういったいろいろな効果の付いたスライドショーが作れる。これだけ聞くと、何だスライドショーかという感じだが、LiFE with PhotoCinemaのページを見てみると、けっこう驚くと思う。適当に撮った写真が、何だか「それっぽい」映像作品になるのだ。ミュージッククリップ風や、セピアのアルバム風、ノリのいいCM風等々、「スタイル」がいろいろ用意されているので、ユーザーはBGMを指定するくらいでいい。あとは、すべてLiFE with PhotoCinemaがやってくれる。できた作品は、単体で動作するアプリケーションか、スクリーンセーバーにできる。
ただし、結婚式・披露宴を自動でPhotoCinema化すると、締めの1枚が、「赤ら顔のおじさんのアップ」などとなってしまうことも多々ある。それはそれで妙に味があったりするが。まあ、手動で修正するのが面倒でも、自動で何度か作り直せばまずまず満足の行くものはできる。QuickTimeムービーの出力もほしいところだ(これはアップデートの予定に入っているらしい)。
値段がちょっと高めなので二の足を踏むかもしれないが、イベントでは確実に受けるソフトだろう。ノートパソコンを持っている人なら、イベント会場で作品を作って人に見せても面白いと思う。
(2004/03/29追記)
そのものずばり、LiFE with PhotoCinemaの結婚式用プラグイン「PHOTO STYLE WEDDING」が発売された。
(追記)
新バージョンのLiFE with PhotoCinema 2では、DVDなどへのムービー書き出しやジャケット印刷が可能になった。写真の読み込みサイズも640×480ピクセルから1024×768ピクセルまで選べるようになったので、大画面テレビで見てもきれいだ。DVD書き出しができるのは本当にすばらしい。ただし、今回のバージョンからMac版とWindows版は別製品になっている。私は、iPhotoやiDVDと連携させたかったのでMac版を選択した。これらのソフトの連携作業はなかなか快適である。
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9月 11th, 2003
学習リモコンが好きだ。TVにDVD、CATVチューナーにハードディスクビデオレコーダーと、リモコンは増えるばかりだが、学習リモコンを使えばたった1つですべての機器を自在に操れるようになる。というより、1つのリモコンであらゆる機器を操作する快感を得たいがために、学習リモコンを使うといおうか。
しかし、なかなか完璧な学習リモコンには出会えないものなのだ。
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9月 10th, 2003
以前、銀河ヒッチハイク・ガイドについて語った時、PDF版はテキストのコピーが不可になっていると書いた。テキストをコピーできないんじゃ電子辞書を引けないと思っていたのだが、いい手があることに気付いた。
それは、情報収集ソフト「Babylon-Pro」を使うというもの。Babylon-Proは、マウスクリックだけで(ドラッグで選択する必要もない)単語や熟語を翻訳できるソフトだ。以前は翻訳ソフトと銘打っていたが、データベースから情報を引っ張ってくる用途なら何にでも使えることから、情報収集ソフトというようになったらしい。
Babylon-Proのユニークな点は、単語を認識するのにOCR技術を使っていること。つまり、テキストデータではなく、画像データに書かれた単語でも読み取れる。テキストのコピーを許可していないPDFであっても、Babylon-Proなら翻訳できるわけだ。読み取るソースは、別にPDFでなくても画像なら何でもいい。Quicktionaryといい、イスラエルの技術ってすごい……(やはり軍事技術と関係があるのだろうか)。
原書をスキャナで読み込み、OCRソフトでテキスト化すれば電子辞書が使えて便利だろうなと思ったことがあるが、テキストデータ化の面倒くささに挫折(で、QuicktionaryIIの世話になる)。ところが、Babylon-Proなら、スキャンして画像データにするところまででいい(それでも面倒くさいのは間違いないけど)。
今度、洋書を読む時はこの方法を試してみるか(→試してみたが、認識率が実用的ではなかった……)。
(2004年6月10日追記)
文書内容のコピーを不許可にしたPDFを作り、Babylon-Proで単語を引こうとしたところ、「この文書は Acrobat Reader により保護されており、Babylonの読み取りができないようになっています。」
というメッセージが……。がっかり。
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9月 10th, 2003
何やら最近、パソコンのBIOS(Basic Input Output System)が熱いらしい。BIOSというのは、ハードウェアの基本的なコントロールを行うプログラムで、パソコンのマザーボードなんかに組み込まれている。
だいぶ昔は、CPUのクロックやらメモリ周りの設定やらをいじるため、BIOSの設定画面をよく見たもの。しかし、今ではせいぜいシステム復旧時など、起動ドライブの順番を変える時くらいしか呼び出さない裏方さん……と思っていたら大間違いだった。
シャープのノートパソコン「PC-SV1-7DB」なんかだと、Windowsを立ち上げなくてもTVやDVD、CDが視聴できる。
また、PC-SV1-7DBに搭載されているものかどうかはわからないが、VIAは「etBIOS」によって、CD/MP3プレーヤー・VCD/DVDプレーヤー・TVチューナーを実現しているそうだ。わずか256KB(MBではない)のサイズ、そして追加ハードウェアなしで。
さらに、今度はPhoenix TechnologiesがOSを起動せずにOutlookのデータを参照できるソフトウェア「FirstWare Assistant」を発表したとのこと。このソフトウェアは、「cME BIOS」の上で動作するらしい。Outlook使いの私としては、かなりぐっと来るものがある。
BIOSメーカーの技術者さん達は、人知れず地道にすごいことをやってきているのだなあ。なんだか感動的だ。
それに、家電的な使いやすさが求められるにつれBIOSの重要性が高まってきているというのは、マイクロソフトのMedia Centerなどとはまったく正反対のアプローチであり、その意味でも興味深い。
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9月 8th, 2003
PS2版『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』(Amazon)の評判がよいようなので買ってみた。PS2のゲームを買うのは、久しぶりだ。
キャラクターゲームなので、それほど期待していなかったのだが……。
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9月 6th, 2003
知り合いのWindows XPが起動しなくなった。まずは、回復コンソールや修復セットアップを試してみるよう勧める。以前からハードディスクが不調だということをいっていたから、もしかしたらそれかもしれない。念のため、ハードディスクからデータを救い出すリカバリーサービスをいくつか調べてみたが……。
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