J-COMのデジタル放送、フルサービス開始

4月 13th, 2004
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以前書いたように、私はCATV(J-COM)経由で地上デジタル、BSデジタル、CSデジタルの放送を視聴している。実はこれは前倒しで限定的に開始されていたもので、本格的なサービスは4月からだった。このフルサービス開始にともない、新しいセットトップボックス(STB)がやってきた(地上デジタルサービス既加入者は無料で交換)。

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iVDRとRec-POT Mの気になる関係

4月 13th, 2004
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以前紹介したリムーバブルハードディスクiVDR規格対応製品がようやくアイ・オー・データ機器より登場するとのこと(MYCOM PC WEB)。次世代DVDの先行きがまだ不透明なことを考えると、リムーバブルハードディスクは現時点ではかなり魅力的かも。そういや、IomegaのRRDはけっきょくどうなったんだろう……。
さて、上記記事には、iVDRはAVとPCのデータを相互交換する大容量メディアとして期待されており、同社ではHDDレコーダーのRec-POTのような製品での対応を検討しているそうだと書かれている。Rec-Pot MでiDVRにHD映像の番組を撮りためておき、記録型の次世代DVDが登場した時にムーブして書き出すことができるわけか。Rec-Pot MのiVDR対応状況によっては買ってしまうかなあ。だんだんとRec-Pot Mが欲しくなってきた。

(追記)
ASCII24に搭載予定製品などが詳しく紹介されている。
シャープのハイビジョン対応ビデオレコーダーにも搭載されるようだし、Blu-rayやHD DVDの進捗状況が遅れると、意外にiVDRが普及するかも?
それにしても、ソニー・松下(Blu-ray陣営)、東芝・NEC(HD DVD陣営)はiVDRコンソーシアムに参加していない。Blu-ray陣営でも日立やシャープは参加してるけど。

ヴェネツィアのインターネットポイント

4月 9th, 2004
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観光しているのか、インターネットポイントを探しているのだか訳が分からなくなっているが(ちゃんと観光もしてます)、ヴェネツィアについて。
ほかのところほどインターネットポイントは目に付かなかったが、2つほど発見。サンマルコ広場のすぐ北、サンジュリアーノ教会(Chiesa S.Giuliano)とサンタマリアフォルモーザ教会(Chiesa S.Marria Formosa)を結ぶ通り(C.d.Bande)に1つ。もう1つは高級ホテルDanieliのすぐ西にある狭い道を北に進み、ぶつかったところを左、少し北に行ったところにある。ここはWindows Meだが、Global IMEがインストールされているので日本語の読み書きも問題ない。

トレビの泉のネットカフェ

4月 4th, 2004
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ローマのトレビの泉近くにもネットカフェがある(こちらはコインランドリーではない)。
MONDADORI TREVIという本屋の1階にあって、利用料金は1時間2ユーロ。ただし、利用にはパスポートか国際自動車免許証が必要になる。私はパスポートのコピーは持ち歩いていたのだが、本物でないとだめだといわれ、使えなかった。

ローマのインターネットコインランドリー

4月 4th, 2004
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個人的な旅行でイタリアに来ているのだけど、またしても仕事を引きずってしまい、インターネットカフェからネットにアクセスする羽目に・・・(相方の怒りを買いつつ)。
利用しているのは、ローマのTermini駅近く、Splashnetという店だ。住所は、Via Varese, 33。
Windows2000がインストールされているおかげで、日本語もそのまま読み書きできて本当に助かった!

(補足)
正確にいえば上記のインターネットポイントはカフェではなく、インターネットコインランドリーだったりする。洗濯が終わるのを待っている間にネットアクセスできるというわけ。利用料金は30分1ユーロ、1時間1.5ユーロ。

中国発の次世代DVD規格「EVD」

4月 1st, 2004
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次世代DVDというと、ソニーなどの「Blu-ray Disc」や東芝・NECの「HD DVD」が思い浮かぶと思うが、中国も独自の次世代DVD規格を開発している。それが「EVD」(Enhanced Versatile Disk」だ!といいつつ、私も今日はじめて知った。
中国情報局ではEVDに関する詳しい記事が掲載されているが、かなり状況は苦しいようだ。EVDの対抗馬としてHVDという規格もあるらしい。
なんだかんだいっても世界的な人気映画コンテンツの多くはハリウッドが握っているわけで、この支持が得られないとソフトの供給は難しいだろう。香港・中国の映画ファンにはかなり魅力的なラインナップが揃いそうだけど。
それにしても、中国の映像コンテンツといえば海賊版のイメージが強かったが、EVDのような独自の知的財産権で勝負するようになってきたとは、時代も大きく変わってきたものだ(そういや、Super VideoCD(SVCD、Chaoji VCD)というのもあったな)。次世代DVDでは出遅れたかもしれないが、中国人のマーケット規模から考えると、今後中国発の規格が国際規格になる可能性もかなり高いだろう。

iPodで英語をお勉強

3月 31st, 2004
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英語学習やMacやblogなどiPodを使った英語学習の方法が紹介されている。そうか、英語のテキストデータをiPodに入れておけば、音声を聞きながら文章も確認できる!簡単なことだが、気付かなかった。
さらに、Nitram+Nunca Alternativeでは、AAC形式を利用して「以前に再生停止した場所を記録しておく」方法が解説されている。これはいい!
ちなみに、テキストやWebページのデータをiPodに転送するツールとして、TransNotes for iPodがある。このツールは、Nitram+Nuncaさんが作られたものだ(『Mac OS Xビュンビュンテクニック iLife’04編』でも紹介させていただいた)。
以前運動しながらiPodで英語を勉強しようという野望を描いていたが、やっぱり運動しながらだとバテてさっぱり頭に入らなかった。しかし、テキストもいっしょに持ち運べたり、停止位置記憶ができるのは面白い。電車での移動中などにもう一度挑戦してみるか。それにしても、私もつくづくモノから入る人間ではある。

Windowsの独自拡張文字とUnicode

3月 31st, 2004
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最近、一部の仕事では、テキストの文字コードをUnicodeにしていこうかと考えている。DTP作業と密接に連携する必要のある仕事では、Unicodeをベースにすれば、扱える文字種が増え、なおかつ特殊な記号を別途DTPオペレーターに指示する必要がない。例えば、改行マークを入れたい場合、今までの(シフトJISベースの)ワークフローではテキストデータ中にオペレーターがわかるように指示を入れたり、打ち出した紙に指示を書き込んでおくといった手間がかかった。Unicodeが扱える環境なら、「?」(U+21B5)をそのままテキストデータに書き込んでおけばいい(カギ括弧内は改行マーク。フォント環境によっては画面上で見えないかも)。マークの書体に凝りたいといった場合にはやはり別途指示する必要はあるだろうが。
DTPソフトではInDesignのUnicode対応が進んでおり、Mac/Winが混在したワークフローでも何とかなりそうな気がする。
現在試行錯誤中なのだが、1つ気になったのは既存のテキストデータを利用する場合だ。シフトJIS形式で書かれたテキストデータをUnicode(のUTF-8形式)に変換する場合、OSやアプリケーションによって変換結果が異なることがあるようだ。例えば、丸数字(「?」など)。WindowsではJISコード(JIS X 0208)を独自に拡張して丸数字等を割り当てている。こうした文字を使ったシフトJISのテキストを、Windowsのメモ帳でUTF-8形式で保存すると、該当するUnicodeのコードに変換される。しかし、Mac OS Xのテキストエディットで元のシフトJISテキストを読み込み(Mac用フォントの該当コードは丸数字でないため表示されない)、UTF-8形式で保存してもWindowsのメモ帳とは同じ結果にならないのだ(文字化けしてしまう)。Mac OS X(というよりWindows以外のOS)では、Windows独自拡張文字に対応していないから、ある意味当然といえば当然なのかもしれないが……。機種依存文字を使った文書をUnicodeに変換する際には、注意する必要がありそうだ。

(補足)
このbinWord/blogは、UTF-8形式になっている。上記の文章中、改行マークや丸数字を使っているが、これはUnicodeで定義されているもの。WindowsXP等のMSゴシック・MS明朝、Mac OS Xのヒラギノフォントであれば問題なく閲覧できるはず。

(追記)
変換の相違についてまとめたページを発見。
シフトJISからUnicodeへの変換テーブルの相違

ソニーのLIBRIeで電子書籍はブレークするか?

3月 26th, 2004
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鳴かず飛ばずだった電子書籍だが、LIBRIé(リブリエ)(型番:EBR-1000EP)で今度こそ盛り上がるかも、という気がしてきた。電子書籍がブレークしなかった理由の1つに、普通の人が使ってみたいと思う読書端末がなかったということがあるだろう(少なくとも私は、でかくて検索もできないΣBookにまったく食指が動かない)。
LIBRIéのレビューについては、すでにeblogblogなどで詳しく紹介されており、動作速度を除けばなかなか魅力なようだ。
EBR-1000EP
ただ、LIBRIéで使われるBBeB Bookフォーマットの電子書籍は、今のところ60日間レンタルのものしかない。PC Watchの記事によれば、当初はレンタルのみだが、そういうニーズがあるのは理解している。ユーザーの意見を聞きながらよりいいサービスを考えていきたいということだそうだが。
私としては、販売用コンテンツだけでなく、ユーザーが所有しているテキストをLIBRIéで読めれば普及はかなり加速するのではないかと思う。もちろん、プレーンテキストやPDFをそのまま読めるという仕様では、出版社は賛同しないだろう。
しかし、方法はあると思う。例えば、テキスト→BBeBフォーマットのコンバータを有料で販売し、このコンバータは特定のPC上でしか動作しないようにする。そして、このコンバータでBBeBに変換したコンテンツは特定の端末でしか利用できないようにすれば、違法コンテンツの拡大は防げるのではないか。ASCII24の記事によれば、凸版印刷(株)、(株)大日本印刷や電子書籍フォーマットのスタンダードであるドットブックを提供している(株)ボイジャーがコンバーターの開発にあたるなど、20社がBBeB規格に賛同しているという。ユーザーの立場に立った展開をしてもらいたいものだ。
電子書籍には、すでに青空文庫のような充実したコンテンツの蓄積がある。これらのコンテンツを自由にLIBRIéで読めるようにして、まず電子書籍というものに馴染んでもらうことが重要ではないだろうか。

レッシグ教授の新刊、全文をネットで公開

3月 26th, 2004
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クリエイティブ・コモンズ中心人物の1人であるレッシグ教授が新刊『Free Culture』を発表した。同書の驚くべき点は、一般書店での販売以外に、全文のPDFがネット上に「無料で」公開されるということ。「著作者表示・非営利」という条件を満たせば、誰でも自由に利用できる(転載などもOK)。翻訳も当然自由だから、日本語版も登場するかも?(←他力本願ですが……)

私も編集者・ライターとして、クリエイティブ・コモンズを利用したコンテンツ配布に興味がある。公開することで売上が伸びた書籍もあると教授は紹介していたが、それはすべての書籍に当てはまるわけではないだろう。ジャンルや知名度等々、さまざまな条件が関わってくるはずだ。
『Free Culture』の売れ行きによっては、一般の出版社がクリエイティブ・コモンズを利用するシーンも増えてくる可能性もある。コモンズがビジネスに与える影響についての研究も進みそうだ。

(2004/07/12追記)
日本語版『Free Culture』も翔泳社より発売される。