6月 20th, 2004
私は、有料メール転送サービスのPobox.comを長い間使っている。今までにプロバイダを何回も乗り換えたが、Pobox.comのおかげでメールアドレスを変える必要がなかった。複数のメールアドレスを作って、仕事用、一般公開用、メーリングリストの購読用などと使い分けている。
サービスはすべて英語だが、当然ながら日本語メールのやり取りも問題ない。カスタマーサポートの対応も驚くほど迅速なので、好感度高し。
大抵のプロバイダーでは、送信サーバー(SMTPサーバー)からメールを送信する際、ユーザーのメールアドレスをチェックする。プロバイダーが設定したメールアドレスからでないとメールが送れないが、Pobox.comは自身のSMTPサーバーを用意しているのでこちらを使えばいい。
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6月 20th, 2004
知り合いからのお誘いをいただいて、話題のGmailを試用中。Googleがベータテストを行っている、1GBの容量を持ったメールサービスだ。
すでにいろいろな記事で詳しい使い勝手が紹介されている。
・1GBの衝撃! Googleの無料Webメールサービス「Gmail」(MYCOM PC WEB)
・シリコンバレー101「第84回 Gmailに満足できなくなった理由」
・Windows XPスマートチューニング「第121回 自動デスクトップクリーンアップ機能の実行日数を調整する」
ちょっと使ってみた感想としては、Web上のサービスであるにもかかわらず、実に快適に動作するということ。ショートカットキーも用意されており、メールソフトに近い感覚で使える。また、自分のメールをGoogleの検索技術を使って探し出せるというのは大きな魅力だ(現時点では日本語での検索に未対応)。
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6月 15th, 2004
私はどちらかというと新しい物好きで、JR東日本のSuica(スイカ)も発売直後から使い始めた。今年3月20日からは電子マネー機能付きのSuicaも登場したので、その当日、使っているSuicaを電子マネー対応に交換してもらおうと地元の駅に行った。緑の窓口にその旨告げると、交換対応自販機でやってくれという。しかし、自販機にカードを入れても交換のメニューがない。その時は面倒くさくなったので、そのまま放っておいた。
最近は対応する店も増えてきたし、改めて電子マネー対応にしようと自販機に入れてみたが、やはり交換のメニューはない。駅員を呼んでみてもわからない。新宿駅でもやはりメニューが出ない。「新宿駅のこの交換機でチャージすれば、電子マネー対応カードに交換できます」なんてことがでかでかと書いてあるのに、だ。
新宿駅の駅員もすごく悩んでいたが、担当者を呼んで確認したところ、何かの記念など特殊なSuicaは電子マネー対応に交換できないのだそうだ(私のは記念品ではないけど)。交換するのであれば、現在の残金を使い切ってから、いったんSuicaを返却(デポジットの500円が戻ってくる)し、改めてSuicaを購入してくれという(そうでないと、余計な手数料がかかるとのこと)。
詳しいことはわからないが、Suicaにもいくつかのバージョンがあるらしく、初期型など一部のものはデータの転送に対応していないらしい。
それならそうと、自販機に注意書きをちゃんと書いておいてもらいたいものだ。こういうことがあまり話題になっていないところを見ると、電子マネーを使っている人はそれほど多くないのかも。
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6月 14th, 2004
知り合いに英語リスニングの勉強法を尋ねたところ、ニュースを聞いてスクリプトを読む方法(私も現在実践中)のほか、早回しで聞くのが効果的だったという返事。教材テープを2割増で再生してダビング、それが聞けるようになったらさらに2割増で再生してダビングということを繰り返す。速いスピードに慣れてから元の教材を聞くと、かなりリスニング力がアップしていると実感できるそうだ。
こういうことがパソコン上でできるものはないかと探してみると、 「Amazing Slow Downer」というソフトが見つかった(Windows用とMac用あり)。単に音声を早回しにするだけだとピッチ(音の高さ)が高くなってしまうが、Amazing Slow Downerでは、ピッチは元のまま早回しできるのだ。さらに、早回しにした状態で、MP3やAAC、AIFFとしても保存可能だから、iPodで外に持ち出せる。
うーん、でも、私はもうちょっとリスニングに慣れてから、早回し学習法を試すかな……。
ちなみに、このソフト、再生速度を遅くして楽器の練習に使う人が多いらしい。テープ起こしに使うのにもよさそうだ。AppleScriptで制御できれば、さらに便利なんだけどなあ。
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6月 10th, 2004
私の使っているキーボードは、PFUの「Happy Hacking Keyboard Lite2」(日本語配列・USB・白モデル)。サイズ、キーの打ちやすさ、配列(Controlキーの位置とか)など、非常に気に入っている。ファンクションキーやテンキーがないからパソコン初心者にはお勧めできないかもしれないが、机の上に資料を広げてキーボードを打つことが多いような人にはお勧めの製品だ。
近頃はよく使うキーの表面がすり減ってテカテカしてきた。湿気が多い時には指がキーに吸い付く感じがして気持ち悪いから、そろそろ買い換えようかなあと思っていたところ、グッと来るモデルが発表された。
それは、かな無刻印モデル。私はローマ字入力でしか使わないから、かなの表記が目障りでしょうがなかった。パソコン歴は相当長いが、未だにJISのかな配列は覚えていなかったりする。だが、JIS配列の記号配置に慣れているから、US配列だとストレスが溜まる。かな無刻印モデルは、日本語配列でありながら、かなの刻印がなく、まさに私の望み通り。自分だけかと思っていたが、けっこうリクエストは多かったのだろう。さっそく注文することにした。
あとは、「Happy Hacking Keyboard Professional」の無刻印モデルに、USBの日本語配列も追加してくれないかな。
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6月 9th, 2004
またしてもアップルにやられたと思った。AirMac Expressはありそうでなかったところを実にうまく突いている。いってしまえば、無線LANのベースステーションに音楽のデコード・出力機能が付いたものだが、これだけでこんなに訴求力の高い商品になるとは!
「iTunesの音楽を家のどこでも聞ける」というのは、パソコンに疎い人にとっても魅力的にアピールするだろう(Windows対応もしっかり謳っているし)。普通のメーカーなら「ビデオが見られる」等々、もっといろいろ機能を付け、ごちゃごちゃして高いものにしてしまいそうな気がする。
AirMac Expressが出てきたことで、アップルのデジタルハブ戦略は具体性が増してきた。ただし、AirMac Expressでは、音楽再生のコントロールにWindowsもしくはMacのパソコンが必要になる。
ということから考えると、アップルが次に打つ一手というのは、パソコンのリモートコントロールなのではないか。すでにBluetooth搭載携帯電話でMacをコントロールするソフト「Salling Clicker」は登場しているが、音楽再生用途に特化したデバイス、例えばBluetooth搭載iPodなんていうものを出してくるかもしれない(というか、出してほしい)。
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6月 3rd, 2004
Outlookのデータ(メールやアドレス帳)に外部アプリケーションからアクセスしようとすると、下のようなダイアログが表示される(関連記事)。

「はい」をクリックだけではダメで、いちいちチェックボックスにチェックを入れ、リストからアクセスを許可する時間を選択しなければならない。このダイアログを表示させないようにするオプションは存在しないという、「ふざけんなよ」的特別仕様になっている。私の場合は、サーチクロスや各種シンクソフトを使う場合に表示されて頭に来ていた。アクセス許可時間は最大で10分までしか指定できないから、それ以上時間のかかる処理をする場合(例えばサーチクロスのインデックス更新)でもパソコンから離れられない。あるいは設定したスケジュールで自動処理することもできないのだ。
それを解決してくれるソフトが「Express ClickYes」(>まっちゃんさん、情報をありがとうございました!)。タスクトレイ(今は「通知領域」というんだっけ?)に常駐させておくと、ダイアログを勝手にキャンセルしてくれる。

これは便利!
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6月 3rd, 2004
パソコン用の電子辞書で標準的な形式となっているのがEPWINGだ(まあ、実際は独自形式の辞書が乱立していて困りものなんだけど)。このEPWING形式をPalmで利用できるソフトとしては、「Buckingham EB Player for Palm」があったのだが、活動休止になってしまいがっかりしていた。
ところが、別の辞書ソフト「WordSeeker」の正式版が登場したというので、さっそく試用(現在のバージョンはCLIEのみ対応)。EPWINGの辞書によっては圧縮されているため、解凍し再度WordSeekerで圧縮する必要がある。多少面倒だが、付属のマニュアルに従って行えば特に難しいことはない。手持ちの辞書のうち、富士通の『スーパー統合辞書’98』(広辞苑や研究社 新英和・和英中辞典などが含まれる)で試してみると、見事認識してくれた(角川類語新辞典に対応していないのはちょっと残念)。まだ複数辞書の串刺し検索等の機能はないが、項目内の参照先にも飛べるし、完成度は非常に高い。素晴らしい!
このソフトとWDICがあれば、辞書端末はいらないなあ。しかし、1GBのメモリースティックPROも辞書ですぐに埋まってしまいそうだ……。
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6月 1st, 2004
ここのところ、iPodで英語教材を聞くことに凝っている。「英語学習やMacやblogなど」で詳しく紹介されているが、ネット上に公開されている音声データをiPodに取り込み、スクリプト(原稿)もTransNotesなどを使ってiPodに読み込んでしまうのだ。音声データは再生位置を記憶するようにしておくとさらに便利。
ただし、狭いiPodの画面で音声を聞きながらスクリプトを追っていくのはちょっときつい。音声データを巻き戻したり早送りしたりすると、今聞いている場所がどこかわからなくなってしまう。スクリプト中にわからない単語があっても、すぐに意味を調べられないし。
そこで、Palmデバイス(SONY CLIE PEG-TH55)でスクリプトを読むようにしたら、これが実に快適なのである。
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6月 1st, 2004
ソフトバンクBB恐喝未遂事件の容疑者が執筆していたということを理由に、「PCJapan」が突如休刊することになった(Broadband Watch、CNET Japan)。6月13日の7月号も発売されない模様。現時点では、ソフトバンク パブリッシングのWebサイトから編集部の公式ページも削除されているようだ。PCJapanがなかったことになっている!
私も付録の用語事典を編集していたりするから他人事ではないのだけど、編集部には本当に同情する。容疑者が執筆していたからといって、雑誌を休刊すればいいってことなのか?顧客データベースのパスワードが漏れたのはソフトバンクBBの管理体制の問題だろう。PCJapanはアオリ文句は派手だけど、そんなにアングラというわけでもないのでは。しかも、何の経緯説明もなしに、編集部の公式ページまで削除してしまうというのは、(読者に対する説明責任も含めて)ちょっと異常な対応ではないかと思う。
しかし、こうやって有無をいわさず休刊することで、PCJapanに対する同情を集めて有利にこと(復刊して部数アップとか)を進めようとか考えていたりするならば、孫正義氏はやはりタダ者ではないかもしれない(ちなみに、孫正義氏はソフトバンク株式会社およびソフトバンクBB株式会社の代表取締役社長。ソフトバンク パブリッシング株式会社の代表取締役社長は岡崎眞氏)。
(追記:↑やっぱ、んなわきゃないよな……)
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