10月 14th, 2004
国際福祉機器展2004(H.C.R.2004)より。
視覚障害者向けの案内システムというと、RFIDタグ(無線ICタグ)を埋め込んだ杖をリーダーが認識して、必要な情報を利用者に送信するといったものが話題になっていたりする。しかし、こういうシステムは大がかりで(利用者側にも設備を作る側にも)コストもかかるし、導入するためには地方自治体、役所等々、さまざまな組織の協力も不可欠だ。
それに対してNECとTOAの音声案内システムは、極めてシンプル。駅や建物内に普通のカメラを設置。そのカメラに白杖が映ると、それを認識して音声案内や係員の呼び出しを行う(写真は白杖を認識したところ。白杖が赤く表示されている)。これなら導入も容易だし、けっこう効果も期待できそうだ。発想の転換で、大がかりでなくとも効果的なシステムは組めるものなのだな。
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10月 13th, 2004
国際福祉機器展2004(H.C.R.2004)より。
日立メディコは、東京理科大学と共同研究中のマッスルスーツを参考出品。これは、空気圧式の人工筋肉で、着込めば利用者の筋力を補助してくれる、つまりパワードスーツだ。要介護者の動きを補助したり、肉体労働者の筋力補助、スポーツ選手の動きを再現といった用途が考えられている。デモでは腕の複雑な動作をいろいろ再現して見せていた。
現在は上肢の動作をできるハードウェアができたところ。プログラムした通りに動かすことはできるものの、利用者の動きをトレースすることはまだできない。下半身部分もまだ研究中。
しかし、以前テレビで見たようなスーツに比べて(それがマッスルスーツだったかどうかは定かでないが)、かなり小型化されてきてはいるようだ。
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10月 13th, 2004
東京ビッグサイトでは、15日まで国際福祉機器展2004(H.C.R.2004)が開催中だ。IT関係で目に付いた製品をいくつか紹介する。
昨年も紹介したケージーエスは、点字ディスプレイの新製品「ブレイルメモ BM24」を展示していた。この製品は、何とBluetoothを搭載。パソコンからBM24に、文書データをワイヤレスで転送して、点字として表示する。ディスプレイといいつつ、点字入力キーも備わっており、メモやスケジュールを書き込んだりもできるPDA的な製品なのだ。昨年に発売された製品よりも大幅に小型化されて、本体重量も1kgに収まっている。価格は、238,000円(非課税)。
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10月 13th, 2004
Hotwiredで「PodCasting」(ポッドキャスティング)という新しい技術が紹介されている。これは、ブログとインターネットラジオを組み合わせて、iPodにぶち込むようなものだ。
ブログなどでは、RSSやAtomというメタデータでサイトの要約(フィード)を配信しており、これをRSSアグリゲーターで読める。一方、PodCastingも同じようにデータを配信するのだけど、送られてくるのはオーディオデータなのだ。
面白そうなコンテンツをPodCastingしているサイトを見つけたら、iPodderなどのPodCastingアグリゲーターにサイトのフィードを入力しておく。そのサイトが新しいコンテンツを公開したら、PodCastingソフトが自動的に受信してiTunesに登録してくれる。で、そのままiPodで持ち出して聞けばいい。
私もiPodderを使ってみたが、確かに手間いらずで、iPodがラジオになってしまったようだ。
PodCastingコンテンツが充実してくるのはまだこれからだけど、新しいニュース配信ビジネスも起こりそうな気配。個人レベルで手軽に配信できるし、福祉の分野でも歓迎されるのではないだろうか。
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10月 12th, 2004
30代の男性なら、一度は民明書房発行の書籍を書店で探したことがあるのではないか。『魁!!男塾』の参考文献としてよく出てきたアレである(最近では、続編『暁!!男塾』がスーパージャンプ誌上で連載中)。最近、民明書房の書籍をまとめた『民明書房大全』が発行されたので、バカ中学生だった頃の思い出に浸ってみるのも楽しかろう。
民明書房大全には、見たこともない漢字がバンバン出てくる。例えば、私の大好きなネタ、李筴振(りばしぶる)が創始した凶獬面閶殺(きょうかいめんしょうさつ)。ネタの内容については同書を見てもらうとして、「獬」(かい)も「閶」(しょう)もJISコード(JIS X 0208)の第一水準、第二水準に含まれていない。ただし、Unicodeには収録されているので、Windows XPやMac OS Xなら問題なく扱えるし、このブログのようにUTF-8で書かれたWebページでも使える。男塾のファンサイトを運営するなら、UTF-8ベースじゃないときついかもしれない。
それにしても、民明書房大全の校正は大変だったんじゃないかな。やっぱり、DTPにはInDesignを使ったんだろうか。
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10月 11th, 2004
仕事で必要な資料を探すため、久しぶりに国立国会図書館へ行った。以前に訪れたのは10年以上も前になるか。閉架式(閲覧にも申し込みが必要)の図書館であるため、閲覧のたびに申請書を書き、資料をコピーするためにも申請書を書き(自分でコピーすることはできない)、と大変に不便だった記憶がある。
今回は15年分の雑誌を調べる必要があり、恐ろしく時間がかかりそうだと身構えていたのだが、かなり便利になっていてちょっと驚いた。
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10月 9th, 2004
以前の記事でも紹介したが、私はCLIE(Palm)用の辞書ソフトWDIC+英辞郎を愛用している。テキストファイルをWDICで読み込み、わからない単語をタップするだけで調べられるのは、PDAならではだ。
と思っていたら、テキストデータを読み込める電子辞書端末「EX-word DATAPLUS XD-DP1000」が発表された。WDICのように単語をタップするだけとはいかないが、そうした機能を搭載した製品も遅かれ早かれ登場するだろう。
ますます、PDAの出番が少なくなっちゃうなあ……。
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10月 9th, 2004
English version translated by Excite is here.
Griffin TechnologyのradioSHARK(Amazon)がかなり注目を集めているようなので、もう少し詳しくレビューを(追記:国内FM放送も受信できるradio SHARK 2のレビューはこちら)。
鮫の背びれの形をしたradioSHARKは、USB接続のAM/FMラジオチューナーだ。WindowsとMacの両方に対応している。パソコンのUSBポートに接続するとLEDが青く光って、ちょっとしたインテリアになるかも。ちなみにこのLED、録音中は赤く光る。
本体はUSBケーブルが付いているだけの極めてシンプルな作りだが、ヘッドフォンジャックもあることに気付いた。ここにヘッドフォンを差し込むと、パソコンがスリープしていてもラジオ番組が聞ける(USBポートに電気が来ていれば)。ただし、放送局の選択はパソコン上のアプリケーションからでないと行えない。
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10月 7th, 2004
昔に比べて、ノートパソコンも随分お洒落になってきたものだ。特にそう感じたのが、11月15日からエキサイトイズムで発売される『dynabook REALFLEETモデル』のExcite ism別注モデル(限定100台で、価格は262,500円)。茶系のお洒落な配色で、パームレストは天然皮革、キーボードも3色に分かれていて一味違う。ちなみに付属のケースやマウスも革張りだ。
iBookやPowerBookのようなモダンデザインもいいけど、こういう暖かみのあるデザインも捨てがたい。
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10月 7th, 2004
大人の事情で休刊していたPCJapan(SBPストア)が10月13日売りの11月号から復活する。11月号には、CD-ROM×2枚(厳選ツールとKNOPPIX)、別冊×2冊と付録がてんこ盛り。
別冊のうち1冊は幻となった7月号のダイジェスト版とのこと(もう1冊はグラフィックチップのデータブック)。確かに、7月号は完成直前だったわけだし、そのまま埋もれちゃうのはもったいない。
11月号の特集は、全50ページの「記録型DVD究極バイブル」。2層DVDメディアを活用するテクニックも満載しているそうだ。
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