PDFなどのデータをCLIEで持ち出す

12月 12th, 2004
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文書のデジタル化を始めたこともあって、外に持ち出したいPDFファイルがかなり増えてきた。CLIE PEG-TH55にはPicsel Viewerというソフトが最初から入っていて、PDFやWord、Excelの文書もそのまま見られるからこれを使えばいいようなものだが、このソフトには問題がある。TH55を素の状態で使うなら問題ないが、常駐ソフトを入れているとPicel Viewerの起動にやたら時間がかかるようになり、起動してからの動作も異常に遅くなってしまうのだ。
常駐ソフトによっては、THe Go! Go!(ちゃいむ氏作)のように、Picel Viewerを考慮した作りになっているものもあるのだが、そうではないソフトも多い。常駐ソフトを1つ1つ外してどれが原因かチェックすればいいのだが、それも面倒だし、便利に使っている数々の常駐ソフトをやめてまでPicel Viewerを使うのもちょっと。
そこで、代わりに使い始めたのが、RepliGo。Picsel ViewerはPDFなどのデータをそのまま閲覧できたが、RepliGoの場合はPC上で専用形式に一旦変換する必要がある。ただし、Internet ExplorerやWordから一発で変換するためのプラグインも用意されているし、その他のソフトでも印刷機能から「RepliGo」という名前のプリンタに出力すればデータが出来上がるので、それほどやっかいというわけでもない。印刷機能さえあれば、どんなデータもRepliGo形式にできるのがいい。
変換するのは面倒といえば面倒だが、専用形式になっているおかげで元のデータよりもかなり小さくなる。Palm(CLIE)側の負担も少なく、なかなか動作も軽快だ。テキストデータを範囲選択してコピーすることも可能(透明テキスト付きPDFのテキストはうまく選択できない)。ある意味、Picsel Viewerより使えるかも。

(2004年12月13日追記)
Internet ExplorerやWord、AcrobatからRepliGoのデータを生成すると、リンクや見出しの階層構造もそのまま保持される(IE以外のWebブラウザは不可)。PC側できちんと見出しを付けてリンクも張っておけば、PDA上でもかなり使いやすいドキュメントになりそうだ。こりゃーすごい。

PukiWikiの表を手軽に作成

12月 5th, 2004
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最近、PukiWikiで表を作ることが多くなってきた。本の台割を作って、進行状況をメンバーと共有するのに便利なのだ。
PukiWikiで表を作るための書式は、|文字列A|文字列B|……|文字列G|となっているが、これをいちいち打ち込むのは面倒くさい。そこで、ちょっとしたTipsを。

まず、Excelなどの表計算ソフトで表を作り、範囲選択してコピー、テキストエディタに貼り付ける。一般的な表計算ソフトからコピーすると、表の各要素はタブで区切られているはずだから、各行頭・行末を「|」で囲み、タブを「|」に置換すればいい。WZ EDITORを例に取れば、正規表現モードにして、最初の置換で検索語を「^(.*)$」、置換語「\|\1\|」で実行。次の置換では検索語を「\t」、置換語を「\|」にする。これをコピーしてPukiWiki上で入力するだけだ。
PukiWikiの表を表計算ソフトで再利用したいなら、上記と逆の手順を踏む。PukiWikiの表をテキストエディタに貼り付けて、最初の置換は検索語を「^\|(.*)\|$」、置換語を「\1」。次の置換では検索語を「\|」、置換語を「\t」にする。できたタブ区切りのテキストを表計算ソフトに貼り付ければ完了だ。
私は、WZ EDITORのスクリプト置換(複数の置換処理を一度に行う機能)に登録して使っている。

Skypeでの問い合わせ窓口を開設したブラシメーカー

12月 3rd, 2004
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私は『中堅中小企業 情報化の処方箋』(ソフトバンク パブリッシング)という情報誌で事例取材記事を担当している。第5巻の事例取材でお伺いした共伸技研さんはオーダーメイドの工業用ブラシメーカー。ここは、Web上で売上を公表したり、ユニークな試みをいろいろやっており、面白い話を聞かせてもらった。
同社は12月1日から、インターネット電話ソフト「Skype」での問い合わせ窓口を開設したそうだ(プレスリリース)。
これは面白い。Skypeなら大がかりなシステムを入れなくても使えるから、中小企業で導入が進むかも。

書類や雑誌、本をデジタル化する

12月 3rd, 2004
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紙文書のデジタル化は前からやりたいと思っていた。メーカーのプレスリリースだとか、打ち合わせの資料、雑誌の記事などなど、紙の状態だと場所を取るし、結局紙のままでは後から情報を探し出せないからだ。しかし、数年前フラットベッドスキャナで書類のスキャニングをやってみた時は、USB1.1で転送速度が遅かったし、1枚1枚スキャニングする手間に耐えかねて2枚目で早くも挫折。かといって、ADF(原稿自動送り装置)付きのスキャナを買うほどでもないよなあと思っていた。

ところが、プリンタの調子が悪くなって買い換えたMFC-5840CNAmazon)には、標準でADFが付いている。エー・アイ・ソフトの読んde!!ココと組み合わせて使ってみたところ、意外なほど実用的だった。

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買って大満足のデジタル複合機「MFC-5840CN」

12月 1st, 2004
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使っていたプリンタにガタが来たので、ブラザー工業のFAX付きデジタル複合機「MFC-5840CN」Amazon)に買い換えた。プリンタ商戦では、キヤノンとエプソン、それにHP(日本ヒューレット・パッカード)の名前は挙がるが、ブラザーはあまり出てこない。ユーザーレビューも少ないので、ちょっと心配ではあった。しかし、愛用している同社のラベルプリンタ「P-Touch 9300PC」はデキがいいし、複合機の前モデル「MFC-3820JN」も通な人に評判がいいから、思い切って買ってみたのだ。実売価格が26000円程度と安かったこともある。

しばらく使ってみたところ、心配になってきた。製品が心配なのではなく、「もしかしてブラザーの担当者が間違って卸値を安くしすぎて、上司に怒られているんじゃないのか?」と余計な心配をしたくなるほどよくできている!

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Webページの横が切れないように印刷してくれるOpera

11月 26th, 2004
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Webページを手軽かつきちんと印刷するのは意外と難しい。特に悩むのが、横幅の広いページだ。こういうページを普通に印刷するとたいてい横が切れてしまうので、横長に印刷するとか、マージンを減らすとか、はたまた画面キャプチャしてペイントソフトに貼り付けるとか、つまらない苦労をしなければならない。本当に21世紀なのか……?
ところが、Operaの新版7.60ではこのあたりが改善されるらしい(IT Pro US News Flash)。これまでにもOperaでは、携帯電話向けの「Small-Screen Rendering(SSR)」技術、PDAやテレビ向けの「Medium-Screen Rendering(MSR)」および「TV-rendering(TVR)」技術が採用されてきた。今度の「Extensible Rendering Architecture(ERA)」は、これらの技術をすべて取り込んだもののようだ。

Webページの表示を任意幅の画面に合わせて動的に変更できる。印刷する紙の幅に合わせてレンダリングする機能も備え,Webページの内容をすべて紙に出力することも可能。

私は打ち合わせのためにWebページを印刷することが多いので、この技術にはかなり期待している。
実は、FireFoxが面白げなので乗り換えようかなと思っていたのだが、ERAがきちんと働くなら当分はOperaをメインで使うことになりそうだ。

悩めるデジタル複合機選び

11月 23rd, 2004
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6年以上愛用してきたNECのインクジェットプリンタ「PICTY320」(HPのDeskJet 720cのOEM版)の調子が悪くなってきた。紙送りに失敗することが多く、1枚分のデータが何枚にもまたがって印刷されたり。これを機会に、プリンタ&コピー&スキャナ&FAXのデジタル複合機に買い換えることにする。現在使っているスキャナ(エプソンのGT-7000U)は遅いし、FAXも感熱紙タイプの奴なので、このあたりも何とかしたいと思っていたのだ。
FAX機能を備えているということで、候補をピックアップすると以下のようになる。
・キヤノン「PIXUS MP790」Amazon
・HP「Photosmart 2710 All-in-One」Amazon
・HP「Photosmart 2610 All-in-One」(2710から無線LANと自動両面印刷を除いたモデル)(Amazon
・ブラザー工業「MFC-5840CN」Amazon

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NIS2005(?)の調子悪し

11月 22nd, 2004
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最近購入したノートン・インターネットセキュリティ2005(以下、NIS2005)の調子がどうもおかしい。
1回目のインストールは2004バージョンに上書きしたのだが、CPU使用率がすぐ100%になってまったく使い物にならない(例によって、ccApp.exeがCPUパワーを食いまくっている)。アンインストールしてからインストールし直し、AutoProtectや送信メールチェックなどの機能をオフにしたらまともに動くようになった(2004でも同じような現象を経験)。
……と安心して、原稿を調子よくガリガリ書いていたら、またしてもccApp.exeの奴が貴重なCPUパワーを! CPU使用率が100%になると、日本語変換が激遅になって仕事ができない。
今度は2005をアンインストールして、レジストリに残っているデータも徹底的に削除してからインストールし直したのだけど、症状が治まらない。あきらめて2004に戻したら、ピタリと症状が治まった。仕事が詰まって原因追及している余裕もないから(ブログは更新してますが)、しばらく2004で行くことにする。
BB Watchの「イニシャルB」でもNIS2005のトラブルが報告されているし、私だけの問題ではない模様。その一方、何の問題なく動作しているユーザーも多いし、どういう条件の時にトラブルが起こるんだろう? メーカーのFAQを見てもわからずじまい。NIS2005が悪いのかどうか確かなことはいえないけど。
こういうパソコントラブルへの対処は非生産的で、気力を削ぐんだよねえ。

(2004年11月25日追記)
シマンテックのユーザーサポートからの回答では、専用の削除ツールを使って、以前のバージョンのデータを完全に削除してほしいとのこと。うーん、もしかすると私の操作には漏れがあったのかもしれない。ただ、現在安定しているシステムが動かなくなるといやなので、暇な時に実行することにする。

(2005年3月23日追記)
ここ数日、NIS2004を有効にしていると、OperaではGoogleの検索結果が途中までしか表示されないようになってしまった(Internet ExplorerやFireFoxなら問題ないのだけど)。NIS2004を無効にすると問題なく表示されるから、NIS2004が怪しい。シマンテックのサポートに質問は送ったが、使い慣れたブラウザが使えないのは非常に不便。
そこで、改めてNIS2005のインストールに挑戦する。サポートからの長い回答(A4で5ページちょっとにもなった)通り、アプリをアンインストールして、削除ツールを何本もダウンロードして実行して、レジストリを削除して……。ようやくNIS2005をインストール。設定画面を表示する時、異常に待たされたりするなど気になる症状は出るものの、今のところ問題なく動いている。OperaでGoogleを検索した時もきちんと表示されるようになった。しかし、ほんと、恐ろしく手間がかかった……。

(2005年3月25日追記)
うまくいったと思ったが、やはりccApp.exe、ccEvtMgr.exeがCPUパワーを食ってしまう症状が時々現れる。また、NIS2005の影響かどうか定かでないが、Operaをしばらく使っているとWebページにアクセスできなくなることがある。Operaを立ち上げ直せば大丈夫なのだが、非常にウザい。
シマンテックのサポートに聞くと、影響を与えている可能性のある常駐アプリケーションを特定して外すという回答が送られてきたが、セキュリティソフトのために便利なソフトを外すというのも本末転倒でイヤなんだなあ。別メーカーのセキュリティソフトを試してみるかも。

(2005年4月5日追記)
NIS2005に耐えられず、ウイルスバスター 2005 インターネットセキュリティを使い始めた。今のところ、非常に快適!

iTunesで再生している曲の歌詞を表示

11月 22nd, 2004
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洋楽を聞いていると、時々歌詞の内容を知りたくなる。Absolute Lyricなどのすばらしい歌詞サイトがあるから、こういうところで調べればいいのだけど、アーティスト名や曲名を入力するのが億劫で、結局あんまり歌詞を見なかったりする。
しかし、Toru Yano氏作成の「Sing that iTunes!」というKonfabulator用Widgetを発見。これは、iTunesで再生中している曲の歌詞を自動表示してくれるのだ(邦楽には非対応)。ものすごく便利!さっそく常用させていただいている。Nitram+Nunca氏のTransNotes for iPodで気に入った歌詞をiPodに転送するのもよさそう。英語の勉強にもかなり役立つのでは?

学習リモコンにかけろ!?アルテアインク社長インタビュー

11月 20th, 2004
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数多くのリモコンを1台にまとめられる魔法のガジェット、それが学習リモコンだ。私はこれまでクロッサム2+RM-VL1000URM-A1500と使ってきたが(←結局、所有リモコンの数は増えている……)、ここしばらくリモスタイル(ARS-3000)という液晶タッチパネルタイプのリモコンにハマっている。
液晶タッチパネルタイプの製品は、これまでにもビクターのRM-A2500や、ソニーのRM-AV3000U、マランツのRC9200などが発売されているが、どれもけっこうなお値段がする上、サイズも大きい。一方、ARS-3000は1万円台と比較的低価格でありながら、十分な機能と扱いやすいサイズを両立しているように思えたので、さっそく購入してみた(使用レポートは、こちら)。
使ってみて感じたのは、操作性や機能のバランスが実によいということ。信号を学習する手順やキー配置など、細かな使い勝手もよく考えられている。作り手は、相当のガジェット好きと見た! これを作ったアルテアインクという会社に対する興味が沸々と湧いてくる。そこで、同社にコンタクトを取り、開発経緯などを聞かせていただけないかお願いしたところ、快く応じていただけた。

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