MacとWindowsでクリップボードを共有

2月 5th, 2005
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Mac miniとWindowsマシンを両方使っていると、片方でコピーした内容をもう一方のマシンで使いたいことがよくある。
Spike_small.pngで、何かいいソフトがないかと探していたら、「Spike」というすごいのを発見。よく知られているソフトなのかもしれないが、まず設定がとにかく簡単だ。Mac OS Xでも使われているRendezvousという技術(これはオープンになっている)によってネットワーク関係の設定がいらない。MacとWindows、それぞれのマシン上でSpikeを起動しておくだけ。
片方のマシンでコピーした内容は、もう片方のマシン上のSpikeから自由に見ることができ、これをローカルなクリップボードにコピーして好きなアプリケーションに貼り付けられる。テキストでも画像でもOK。ファイルもオブジェクトとして丸ごとコピーできるのには驚いた。Mac OS X上なら、Spikeからテキストをドラッグしてそのままアプリケーションの入力欄にドロップ、なんてこともできてしまう。
私のWindowsマシンではなぜかショートカットキーの設定が反映されなかったりするけど、それ以外は実に快適。

(追記)
ショートカットキーの件を作者に問い合わせたら、即座に返答が来た。このバグを含めて修正した新しいバージョンがまもなく公開されるとのこと。

松下の新型STBは、i.LINKがない!

2月 4th, 2005
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松下が双方向機能を強化したデジタル放送対応CATV用STBを発売するというニュース(AV Watch)。
VOD(ビデオオンデマンド)周りの機能が強化されているようだけど、気になるのがi.LINKは備えていないという点。もし、CATV会社がこのSTBを採用すると、愛用しているRec-POT M(関連記事はこちら)で録画ができなくなっちゃうんだが……。心配だ。
CATV会社は独自にHDDレコーダーを提供するつもりなのかな。以前、答えたアンケートにそういう項目があったが。

(2005年2月6日追記)
あるいは、多くのCATV会社がトランスモジュレーション方式からパススルー方式に向かっているということなのかも。一般的なテレビ番組を録画する時はSTBを通さず、同軸ケーブルを直接録画機器に挿し、VODなどを見る時だけSTBを経由してくれということなのかな。

(2005年2月15日追記)
J-COM TV Digital【よくあるご質問】を見てみると、

地上デジタル対応テレビ又は対応チューナーをご購入された方々が、現在の地上アナログ放送と同様に新しいデジタルサービスに加入しなくても地上デジタル放送をご視聴いただけるような対応は、2005年末までをめどに開始させていただきます。

という記述がある。これは、今年末にパススルー方式を開始するということ?

うーん惜しい!校正ツール「Just Right!」

2月 3rd, 2005
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ここ最近のジャストシステム関連の話題といえば、松下電器産業がジャストシステムを自社の特許を侵害しているとして提訴していた裁判。これに関しては、完全にジャストシステムの肩を持ちたいな。マイクロソフトの「TABキーでリンクを見付ける手法」とか、もういい加減にしろと思うような特許ばかりで頭痛がしてくる。こんなことをいっていたら、どんなソフトウェアも作れなくなってしまう。Rubyの開発者まつもとさんも強く非難しているけど、こういう特許は無効にしないとソフトウェア産業全体のクビを締めるんじゃないかなあ。

話は変わり、ジャストシステムから校正支援ツールの「Just Right! /R.2」が3月11日に発売される。

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Macをオーディオ機器っぽく操作する

2月 1st, 2005
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メモリ増設の完了したMac miniをようやく使い始めた(ちなみに、Mac miniに最初から刺さっていたメモリもアキバで買った安いメモリもHynix製だった)。
まず、筐体デザインの美しさ、そしてセッティングの簡単さに感動。最近のMac OS Xプリインストールマシンは、最初に立ち上げた時に古いMacからデータを移すかどうか尋ねてくる。FileWireのケーブル1本で、ユーザーアカウントやネットワーク設定、アプリケーションまでそっくりそのまま移せるのだ。アプリケーションによっては改めてシリアル番号を入力したり、再インストールが必要なものもあったが、今までの環境そのまますぐに使い始められるのは素晴らしい。
キーボードは以前使っていたHappy Hacking Keyboard Lite2Macキットを組み合わせて使うことにする。マウスは、マイクロソフト「Wireless IntelliMouse Explorer」(MSから一番最初に出たワイヤレスマウス)を押し入れから引っ張り出してきたが、これは追従性・精度とも最悪なのでBluetoothの多機能マウスを物色中。

ディスプレイは、WindowsマシンをつないでいるCRTをそのまま使う。ディスプレイ前面のスイッチで画面を切り換えながら使うことになるが、MacとWindowsを同時に使う状況はそれほど多くないので、まあしばらくはこれで行こうかと思う。

ただ、Mac miniのiTunesで再生している曲を一時停止したり次の曲に進めるのに、いちいち画面を切り換えるのはさすがに面倒くさい。いつもiTunesが確実にアクティブになっていればキーボードで操作すればいいが、そうとは限らない。そういう時に、PowerMateが役に立っている。

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Mac mini到着→メモリ増設のため、しばしお別れ

1月 29th, 2005
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Mac miniが今日の昼前に到着した。宅配便のおじさんも「これって今日発売の新製品なんでしょ? みなさん、お待ちしてるんですよね」と興味津々の様子。
私はアップルストアのBTOで注文したが、メモリは標準の256MBのまま。あとで増設しようと思っていたのだが、これはちょっと素人には難しいようだ。iBookのHDDを交換しようとして失敗してしまったというイヤな思い出もある。不器用な人間は無理をしない方がよさそうだ。
アップルストア銀座ではメモリ増設サービスはやっているものの、アップル純正メモリでないとダメという。1GBでお値段46,200円。これはきつい。
そこで、アップルの正規サービスプロバイダで純正メモリ以外でも取り付けてくれないか調べる。秋葉原のビット・システム・サービスは、持ち込みメモリを5000円(修正:4800円)で取り付けてくれるという(他は未確認)。そこで、秋葉原で安い1GBのメモリ(DDR400/PC3200)を購入して同店に持ち込んだ。
本来なら1時間程度で作業は完了するそうだが、Mac miniは蓋を開けるために特殊な工具が必要で、それが揃っていないのだそうだ。今日は持ち帰って月曜日に再度持ち込んでは?と勧められたが、いったんセッティングしたあとで外すのも億劫なので、そのまま店に預けることにする。現在、「待て」と言われた犬のような気分。

Mac miniのBTO価格引き下げとメモリ増設(怒)

1月 26th, 2005
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先日Mac miniを注文したが、海外の工場から出荷されたというメールが届いた。とても心待ちにしているのだけど、気になるのはMac miniの1GバイトメモリなどのBTO価格引き下げ(ITmedia)というニュース。メモリやBluetooth+AirPort Extremeオプションの値下げに加え、スーパードライブは同じ価格で4倍速から8倍速にスピードアップされている!
すでに申し込んだ人にも適用されるのか心配になり、アップルストアのサポートセンターに電話してみると……。

価格引き下げが適用されるかどうかは、その時点で製品が出荷されているかどうかによって異なり、現時点で調べたところお客様が適用対象になっているかどうかわかりません。追って連絡します。

え、えっー! 真っ先に飛びついた人間はバカを見るということなのか?!

(追記)先ほど(22:18)、アップルよりメール。「現在ご注文をいただいているお客様へも、新価格を適用とさせていただくことをご報告致します。」とのこと。ほっ。しかし、スーパードライブが4倍速か8倍速かは未確認。
(さらに追記)「注文状況」を確認してみたところ、「Superdrive (CD-RW/DVD-R)」となっていたのが、「Superdrive (CD-RW/DVD±RW)」に変更されている。これはドライブが変わったと考えてよいのかな。内蔵ドライブのDVD+R/RW正式対応はもしかしてMacでは初めて?

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nofollow属性で、ブログはどう変わる?

1月 25th, 2005
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ブログへのコメントスパムが深刻な問題になってきている。コメントスパムの投稿者は、Googleにおける自サイトのランキングを上げようと、こうした行為を行っているようだ。
それに対し、Googleはリンクの属性を判別し、ページランクの集計から除外する機能を追加。nofollowという属性の付いたリンクはページランクの評価に関係なくなれば、コメントスパムもなくなるだろうというわけである。Seesaaブログもコメントにnofollow属性を付けるようにした模様。ほかにも多くのブログサービスがこの方式に賛同しつつある。

nofollow属性はコメントスパムの対策としてけっこう有効かもしれないが、ブログのあり方に与える影響もけっこう大きいのではないか。
ブログの記事にはたいていコメント欄が付いていて、ここでいろんな人が意見を言い合ったりできる。コメント自体も、コンテンツの一部なわけだ。そして、ある話題について、さまざまな意見が寄せられたブログの記事はGoogleで高く評価される。
ところが、nofollow属性の付いたコメント欄はGoogleから無視される。投稿者による最初の記事だけがランキングの判断材料となる。いろいろな人によって「育てられた」記事はあまり評価されなくなり、最初に大きいネタを載せたところが上に来ることになるかも。これは大手メディアにとって有利に働くか? Googleは(有意義な情報の載った)ブログ記事を探すのに最適といえなくなることもありえる。

Ask JeevesはGoogleが提案したコメントスパム対策機能に当面静観の構えだそうだが、それももっともな判断。今後ブログが増えるのは間違いないだろうから、そうなった時、ブログに対する適切な検索結果を提供すれば大きなシェアを取れるかもしれない。

新旧の表を超スピードで比較する

1月 21st, 2005
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ここのところ、Excelを使った作業がやたら多い。その中で、けっこう面倒くさい作業が表の比較だ。例えば、以前に作った表データを元に、新しい表データを作った場合。新しい表データに含まれる項目の一部を古い表に書き戻したくなったとする。
この時、新旧の表で行の順番が入れ替わっていなければ問題はない。ところが、住所録のようなデータであれば新しく連絡先を追加しているかもしれないし、データを並べ替えているかもしれない。新しい表と古い表で、データの順番が同じになっているかチェックする必要があるわけだ。
Excel 2003では、「ウィンドウ」メニュー→「?と並べて比較」という機能が付いたが、これは2つの表データのスクロールを同期してくれるだけ。チェックは自分が見てやらなければならないのだ。
せっかくコンピュータを使っているのに、これではあまりにも馬鹿馬鹿しい。そこで、比較をExcelにやらせることにする。

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携帯できるインターネットラジオ端末

1月 13th, 2005
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オーストラリアのTorian社が無線LAN対応のインターネットラジオ端末「Infusion」を発表したというニュース(nikkeibp.jp)。
ラジオ好き・ガジェット好きにはぐっと来る製品……のような気もするけど、冷静に考えてみるとイマイチ使いにくそうではある。
無線LANのホットスポットを探しては立ち止まり、チューニング。気に入った音楽が見付かったたら、その曲を録音して移動(Infusionには録音機能も付いている)。うーん、それなら自宅で気に入った番組を録音して、iPodなどのプレイヤーで持ち出した方が便利そう。やっぱりラジオは、いつでもどこでも受信できるということがキモだろう。
会社などで無線LANが自由に使えるのであればいいだろうけど、普通はセキュリティをかけているはず。Infusionは、WEPやWPAなどのセキュリティにも対応しているんだろうか? ニュース表示機能もあるというが、日本では携帯電話でニュースを見た方が早そうだ。
普通のFMラジオも付いているそうなので、普段はこちらを聞きながら散歩して、セキュリティの甘いアクセスポイントが見つかったらめっけものという感じで使うことになるのかな……。

今年こそ来るか?iVDR

1月 13th, 2005
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一昨年前からiVDRというリムーバブルハードディスクの規格に注目している。これまでもリムーバブルハードディスクの規格は生まれては消えていった。しかし、iVDRはどこかのメーカーが独自に策定したものではなく、そうそうたる企業が名を連ねている点が異なる。
今のところ実際に発売されている対応製品は、アイ・オー・データ機器のアダプタとメディアのみ。昨年4月に発売されたiVDR mimi規格(1.8インチHDD)の20GBでは、メディア単価が高くてイマイチ魅力的ではなかったが、今度iVDR規格(2.5インチHDD)の40/80GBも発売されることになった。価格はそれぞれ20,790円、31,290円。現在、2.5インチHDDの40GBは7,500?10,000円程度、80GBは15,000?20,000円程度(PC Watchより)だから新しいメディアとしては頑張っているのでは。アダプタは今のところ、USB2.0版のみ。40/80GBのメディアを使うためにはACアダプタが必要だそうだ。FireWire(IEEE1394)版なら、バスパワー駆動できそうなんだが。
ともあれ、パソコン用のリムーバブルハードディスクとしては、だいぶ魅力的になってきたとは思う。
問題は、デジタル家電やカーナビでの採用状況だろう。昨年からいろいろな試作機は発表されているが、いっこうに製品が出てこない。著作権保護機能「iVDR-Secure」の規格化が今年6?7月に完了するそうだから、本格的な展開はそれ以降? ただ、記録型のBlu-rayやHD DVDの足音も聞こえてきているし、年末までに何とかしないとまったく盛り上がらないことになってしまうかもしれない。iVDR対応のハイビジョンレコーダーが出てくれば、面白いことになりそうなんだけどなあ。