3月 27th, 2005
以前の記事で、エー・アイ・ソフトの「読んde!!ココ Ver.10」で作った透明テキスト付きPDFがAcrobat 7で見られないと書いた。
すでに透明テキスト付きPDFをけっこう作成していたので、非常に困る。そこで、新版である「読んde!!ココ Ver.11」の無料体験版をダウンロード。Acrobat 7で見られないPDFをまず読んde!!ココ Ver.11に読み込み(Ver.11ではPDFの直接読み込みに対応している)、改めて文字認識を行ってPDFとして保存する。こうして作り直した透明テキスト付きPDFは、Ver.10で作ったものよりサイズがなぜか大きくなったが(設定は同じにしたつもりなんだけど)、Acrobat 7でも問題なく見られた。まあ、一から紙文書をスキャニングし直すよりは楽だし、確かにVer.11の認識精度や使い勝手はVer.10よりもよくなっているようだ。
ただ、私はVer.11が発表される1ヶ月半ほど前にVer.10を購入しているから、ここでバージョンアップ料を払うのが何だか惜しくて……(いつも2月に新バージョンが出ていたから予測はしていたが)。また、Ver.10が発売されたのはAcrobat 7の発表前ではあるが、Acrobat 7での不具合が見つかった後もこの問題についてサポート情報ページではまったく触れていないのもちょっとどうかな。Ver.10ユーザーには何らかの救済措置を用意してもらいたいところ。
(追記)
認識に関して細かな指定が必要ないのであれば、OCRファクトリーを使って複数ファイルを一括処理することも可能。ただ、「保存方法」を「1原稿につき1ファイルで保存」にしていてもページ数分のPDFが作られてしまう。「1つのファイルにまとめて保存」にして、あとから原稿単位で切り出すようにすると多少手間が省けるだろう。
(2005年4月1日追記)
メーカーによれば、「1原稿につき1ファイルで保存」でもページ単位で保存されてしまうのはバグらしい。これに関しては、リビジョンアップ等で対応予定とのこと。
(2005年4月6日追記)
エー・アイ・ソフトから、読んde!!ココVer.10以前で作られたPDFを変換するためのコンバータが発表された。
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3月 26th, 2005
Mac OS XはUNIXをベースにしたOSで、UNIX用に開発された多彩なソフトウェアを利用できる。こうしたソフトウェア群を簡単にインストールするため、Finkというパッケージが用意されているのだが、このFinkでは日本語環境のことが考慮されていなかった。そのため、日本語を使おうとすると、ユーザーがあれやこれやと設定ファイルをいじくり回す必要があった。
私もMac OS XでUNIXソフトウェアを使うことに興味はあったものの、ちょっと手が出せずにいた。こうした状況を、東大Finkチームが変えつつある。2003年末に東大ではiMacを大量導入し、同時にUNIX環境の整備を開始した。本家Finkプロジェクトと連携を取りつつ、Mac OS XのUNIX環境で日本語が扱える手軽なパッケージを作成している。
3月25、26日に開催されたオープンソースカンファレンス2005では、東大Finkチームの作成したインストーラCDも配布された。これはUNIXの知識がない人間でも日本語の扱えるUNIX環境を構築できる優れものなのだ。セミナーでは、Finkを日本語に対応する苦労話などが詳細に語られていた。以下、そのメモ(私はこの分野に詳しいわけではないので、誤解している部分もあると思う)
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3月 23rd, 2005
ちょっと前までは、ソーシャルネットワークって何だか近寄りがたいものだと思っていた。暮らしの細かなことを日記に書くというのは何だか気恥ずかしいし。ところが、mixiを使い始めてみるとこれがハマるハマる。このbinWord/blogで書かない、日常のユルーいことを書いてそれにコメントをもらったりするのが妙に楽しい。近頃は、仕事で出会った、ネットに興味がありそうな人はとりあえずmixiに誘っていたりもする。この縁で仕事の幅も広がったから、ほんとmixi様々だ。
mixi盛り上がっているよなあと思っていたら、よくいっしょに仕事させてもらっているNobiさん、のだいくこさんが『mixiの本』を出されたそうで(目次はこちら)。
さっそく読ませていただいたが、まず表紙がいい! ほのぼの系のお洒落なエッセイ本の趣きがある。本文も、mixiを使うとどういう風に毎日が楽しくなったり、仕事に役立ったりするかということが具体的に伝わってきて、mixiをすでにやっている人もやっていない人も面白く読めるようになっていますな。オススメの1冊。
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3月 23rd, 2005
Palm用の予定表ソフトとして、私はこれまでDatebk5を愛用してきたが、最近Agendus(アジェンダス)に乗り換えた。
Datebk5でそれほど不満があったわけではないのだけど、気分転換にAgendusを使ってみたところカラフルで見やすい点が気に入った(これも愛用していたToDo Plusがいっこうにハイレゾ対応しないことにも不満が溜まっていたし)。Datebk5ならではの機能としてはFloating Reminders(繰り越し予定)があったが、Agendusにも「今日へ繰り越し」という機能があり、同じことができるようだ。繰り越し予定というのは、期日は決まっているのだけど、チェックを入れないと繰り越されていく予定。チェックを入れた時点で、予定として固定される。私の場合は、家賃の支払いなどで便利に使っている。
こうした機能以上にインパクトがあったのが、Windows版Agendusの存在だ。
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3月 22nd, 2005
ちょっと前のエントリでBluetooth内蔵CLIE「PEG-TH55」が欲しい!と書いたが、今日ハギワラシスコムからCLIE対応のBluetoothアダプタ「HNT-BT1」が発表された。
40×34×10mm、30gというのはけっこう小さくて魅力的で、携帯電話の機種変更もしたくなってきた。しかし、こうなると日本語版のBluetooth内蔵PEG-TH55はますます出なさそうだ……。
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3月 22nd, 2005
今時のラジオ好きの間では、ラジオ番組をどうやってデジタルデータとして録音するかがホットなトピックになっている(まあ一部の話ですが)。私はradioSHARKをMacにつないで便利に使っているが、これ以外にもサン電子のTalkMaster(トークマスター)などが注目されている。このTalkMasterがものすごくパワーアップして、「TalkMasterII」になった。
radioSHARKがパソコンにつないで使うことを前提にしたチューナーであるのに対し、TalkMasterIIは単体でラジオの聴取・録音が可能というシロモノ。現在のradioSHARKでは国内のFM放送(一部を除く)に対応していないが、TalkMasterIIではFM/AMが聞けるのはもちろん、AMステレオにも対応(修正:AMステレオには非対応)。さらに、パソコンからはUSBマスストレージクラス、要するに普通のUSBメモリと同じように扱える。録音フォーマットはMP3だし、ちゃんとID3タグを付けてくれるのも気が利いている。
私はradioSHARKも買っちゃったしラジオを自宅で聞くことが多いから、TalkMasterIIはたぶん買わないと思うが、それでも非常に気になる。ボイスレコーダーとしてもよさそうなんだよなあ。
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3月 19th, 2005
BlogPeopleがRSS検索窓の配布をしているので、サイドバーに貼ってみた。検索語についてのRSSも生成されるから、気になるキーワードを追っかけるのにも便利。
ブログを対象にした検索サービスが次々と登場してきて、このあたり非常にホットな分野になってきている。今後はメタ検索エンジンのようにRSS検索を一括して行える、メタRSS検索も出てくるかも(もう出てきているかな?)
米Amazon.comの子会社A9.comが検索結果表示用のXMLフォーマット「OpenSearch」を発表したし、あるサービスの検索結果を別サービスが再利用することはどんどん広まっていくのだろう。
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3月 17th, 2005
ソニーがCLIE新機種の投入終了を発表してから1ヶ月弱。PEG-TH55は3週連続売上トップと、依然売れ続けているようだ(PalmFanより)。
こういう状況の中、Bluetooth内蔵のPEG-TH55を求める声がたのみこむで上がっている。ヨーロッパで発売されたPEG-TH55にはBluetoothが内蔵されているのだが、日本版には内蔵されていないのだ。もちろん、ヨーロッパ版TH55を輸入して日本語化するという手もあるのだけど、最初から日本語対応のモデルとはやはり使い勝手が違うわけで。
ちょっと前までBluetoothの普及はかなり疑わしかったが、ここ最近かなり盛り上がりを見せている。私もBluetooth内蔵のMac miniとヘッドセットを買って便利に使っている。Bluetooth内蔵のPEG-TH55が出れば、Macとのデータ交換も楽だし、何よりBluetooth携帯電話を使ってのデータ通信が行える!(うっとり)
PDA市場が冷え込んでいるから撤退は仕方がないにしても、最後にこのモデルだけは出してほしいものだ。
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3月 13th, 2005
だいぶ前から(固定の)コードレス電話機を買い換えようと思っているのだが、なかなか適当な製品がないので悩んでいた。要するにフルコードレス(親機の受話器もコードレス)でデジタルのものが欲しかったのだが、3月になっていきなり製品ラインナップが充実してきた。
まず、3月頭に発売されたパナソニック「VE-SV03DL/VE-SV03DW」。それに3月下旬発売のパイオニア「TF-FD1200」だ。
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3月 10th, 2005
いろいろあって休刊してしまったが、何とか昨年10月に復活を果たした『PCJapan』。用語辞典の編集を担当している私も、正直なところかなりホッとした……。
さて、4月号恒例の用語辞典は、何と432ページ! 書店や取次(書籍の卸)にイヤがられそうな分厚さだ。昨年までは「ハッカー用語辞典」だったのだが、今年からは大人の事情により「PCJapan用語辞典」に改名と相成った。
「ハッカー」本来の意味は「コンピュータやネットワークに関して並はずれた知識と技量を持つ人のこと」(RFC 1983)だが、世間的には、犯罪行為をはたらく「クラッカー」(RFC 1983)と混同されているから、まあしょうがない。
名前は変わっても、濃いめの解説はもちろん継続。「本当に使える」ということを目指して、用語選択、解説にもこだわっているのがウリなのだ。
『PCJapan』2005年4月号の発売は、3月11日。980円で、432ページの用語辞典が付いてくるのはけっこうお得だと思います。
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