5月 30th, 2005
Mac OS X v10.4 “Tiger”には、辞書ソフト「Dictionary」が入っている。標準で付いてくるのは、「New Oxford American Dictionary」と「Oxford American Writers Thesaurus」の2つで、おまけとは思えない充実ぶりだ。任意のアプリケーションで単語を選択し、アプリケーションメニュー→「サービス」→「Look Up in Dictionary」を実行すれば単語の意味を調べられる。Safariなら、選択した単語を右クリックして「辞書で調べる」を選ぶだけ。
しかし、英英辞典しか入っていないのが何とも残念。自分でDictionary.app用のデータを作ることはできないものかと、/Library/DictionariesフォルダをFinderで覗いてみると、「New Oxford American Dictionary.dict」と「Oxford American Writers Thesaurus.dict」というファイルがあった。これらはパッケージ形式になっているので、さらに中身を見てみる(右クリックのメニューから「パッケージの内容を表示」)と辞書データ本体はXMLで書かれているようだ。しかも、「Dictionary DTD」という辞書用の仕様に乗っ取っているらしい。見出しや語義などのタグもきちんと用意されているのだけど、あいにく私はXMLがまったくわからない。XML用のツールを使えば、何とかなりそうなんだけどなあ。誰か挑戦してみませんか?
(2007年10月27日追記)
Mac OS X 10.5 “Leopard”では、自分で辞書を作ることができるようになったようだ(該当記事)。
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5月 26th, 2005
「NHK、「放送技術研究所一般公開 2005」を開催」(AV Watch)という記事で、走査線4,000本の超高精細映像システム・通称スーパーハイビジョンが紹介されている(詳細記事が追加された)。
家庭への伝送システムの試作・実験を2008年に、家庭への放送技術を2011年、実験放送を2015年、家庭用ディスプレイ・音響装置開発を2020年、本放送を2025年に行なうというもの。「あくまで目安だが、2025年は日本で放送が開始されて100周年にあたるので、新次元の放送として実現させたい」という。
配信方法としては、現在21GHz帯を使った衛星放送が有力
とのこと。
しかし、そんな高精細コンテンツを放送で流す必要があるのだろうか? 見たい人は映画館のような施設に行くとか、ネットで買うという方が現実的だと思うけど。放送という形態を否定するつもりはないが、スーパーハイビジョン放送にはさすがに疑問を感じるなあ。まあ、私の場合、不要と思っていたハイビジョン放送にはまったりしているから、あまり大きなこともいえないが。
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5月 24th, 2005
ranchero softwareのRSSリーダー「NetNewsWire」とブログエディタ「MarsEdit」のコンビネーションがとてもいい感じだ。NetNewsWireでは、TigerのSpotlightにも対応し、指定した条件のフィードを表示するスマートリスト機能が装備されている。内蔵のWebブラウザもよくできていて、サクサク記事を読んでいける。MarsEditは、すでに投稿した記事の編集もしやすいし、画像のアップロードも手軽。あとサムネール画像の作成機能が付けば、個人的にはいうことなしだ。
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5月 24th, 2005
昨年、日産自動車がティーダ(TIIDA)公式ブログを始めたのはかなりエポックメイキングな出来事だった。大手メーカーがブログを主要な広告媒体と位置づけたことで、ビジネスブログの認知度が一気に高まったといっていい。
そして、今日新型Cubeの登場に合わせて、Cube Blogも始動。Cubeのコンセプトでもある「Comfortable」をテーマにしたコンテンツが展開されている。
現在のところはトラックバックの受け入れのみで読者参加型の要素は少ないが、1車種ごとに1ブログを立ち上げてブログポータルでまとめ、ユーザーのブログも巻き込んでいくことができれば、面白くなっていくのではないかと思う。大手メーカーが、単なるCMSとしてだけでなく、どのような距離感を保ってブログを使っていくのか注目である。うまくユーザーからのフィードバックを取り入れられればいいけど、当然荒らしもあるだろうし。
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5月 17th, 2005
ここのところ、Mac OS X v10.4 “Tiger”のSpotlightをあれこれいじっている。アップルのダウンロードページを見ると、Spotlight対応ソフトもかなり増えてきている模様。それで思ったのだが、アプリケーションだけでなく素材集もSpotlight対応になるとかなり便利そう。
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5月 16th, 2005
Mac OS X v10.4 “Tiger”のSpotlightによって、ローカルなデータの検索性は格段に向上した。
しかし、私の場合、仕事の打ち合わせその他でけっこうWeb上のサービスを使っている。ブログ以外にも、Wikiだとか、グルーウェアだとか。GoogleとSpotlightの両方がまだカバーできてなくて、なおかつ確実に需要があるのが、こういうWeb上のプライベートデータなんじゃなかろうか。
URLとID、パスワードを登録しておけば、まとめてサービス内のデータを検索できるサービスが欲しい。考えてみると、それがマイクロソフトの.NET Passportが目指していたものか。.NET Passportは自分でもほとんど使っていないし、eBayもサポートを中止したりしてあまり盛り上がっていないようだが。
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5月 11th, 2005
IT業界では、Mac OS X v10.4 “Tiger”が大きな話題を呼んでいる。数値の上では、コンマ1桁のバージョンアップだが、その中身はというと、コンピュータの使い方を根本的に変えるかもしれない新技術が盛り込まれている。それは「Spotlight」だ。パソコン内のあらゆるデータを検索する技術であり、すでにいろいろなメディアでも取り上げられているが、実際に使ってみると誰でも衝撃を受けるはず。私はこれまでWindowsマシンをメインで使ってきたが、データの大部分をMacに移している最中だ。メール、アドレス帳、これまで書いたり編集してきたさまざまなデータ、スキャナから取り込んだ書籍や雑誌、そうしたデータを一瞬で呼び出せる快感は、自分で使ってみないとわからない。
そういうわけで、『Mac OS Xビュンビュンテクニック v10.4 Tiger完全対応版』(アスペクト刊・1449円・Amazon)である。Tigerの基本操作から、便利な使い方まできっちり解説。WindowsとMacを併用するユーザーに役立つ、「WindowsとMac OS Xの連携」にも多くのページを費やしている。このムックのおかげで私のGWは完全につぶれてしまったが、後悔はない……(とほー)。Macユーザーの方も、そうでない方も、一度書店で手にとっていただきたい。
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4月 29th, 2005
Mac OS X v10.4 “Tiger”が発売され、さっそくあれこれいじっている。
TigerではQuickTimeのバージョンが7になり、録画や録音も単体でできるなど、かなり強力なツールになっている。面白い変更点として、新しく「A/Vコントロール」から再生速度の変更ができるようになったのだが、試してみると速度を変更してもピッチ(音程)が変わらない。
もしかして、と思い、以前AppleScriptで作成したテープ起こし支援スクリプトを動かしてみると、こちらでもピッチはそのまま。QuickTime 6までは速度を速めるとピッチが高くなっていたのだ。
テープ起こし(文字起こし)や外国語のリスニング、楽器の練習などにも便利に使えそう。
(2005年5月20日追記)
さらに調べてみると、Tigerでは上記のテープ起こし支援スクリプトのうち、再生と一時停止を行うものがうまく動作しない。現在ムービーが再生中かどうかを判定して、再生・一時停止を切り替えるだけの極めて単純なものなのだが。どうも一部プロパティの仕様がQuickTime 7では変更されたようだ。現在、対応策を調査中。せっかく再生速度変更が賢くなったのに……。
(2005年5月21日追記)
再生・一時停止のスクリプトが動作していなかったのは、私のミス。というか、何でQuickTime 6まではこれで動いていたんだろう……。
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4月 27th, 2005
以前から個人的に注目しているiVDRが、デジタル放送録画対応になる模様(AV Watch)。
著作権保護機能にCPRMを採用しているDVD-RW/RAMなどと同様に、ムーブにも対応する予定。今後はオーディオやネット配信などのフレームワーク策定を進めるほか、日本からはやや遅れるものの、米国のデジタル放送についても米国連邦通信委員会(FCC)などへの申請を予定しているという。
iVDRの報告会では、各社のiVDR対応機(iVDRレコーダーも!)が参考出品されたそうだ。
HD DVDとBlu-rayの規格は統合されるんだか何だかよくわからない状態になっているし、コピーワンスのデジタル放送(特にハイビジョン放送)を録画・編集して手軽にムーブできる機器が今のところないから、iVDRには非常に期待している。もっとも、本来はコピーワンスのあり方について業界が根本からきちんと考え直すべきではあるんだけど。
最近忙しくて、せっかくハイビジョン番組をRec-POT Mで録画しても、けっきょく見ずに消去してしまうことの繰り返し。メディアに書き出して残しておきたい番組もけっこう多い。しかし、iVDR対応レコーダーが出たところで、VHSテープの代わりにiVDRカートリッジが溜まっていくだけのことかもしれないな。
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4月 22nd, 2005
「ジェノグラフィック・プロジェクトの参加キット」(Genographic Project Public Participation Kit)が届いた(以前の記事)。
DNAのサンプルを取るには、キット内に入っている採取用ブラシで頬の内側をこする。で、同じくキット内に入っているチューブにブラシの先っぽを入れる。8時間以上の間隔を空けてこの作業をもう1度行い、フォームに性別を記入したら、サンプルをジェノグラフィック・プロジェクトに返送する。
作業はこれだけだ。調査結果が発表されたら、手元にあるIDを入力することで自分のサンプルに関する情報を見られるようだ。個人情報を保護するため、プロジェクトには参加者の名前等の情報は送られず、サンプルはID番号だけで管理されている。早く結果を見たいものだ。
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