1月 11th, 2006
扇風機やらクリーナーやら、USBポートに接続する実用的なんだかそうでないのかよくわからない製品が増えてきた。International CESで見つけた「CoolIT Chiller」もそんな商品の1つで、パソコン用の水冷システムを開発しているCoolIT Systemsが販売している。華氏45度、摂氏でだいたい7度くらいまで飲料を冷やせる冷却器だ。会場で触ってみると、さすが水冷システムを応用しているだけにかなりヒヤッとする。土産に買ってきたが、私の仕事場は冷却器などまったく必要ないほど寒いのでまだ試していない。
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1月 11th, 2006
日本ではまったく話題になっていないが、マイクロソフトは米国でMSN Direct(SPOT)というサービスを行っている。MSN Directは、FMの周波数帯で文字情報を流し、それを専用端末で受信して利用するというもの。これまで腕時計型の端末が各社から発売されていたが、International CESでは置き時計型の製品も展示されていた(写真は、Complete Regional Weather Station with MSN Direct Weather Data Service)。まったく魅力を感じていなかったMSN Directだが(日本は携帯電話用のコンテンツが充実しているし)、置き時計で天気予報を表示しているのを見るとちょっとうらやましくなってきた。
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1月 11th, 2006
20年以上前、マイコンユーザー垂涎の的となったマシンがあった。その名は「Zooty-1」。このマシンのことを知っているのは、30歳以上の元/現マニアなのではないかと思う。1984年版のパロディー版ASCII「AhSKI!」のロードテストに掲載されて大きな話題を呼んだ……かどうかはよくわからないが、少なくとも私の網膜には焼き付いた。ほんと、馬鹿かっこよかったのだ(褒め言葉)。意味ないギアシフト機能とか。
なぜこんなマシンを持ち出したかというと、International CESで展示されていたデルの試作マシン(XPS Mobile)が妙にZooty-1ぽかったから。2つ折りにして持ち運べる20型液晶付きパソコンなのだが、細かいギミックが何ともかっこいい(持ち運べるとはいっても重量は8.5kgもあるから室内での移動に限られるだろう)。キーボードと本体は磁石で合体するようになっていたり、スロット式光学ドライブからカシャっとディスクの出てくる様子が気持ちよかったりする。もちろん、かっこばっかでまったくダメダメのZooty-1とは異なり、このマシンはハイエンドな性能も備えている。
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1月 8th, 2006
これだけデジタル技術が進歩しても、紙のメモ帳は手放せない。文字や図をさっと書ける利便性はどんなデジタルガジェットにも勝る。しかし、紙に書いたメモはあとから検索もできなくて何かと不便。そういうわけで、io Digital Writingのように手書きメモをデジタル化するソリューションがいくつか登場してきた。io Digital Writingでは専用用紙を使うAnoto技術が採用されているが、これとは異なる技術を使ったデジタルペンがイスラエルのEPOS Technologiesから発表された。
EPOSのコア技術は3Dポジショニングで、デジタルペンもこれを応用している。現在、2種類のモデルがあり、1つはリアルタイムタイプ、もう1つはUSBメモリ一体型タイプだ。
いずれのモデルもクリップ状のセンサーを紙に付ける。この紙は専用ではない、普通の紙。専用ペンを動かすと、センサーが位置情報を認識してパソコンに伝える。非常にシンプルな外見なのであまり細かいデータが取得できないのではないかと思ったら、精度は±20μm。高精細にデータを取得できるので、文字認識もさせやすいという。このリアルタイムタイプはコードレスマウスがわりに使うこともできる。USBメモリ一体型タイプも基本的な仕組みは同じ。違うのは位置情報がリアルタイムにパソコンに伝えられるのではなく、USBメモリに保存されていく点だけだ。要するに、紙にクリップを挟んで自由に書き込み、家に帰ってきてからそのクリップをパソコンのUSBポートに差し込めばメモをデジタル化できる。2MBあればA4で50ページ分くらいの情報を記録できるとのこと。ペンは専用だが、外見・重さは普通のボールペンとほとんど変わらず、100時間程度連続で使える。
EPOS社はこのデジタルペンをOEMで供給する予定で、ペンとセンサーのセットで$50程度を想定しているそうだ。実現できれば、かなりエポックメイキングな製品になりそう。日本でのパートナーもすでに決まっているらしい。リアルタイムタイプは今年の第二四半期、USBメモリ一体型タイプは第三四半期を予定しているそうだ。
EPOSの技術がユニークなのは、対象が紙には限らず、さまざまな用途に使えること。パソコンに内蔵すれば普通の液晶ディスプレイがタブレットのように使えるし、体にセンサーを付けてモーションキャプチャにも使える。
デモンストレーションをちょっと見せてもらっただけだが(高級ホテルのスイートルームで!)、かなり期待できそうではある。ただ、平らな机の上で書くにはよさそうだけど、立ったまま手帳を取り出して書くといった用途には向かないかも?
(2008年4月17日追記)
・EPOSのデジタルペンがついに登場
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1月 6th, 2006
ラスベガスで開催中のInternational CESで展示されていたソニーの新型電子ブック端末「Sony Reader」。リブリエと同じ系列の製品だが、今のところと日本での発売予定はないという(後継モデルというわけでもない)。この端末は、リブリエとはDRMの方式が違っており、互換性がない(データフォーマットは同じBBeB)。リブリエがOpenMGを採用しているのに対し、Sony ReaderはMarllin DRMを採用。Marllin DRMは、ソニーのほか、フィリップスやサムソンなどが共同で開発した技術らしい。さらに、リブリエが「貸本」式なのに対し、Sony Reader用は期限に制限のないセル方式。
気のせいか、何かまたソニーが困ったことをやっちゃっているような……。今後日本のリブリエはどうなっていくのか。まあ、貸本方式のままでは絶対に電子ブックは普及しないと思うが。
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12月 18th, 2005
メモソフトとしてStickyBrainを愛用していたのだが(以前の記事)、メモの数が増えてくると検索にやたら時間がかかるようになってしまっていた。乗り換えも考えたのだが開発元が高速化を約束していたので辛抱していたところ、ようやく新バージョンのStickyBrain4が登場した(3以前からのバージョンアップは有料)。
4ではインターフェイスが改良されて、外見はMail.appそっくりになった。Mailを立ち上げていると時々間違えてしまうくらいだ。
肝心のスピードだが、確かにストレスのない速度で検索ができるようになっている。Spotlightからの検索にも対応したし、PDFやムービーも張り込めるようになった(PDF内の文字列もちゃんと検索できる)。
私は使っていないが、Palmとの同期機能も強化されたようだ。日本語などの2バイト系文字もきちんと同期できるようになったらしい。
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12月 16th, 2005
Outlook 2003を使っていると、データがファイル容量の上限に達した旨のメッセージが出てしまった。Outlook 2002まではデータファイル(pstファイル)の上限は2GBなので、古いメールは別ファイルにして管理する必要があった。Outlook 2003では、Unicodeにも対応した新しい形式のpstファイルが使えるようになり、こちらのデータ容量は20GB。私は古いバージョンからデータを引き継いだので、旧pstファイル形式のまま使っていたのだ。
この機会に新しいpstファイル形式に移行しようと、まずダイアログを閉じる(「ごみ箱を空にする」などの応急対処法が表示されているが、やはり実行する前にバックアップを取ったり確認したいから)。
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12月 14th, 2005
ディスカバリーチャンネルHDの放送が今日から開始された。まだ番組のラインナップは少ないけれど、全番組がフルハイビジョンというのは予想以上にすばらしい。紀行番組やメカ、宇宙の番組なんかを見ているだけで1週間くらいあっという間に経ってしまいそう。ちょっと未来のテレビを先取りした気分だ。年末の忙しい時期に何というものを始めるのか。
ただ、私はJ:COM経由で視聴しており、現在のところトランスモジュレーション方式(CATV局が電波を変換して送信する)のため、ハイビジョンクオリティでそのまま録画できる機器はRec-POTくらいしか選択肢がない(デジタルチューナー付きの録画機器が使えない)。Rec-POTも悪くないのだが、ハードディスク容量が250GBまでというのはハイビジョン録画には物足りない(複数のRec-POTをデイジーチェーン接続はできるけど)。HDDレコーダ内蔵STBやパススルー対応を一刻も早く!
(2005年12月22日追記)
地上デジタルに関しては、すでにJ:COMもパススルーになっているらしい。デジタルチューナー搭載のレコーダーなら録画できるようだ。CSの番組に関しては、相変わらずセットトップボックスが必要になる模様。BSに関しては未確認。
それにしても、地上デジタルの視聴地域はどんどん広がっているから、ほかで見られないディスカバリーHDのようなチャンネルを増やしていかないとCATVはきついんだろうなあ。
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12月 6th, 2005
やじうまWatchで紹介されていたWeb Two Point Oh!がとってもツボにはまった。これは話題のWeb2.0「っぽい」企業名とサービス内容をランダムに表示してくれるというもの。
確かにWeb2.0の波が来るのは間違いないんじゃないかと思うけど、トレンドに振り回されすぎるのも考えもの。情報をキャッチアップしようと思っているだけでは、けっきょく何にも身に付かないのだろうと自省する。Web Two Point Oh!なんかのお馬鹿サイトを見ると、ちょっと頭が冷やされていい。
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11月 30th, 2005
最近愛用している辞書ソフトがDictJuggler。Webページやテキストファイル中の単語の意味を、ワンクリックで辞書サイトから調べられる。
このソフトがJammingなどのローカル辞書ソフトと連携したら最高だなーと思っていたのだが、1.1でその機能が搭載された。使ってみたところ、やはり非常に快適だ。
ふだんは辞書ソフト検索をオフにしておいて、辞書サイトで見つからなかった時だけ辞書ソフトを使うというやり方(例えばJammingを使っている場合、command+2で引き直してくれる)もできるなど、細かいところもよく考えられている。
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