3月 28th, 2007
ずいぶん前、「テキストデータを読み込める電子辞書端末」という記事を書いた。記事で紹介したカシオのEX-wordのDP系は後継機も出ず、寂しい思いをしていたのだが、PC Watchによればセイコーインスツルが「DB-J990」という製品を出したらしい(PC Watchの記事ではあまり好意的に扱われているとは言い難いけど)。
ニンテンドーDSのヒットでタッチパネルにもみんななじんでいるだろうし、テキスト中の単語をダブルクリック一発で調べられる辞書は今こそヒットすると思うんだがなあ(というか、いちいち単語をキーボードから入力して調べるというのが、正直信じられない……)。
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2月 28th, 2007
編集作業などを効率化するために、時々Rubyで簡単なスクリプトを書いて使っている。PCJapan用語辞典デジタル版の制作作業も半自動化しているのだけど、私のスクリプトはグローバル変数を多用したそれはそれは汚いものだったりする(よくここまでオブジェクト指向プログラミング言語っぽくないようにRubyを使えるものだ……)。また、Ruby on RailsによるWebアプリケーションにも興味があるため、きちんとRubyを勉強してみたいとは思ってはいるが、仕事の合間にやろうとしてもなかなか身につかない。何かいい方法はないかなと探したところ、「Rubyの本読書会」が開催されていることを知り、早速参加してみる。
内容は、30数人が会議室に集まり、小グループに分かれて『プログラミングRuby 第2版 言語編』を交代で音読していくというもの。声を出したり、人の声を聞きながらゆっくり読み進めていくと、理解せずにいい加減にとばしていたところが多いことに気づく。簡単そうなサンプルコードに実は高度な内容が盛り込まれていることも、スタッフの方に教えていただいて本当に勉強になる。また、参加者ともいろいろ有益な情報交換ができた。主催されたスタッフの方々、どうもご苦労様でした。
音読なんて聞くとアナクロな印象を受けるが、自発的に参加するなら(まあ何でもそうだが)かなり効果的な学習メソッドかも。参加するために、急いで仕事を片付けようとするし、ちょっとでも予習するという副次的な効果もある。
知識をインプットする際は、こういうアナログなやり方の方が脳を刺激していいのかな。とりあえず、しばらくはがんばって参加してみたい。
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2月 10th, 2007
神保町を歩いていると、精巧なミニチュアモデルを店頭に飾っているショップがあった。入ってみると、ゲームズワークショップというメーカーのミニチュアゲーム製品を取り扱っているホビーショップという店だった。ミニチュアゲームというのはよく知らなかったのだが、要するにミニチュアをコマとして使うボードシミュレーションで、代表的なタイトルのウォーハンマーは欧米で根強い人気があるそうだ。そういえば、テレビドラマのLOSTでも、ロックがミニチュアゲームをプレイしていたような。
どのミニチュアも非常に凝った作りをしていてすばらしい。ただ、熱心に説明してくれた店員さんには悪いが、私自身はシミュレーションゲームが苦手だし、プラモやフィギュア作りにもあまり興味がない。しかし、面白いと思ったのは、かなり大きな対戦用のスペースを設けているところだ。同好の士が集まって、対戦したり、情報交換できるサロンを目指しているらしい。
トレーディングカードゲームなどでも同じような店があるそうだし、ニッチなゲームだけでなく、こういうサロン型ビジネス(ゲームに限らず)はこれから増えてくるかもしれない。ゲームセンターでも対戦型のカードゲームや格闘ゲームは盛んだけど、もっとアナログでより濃密なコミュニケーションが必要なタイプのものがいいかな。
その場所にいれば、誰かがいて(少なくとも店員はいる)、リアルな人間同士のたまり場になるスペース。バーチャルだけでは完結しないやり取り。ネット上にもさまざまなコミュニティがあって、オフ会も行われているけど、常設でリアルなスペースは今の時代だからこそ強く求められるような気がする。
さらに、バーチャルとリアルが結びつくと、バーチャルだけの場合より面白そうだ。リアルショップに行ってIDカードを提示すると、その人が来店して遊んでいることがネット上に表示されるといった単純な仕組みでもいいだろう。こういうのはSecond Lifeとの相性もよさげだ。そういうサービスはもう出てきているのかな。
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2月 8th, 2007
愛用していたW41CAから同じくカシオのW51CAに機種変更した(W41CAも手元に残ったままだから、正確には「機種追加」だ)。auの夏モデルまで待とうと思っていたのだが、もろもろ事情があって。
それにしても、おサイフケータイの移行にはほんとまいった。サービスによって移行の仕方が違ったりして、量販店の店員もサービス提供事業者の問い合わせ窓口に電話をかけまくる。もちろん、盗難や不正利用の防止は必要だが、今のままだと複数のおサイフケータイを所有して使い分けるということも難しい。SIMカードの抜き差しでサクッと移行できるようにならんものかなあ。中でもEdyは、移行のためにデータ預かり(元々サーバー上に置かれているデータに預かりもないだろうと思うが)の手続きをする必要があって、これがまた有料ときている(怒)。
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1月 31st, 2007
とあるデザイナーさんの話を聞いたのがきっかけで、レゴブロックが非常に気になりだした。この方は折りたたみ自転車をデザインしているのだが、デザインのプロトタイプを作るのにレゴブロックを使うのだという。また、アニメ『マクロス』の監督である河森正治氏も、変形戦闘機「バルキリー」にやはりレゴを使ったそうだ。
そういえば、小学生の頃、レゴでできたロンドンバスをもらったことがある。きれいに作り込まれていて、かっこいいシールが貼られたバスはバラバラに分解するのがしのびなく、ちょっとだけブロックを外してはすぐに戻していたなあ。そういうヘタレな自分へのリベンジということもあって、レゴブロックを買ってみた。最初に買ったのは基本パーツ500(#4780)(※#以下はレゴの製品番号)。ただこれだけだと全然ピースが足りないので、トイザらス限定のデラックスたてものセット(#5482)(#5482は日本だと未発売なのだがトイザらスだけは扱っている)を買い足した。
子供の頃に遊んでいたよくブロック(レゴじゃない奴)は一度はめるとなかなか外れなかったり、あんまり精度がよくなかった覚えがあったが、そこはさすがレゴ。付け外しが簡単なのにグラグラしないし、積み重ねても全然ずれない。高いだけのことはある。
ふだんパソコンで仕事をしていると、五感に受ける刺激がどんどんフラット化していく気がするのだけど、手先を動かして何か作るのはとても気持ちがいい。写真はイマジネーションの赴くまま(笑)作った「富士山大噴火」。ブロックの収納方法も考えないとなあ……。
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1月 8th, 2007
青空文庫が「著作権保護期間の延長を行わないよう求める請願署名」を進めている。
現在の著作権制度では作者の死後50年までを保護期間にしているが、それを70年に延長しようという動きが(特に権利者団体から)あって、議論を呼んでいる。
私としては、作者の存命中ならともかく、死後70年も遺族や関係者の利権を確保してやる必要はないんじゃないのと思うから、この署名活動を支持したい。こうやってどんどん保護期間が延びていくと世の中の創作活動が制限されるように思うのだが、一度利権を手にした人間はそれを(自分の死後70年経っても!)手放したくないんだねえ。議論の状況は、ITmediaの記事に詳しいが、個人的には昔ファンだった松本零士氏のスタンスにがっかりしている……。「そばやうどんは私にも作れる」
発言のせいで、全国のそば屋やうどん屋も敵に回したのではないか。
海外の制度との関係もあるから一筋縄ではいかないとは思うけども、こういう地道な署名活動を行っている青空文庫の関係者に敬服します。
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12月 21st, 2006
インターネットを利用するなら毎日必ず目にすることになるネット広告。数々の便利なWebサービスを無料で利用できるのもネット広告によるところが大きい。また、ブロガーならアフィリエイト広告やコンテンツ連動型広告もおなじみだろう。
しかし、ネット広告ビジネスの仕組みを問われた時、あなたは自信を持って答えられるだろうか?
『Web2.0時代のインターネット広告』(日本経済新聞社、定価1600円+税)は、ネット広告代理店セプテーニ社長の佐藤光紀氏自身が、ネット広告の本質を基本からわかりやく解説している入門書だ。私も執筆に協力させていただいたが、いやまったく本当に勉強させてもらった。アフィリエイト広告や検索連動型広告の仕組みも自分ではわかっていたつもりだったが、広告ビジネスの最前線で戦う人の解説は目から鱗。広告ビジネス視点からのWeb2.0や、トラフィックに対する考え方を知ると、Webもこれまでとは違うように見えてくるはずだ。
ネット広告業界に就職したい学生さんや、企業のマーケティング担当者、ネットビジネスを展開したいと考えている方々は、細かい技術論に入る前にこの本でネット広告ビジネスの本質をがっちりつかんでいただくのが吉ではないかと思う次第。
ちなみに、佐藤氏はセプテーニに新卒で入社後1年でトップ営業マンになり、同社のネット広告事業を1人で立ち上げ、26歳で取締役になったという経歴の持ち主である(このエピソードは、『そこまでやるか!』(日経ビジネス人文庫)で読める)。
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12月 12th, 2006
以前のエントリで、EdyやSuicaでは利用履歴の管理が行いにくい旨を書いたが、プラトの「マスターマネー5」にEdyデータ取り込み機能が追加されたようだ。利用にはPasori(パソリ)が必要。
あちこちのネット記事を見ると、Mac用のParallels Desktop(日本語版)でもPasoriが使えているようだし、ちと気になる(最近はマスターマネー5もParallels上で使っていたりするのだ)。
(2006年12月13日追記)
Suica対応についてプラトに尋ねたところ、現状JRが一部企業にしかデータを公開していないためマスターマネー5側では対応できないとのこと。
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12月 7th, 2006
USBラジオチューナーのradio SHARK 2(Amazon)で日本国内のFM放送が聞けるようになった。この製品には、いちおう簡易的なFMアンテナが付属しているのだが、ケーブルが短いこともあってその効果は今ひとつ。
もうちょい受信感度のよいアンテナを付けたいと思ったのだが、問題となるのはradio SHARK 2のアンテナ端子がヘッドフォン端子だということ。フィーダー線のアンテナをそのままではつなぐことができない。変換アダプタがあるかと思って調べてみたが、製品として出ているものはなさそうである。知り合いのラジオマニアに相談してみると、ソニーのラジオ(ICF-SW7600G)にそういう変換アダプタが同梱されていたそうだ。持つべきものはマニアな友人である。(2006年12月11日追記:ソニーのEAC-39ならフィーダ線もしくは同軸ケーブルをミニジャックに変換できる)
ソニーの部品注文センターに尋ねると、アンテナコネクター(部品番号:1-506-443-00)という名前の部品として取り寄せできるというので注文する(価格は600円。送料・手数料別)。電話で直接注文したら、翌日に届いたので驚いた。
FMアンテナのAN-2をこのコネクター経由でradio SHARK 2につないでみると段違いに音がクリアになった!……とまではいっていないがある程度マシにはなったようだ。特に今までノイズだらけでまともに聞けなかったInter FMが何とか聞けるレベルになったのはうれしい。これから暇を見てアンテナの位置を調整していこう。昔、こういうのよくやったなあ……。
(2007年2月14日)
ネットを調べていたら、2ちゃんねるにFMの受信状況を改善するTipsが載っていたので試してみた。
CATV(あるいはテレビアンテナ)の同軸ケーブルを分岐し、アンテナプラグを接続。安いイヤホンコードをぶったぎり、銅線のうちの1本を同軸の芯にだけ接続。イヤホンコードのミニプラグをradio SHARK 2のアンテナ端子に接続すると受信状況がかなり改善された。InterFMはそれでもノイズがひどいけど、TOKYO FM、J-WAVE、NHK FMあたりは納得できる範囲(音楽番組をエアチェックする人は不満かも知れないけど)。あくまで自己責任で。
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12月 5th, 2006
Mac OS X用の目覚ましタイマーソフト「iBeeZz」がバージョンアップしたとのこと。このソフトはMacがスリープ状態になっていても、指定した時間に起動させてさまざまな処理を実行させられる。重宝していたのだが(以前の記事)、ここ2年ほどはバージョンアップも行われず残念に思っていた。当然ながら新バージョンではユニバーサル・バイナリとなり、インテルMacにも対応している。
radio SHARKのアプリケーションを使っているとMacがスリープしなくなるが、これが気になる人も使ってみるとよいかも。
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