Leopardの「辞書」アプリで郵便番号辞書を使う

11月 20th, 2007
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zip_conv1.pngMac OS X v10.5 “Leopard”の辞書(Dictionary.app)が面白くて仕方がない。control+command+Dを押していれば、どんどん自動的に辞書を引いていってくれるのは、思っていた以上に快適だ。
先の記事では、英辞郎の変換方法を紹介したが、ほかのデータでも辞書アプリを活用したい。そこで、日本郵便が公開している郵便番号データを辞書アプリ用に変換してみた。これから年賀状のシーズンだし。
この辞書では、郵便番号から住所を、あるいは逆に住所から郵便番号を引ける。読み方のわからない住所を調べるのにも役立つかもしれない。

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これは18禁か? 入水鍾乳洞の奇岩

11月 14th, 2007
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○鍾乳洞を立体写真に収める
10月頭、知人に「入水鍾乳洞」へ行かないかと誘われる(「じゅすい」ではなく「いりみず」だ)。ググってみると、もう二度と行きたくないという人もいれば、すごく面白かったという人もいる。とにかく濡れることは必至のようだ。濡れる洞窟となれば、防水デジカメで立体写真を撮るのがスジだろうということで、喜々として現地に向かう(以下の立体写真はクリックで拡大、平行法でご覧ください)。使用したカメラは、ペンタックスのOptio WP+Optio W10。
入水鍾乳洞は基本的に一本道になっており、最初のAコースは明かりもきちんと点いていて濡れずにすむ。その奥のBコースは、明かりは所々あるものの、相当濡れる。最奥のCコースには明かりもないという。
irimizu021.JPG
irimizu023.JPG
irimizu024.JPG

さて、Aコースを進んでいくと、地蔵洞など奇岩がポツポツ現れて、期待をそそる。そして、Bコースに入ると……。何だか、子供に見せてはいけないような気がする光景が広がっていた。

irimizu029.JPG

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『PCJapan』2007年12月号は4大付録付きのリニューアル特大号

11月 12th, 2007
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PC Japan (ジャパン) 2007年 12月号 [雑誌]インターネットが普及したおかげで、コンピュータ雑誌は軒並み店じまいして、書店の棚も寂しいことになっている今日この頃。老舗の『PCJapan』が12月号からリニューアルすることになった。大人の事情で一時休刊させられてしまったこともあるPCJapanが今でも生き残って元気にやっているというのは、ちょいと皮肉が効いていますな。
さて、リニューアル号では、実用情報も便利な「PCJapanポケット手帳2008」のほか、Ubuntu(のNAS用)やMPEGエンコーダ、セキュリティソフトのオリジナル版(体験版ではない!)まで付録に付いてくるという太っ腹ぶり。誌面は相変わらず濃いめの内容で行くようだけれど、ビジネス向けの活用にも力を入れていくようだ(Macの記事はやらないのかなあ、といってみたり)。『PCJapan』2007年12月号は、11月13日(火)、980円で発売。

バーチャルなCGで、リアルなロボットをコントロール

11月 11th, 2007
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dentsudai_realmedia.jpg映像情報メディア学会主催の「高臨場感ディスプレイフォーラム2007」(11月8日)における発表より。
電気通信大学 稲見昌彦教授は、「実物体の存在感を援用するリアルメディア技術」というテーマで講演を行った。
デモの1つが、CGと玩具を連携させたゲーム。テーブルの上には玩具の戦車が置かれており、リモコンで自由にコントロールできる。天井に設置されたプロジェクタからテーブルにCGが投影されており、戦車に砲撃を命じると、レーザーによる派手なエフェクトが表示される。
また、ロボットを使ったレーシングゲームも紹介された(左の写真)。大きなディスプレイには、レーシングコースが表示されている。レースを行っている車は、円と矢印だけで表現されている。
円の上にロボットを置くと、コースに合わせて向きを変えたり、編隊を組み替えたりする。実は、このロボットには、円と矢印を認識する機能しか備わっていない。画面上の円や矢印を動かすことで、その通りにロボットを動かせるというわけだ。ちなみに、レーシングコースは大学院生がFlashを使って一晩で作ったものだという。
一般的に、ロボットを制御しようと思ったら非常に複雑なハードウェアやソフトウェアが必要になる。しかし、この手法ならば、ロボット工学の知識がない人でも、Webページを作る感覚で簡単にロボットを動かせる(もちろん、用途は限定されるが)。バーチャルな映像でリアルな物体を制御しようという発想の転換が実に興味深い。

OS Xの「辞書」アプリで「英辞郎」を使う

11月 6th, 2007
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先の記事でも書いたように、Mac OS X v10.5 “Leopard”の「辞書」アプリケーション(辞書.app / Dictionary.app)用の辞書はユーザーが追加できるようになっている。そこで、定番の英和辞書「英辞郎」を変換するツールを作ってみた。英辞郎は、現時点で最新のv108を使用している。

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Leopardはマウスの小ネタが効いている

10月 31st, 2007
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Mac OS X 10.5 Leopardでは、細かいけれど、使い勝手を大きく向上させる改良がいくつか行われている。代表的なものがマウス。

Windowsでは、アクティブでないウィンドウもホイールでスクロールできるようにするユーティリティがいくつか発表されている(ZTopなど)。Macでも同じようなユーティリティがないかずっと探していたのだが見つからなかった。それが、Leopardでは(初期状態で)アクティブでないウィンドウもホイールで自由にスクロールできる! これができると、複数の書類を参照しながら作業するのがとても快適になるのだ。
また、Leopardの「辞書」アプリはcontrol+command+Dでいつでも呼び出せるのだが、キーを押しっぱなしにした状態でマウスを動かすと、カーソル位置にある単語の意味を次々に表示してくれる(Firefoxなど、対応していないアプリケーションもある)。これは実に便利。Windowsには、Babylonという強力な辞書ソフトがあるのだが、これに近いことが標準で実現できるようになった。Windows版とMac版の両方が発売されているソフトでも、従来Mac版にはマウスオーバーでの辞書引き機能がなかったりしたのだが、今までMac OS Xにはそういうマウス関係のAPIが用意されていなかったのかな?

Leopardに実装されなかった機能

10月 27th, 2007
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今のところ、Mac OS X 10.5 Leopardの出来にはかなり満足している。しかし、以前にはデモで紹介されながら、製品版では実装されなかった機能もいくつかあるようだ。

○Time Machine
ネットワークドライブNASを保存先に指定できない(→LeopardがインストールされたMacがもう1台あれば、これをバックアップ先に指定することはできる)。これについては、おそらく次のアップデートあたりで改良されるのでは。(2007/10/28追記:マイコミジャーナルの「全解説 Mac OS X Leopard – 進化したAppleの新OSを探る (3) Time Machine」によれば、Time Machineは、「UNIXでいうハードリンクとは厳密な意味では異なるリンク機能が使われているのだろう」とのこと。AirMac接続のディスクやNASをサポートしていないのもこのあたりと関係がある?)

○Stacks
以前のデモでは、任意の複数ファイルを選択してDockにドロップすると、スタックを作成できた。製品版では、スタックにできるのはフォルダのみ。
ユーザーがDock上に作ったスタックと、実フォルダのスタックが混在すると、操作上、混乱すると思ったのかもしれない。

あと、バグも発見。
・iCal
カレンダーのWeb公開機能がバグっているっぽい。中身のないカレンダーなら問題なく公開できるのだが(意味がない!)、予定が1つでも入っていると、該当Webページにアクセスした時にエラーメッセージが表示される。

Mac OS X Leopardの「辞書」アプリ用データは自分で作成できる

10月 27th, 2007
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MacOS X v10.5 LeopardMac OS X 10.5 Leopardに環境を移行した。かなり新機能が盛り込まれているにもかかわらず、これまでのバージョンとまったく違和感なく入り込めるというのは、何気にすごい。最初にLeopardを見た時は、「便利なユーティリティを載せただけなんじゃないの」と思ったが、内部的にもかなり改良されているようだ。例えば、本田雅一の「週刊モバイル通信」でも取り上げられているように、全体的な動作が快適になった。単純に速くなったというより、滑らかになったような印象なのだ。Windows Vistaは、十分なスペックのマシンで動かしていても何だか時々カクカクする感じがあるのだが、Leopardはそういうことがない。

さて、目立つ新機能はその他のメディアにまかせるとして、私にとってうれしい改良の1つが「辞書」アプリの強化だ。これまでの英英辞典に加えて、国語辞典や英和辞典、類語辞典、Wikipediaが追加されている。
さらに、この「辞書」アプリ用の辞書は、自分でも作成できるようだ。

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世界初?! 裸眼立体視でギャグを成立させた「プ〜ねこ」

10月 26th, 2007
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プーねこ 3 (3) (アフタヌーンKC)立体写真好きは、今月25日発売の『アフタヌーン』12月号、「プ〜ねこ」を要チェック。
裸眼立体視できちんとギャグを成立させたマンガは、世界初かも。うーむ、北道正幸さんってすごい……。

(2008年5月5日追記)
裸眼立体視のネタは、単行本3巻に収録されている。もちろん、私は買いました。


iPod touchでPDFファイルを読む

10月 21st, 2007
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Apple iPod touch 16GB MA627J/AiPod touch(16GB)を手に入れた。タッチパネルの操作性は、話題になっているだけあってすごい。ボリューム調整や曲の早送りなどがさっとできない(一応ホームボタンのダブルクリックでプレイヤーを呼び出せるけど)とか、首をかしげる点も山のようにあるが、それでも私にとっては魅力の方がはるかに上回る。
iPod touchの大きな魅力の1つは、写真やビデオ、それにWebの軽快なビューアであることだろう。電子書籍のビューアにもなれば、さらに楽しそうだ。すでにボイジャーの「T-Time」ではテキストファイルをiPod touchに書き出せるようになっている。これは、電子書籍を1ページずつ画像として書き出すというもの。

workflow_pdf2image.pngこれにヒントを得て、PDFも同じように閲覧しようと考えた。AcrobatにはPDFの各ページを画像ファイルとして書き出す機能が備わっているが、いちいち手作業でやるのも面倒くさいのでAutomatorを使うことにする。作ったのは右図のようなワークフローだ(クリックで拡大)。

iPhotoのアルバムを作るところまで自動で行うので、それなりに便利。ただ、iPod touch上では画像を最大限に拡大してもあまり文字がシャープにならない(内容はいちおう読めるが)。うーん、iTunesがiPod touchに転送する時に勝手にアンチエイリアス処理をかけるのかなあ。ちなみに、iPod touchのSafariでは、Webページ上のPDFをそのまま表示できて、こっちでは文字もシャープに見られたりする。

(追記)
考えてみたら、Mac OS XのプリントダイアログにはPDF書き出しボタンがあって、ここからiPhotoに登録することもできるのであった。わざわざワークフローを作るまでもなかったなあ。