5月 12th, 2008
米Yahoo!が「Inquisitor」を買収したというニュース(CNET Japan)。Inquisitorというのは、Mac OS X標準のWebブラウザ「Safari」の検索機能を強化するプラグイン。Safariの検索欄にキーワードを入力すると、Spotlightのように検索結果をリアルタイムに表示し、ここから直接対象サイトへジャンプできる。以前のバージョンでは、標準の検索エンジンが「Google(US)」だったが、最新バージョンでは「Yahoo!(US)」に変わっている。日本語での検索も問題ないが、標準の検索エンジンとして「Google(JP)」も用意してもらいたいところではある。
開発者のdavid watanabe氏は、Yahoo!には入社せず、独立した開発者のままでいるとのこと(david watanabe氏のブログ)。
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5月 11th, 2008
Leopardの辞書アプリ(Dictionary.app)で英辞郎を使えるようにしたおかげで、海外のサイトを読むのもずいぶん楽になった。しかし、単語の意味などをもう少し詳しく知りたいという時は、英辞郎だとちと物足りない。そこで、だいぶ前に買ったまま、ほとんど活用していなかったランダムハウス英語辞典(第二版)をDictionary.app用に変換してみることにする。
ランダムハウス英語辞典が使えるMac用の辞書ソフトとしては、すでにJammingがあるが、できればDictionary.appにまとめたいところ。検索機能はJammingが格段に優れているが、日常的にさっと調べるならDictionary.appの方が使いやすく感じる。まあ、変換処理自体が面白くなってきたというのもあるのだけど。
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5月 5th, 2008
だいぶ前から私が愛用しているソフトウェアにSciral Consistencyがある(Windows版とMac OS X版がある)。Sciral Consistencyは、繰り返し予定の管理ソフト。予定管理といっても、カレンダーやToDoとはちょっと違う。カレンダーは日付や曜日、月などで繰り返し予定を管理するし、ToDoは締切を設定する。
ところが、こういうやり方ではうまく管理できない予定もいろいろあるわけで。例えば、フィットネス。曜日を決めずに、3日に一度せめて1週間に一度は行きたいなあと思ったらどうするか。
Sciral Consistencyだと、図のように実に簡単に管理ができる。このソフト、$25のシェアウェアなのだが、無料でも期限制限なしにほとんどの機能を使える。料金を支払わない場合の制限は、起動時にシェアウェアであることを示すメッセージが表示されることと、1つのファイルにつき5つまでのタスクしか管理できないこと。
私は長年無料で使い続けてきたが、Dockから予定を一発で呼び出そうと思って料金を払うことにした。
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5月 5th, 2008
Mac OS Xには、Exposéという便利なウインドウ切り換え機能が備わっている。ただし、Exposéにも欠点はあって、まず最小化してDockに格納されているウインドウは選べない。また、ウインドウがアプリケーションごとにまとめられていないので、アプリケーションをたくさん起動している場合は目的のウインドウを見つけるのに苦労する。
最近見つけたWitchというツールで、このあたりの不満がほとんど解消された。Witchだと、ウインドウが隠されていようが最小化されてDockに格納されていようが関係なくリストアップされる。これはMac OS Xの標準機能になっていてほしいものだ。 ビジュアル的にはExposéほどのインパクトはないけど。それにしても、ExposéとDockは、ユーザーインターフェイスとしてつくづく相性が悪いと思うな。
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4月 18th, 2008
海上で重油が流出すると、大変な被害が出てしまうから、できる限りすみやかに回収しないといけない。
そのために大阪大学の加藤直三教授らが開発したのは、何と重油を自動的に追いかけて位置を知らせるロボットブイ。
どうやって重油の位置がわかるんだとか、どうやって追いかけるんだとか、ものすごく気になる!
というわけで、加藤直三教授に直接お話をお聞きしてきた。なるほど、そういう仕組みになっているのか! 続きは、以下のリンクで。
・流出重油をどこまでも追いかけるロボットブイ | WIRED VISION
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4月 18th, 2008
古い某アプリケーションに付属していたアンインストーラを何気なく使ったら(このアンインストーラが100%原因だという確証はないのだが)、Mac OS Xの調子がおかしくなってしまった。PhotoshopやAcrobatなど、アドビのアプリケーションがまったく立ち上がらないし、テキスト入力で漢字に変換しようとするとすぐハングしてしまう。
といっても、実はそんなに焦らなかった。なぜかといえば、最近1TBのTime Capsuleを購入して、LeopardのTime Machineでバックアップを取っていたからだ。逆に「よっしゃ」という気になったくらい……というのは言い過ぎだけど。
LepardのインストールディスクからMacを起動して、「ユーティリティ」→「バックアップからシステムを復元…」を選択。バックアップしたディスクを選ぶと日付が表示されるので、戻したい日時を選択するだけだ。MacBook上の環境は全部で180GBほどあり、空き領域の計算に30分以上かかってちょっと焦ったが、問題はなかった。復元には9時間ほど(1000BASE-Tで接続)かかったけれど、元の快適な環境を完全に取り戻せた。作業自体は簡単だしこれなら安心して使えそうだ。
ただ、雑記帳のようなもの: Time Machineを用いたシステムの復元にも書かれているように、「バックアップからシステムを復元…」で表示される日時が遅れているようなので注意が必要。どうもインストールディスクに収録されている復元ツールのバグっぽい。MacBook Airの付属インストールディスクでも直っていないようだ。
アップルは、Apple Bug Reporterというフィードバックの窓口を用意しているのでここに報告しておいた。Apple Bug Reporterは、ADC(Apple Developer Connection)の会員(無料のADC Online MembershipでもOK)なら誰でも使える。レポートすると、開発者側から問い合わせが来ることも多い。ここに報告された件数が多いバグほど優先的に修正されるという噂もあるので、バグかなと思ったらとりあえずApple Bug Reporterに報告しておいた方がいいだろう。
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4月 17th, 2008
2年前のCESで、イスラエルのEPOS Technologiesが開発したデジタルペンを取材した(過去の記事)。この技術を利用したデジタルペンがいよいよ日本でも発売される。
加賀コンポーネントの「マウスペンKG-DP1」という製品で、マウスとタブレットの機能を兼ねるデバイスという位置づけのようだ。CESでいじった時、精度のよさに感心したのでKG-DP1もけっこう期待できるかも。
EPOSの人は、筆跡を記憶するUSBメモリタイプの製品も出したいと言っていたが、こちらはどうなっているのだろう。私はデジタルペンを家で使うというより、出先で取ったメモをデジタル化するのに使いたいのだが。あと、Mac対応もぜひ。
(2008年5月17日追記)
MVPenテクノロジーズから、USBメモリタイプのMVPenが発売された。これは面白そう。
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4月 7th, 2008
前のエントリーでも書いたのだが、WMWifiRouterを使うとWindows Mobile端末をルータとして使えるようになる。しかし、PHSだと通信速度が遅いため、あまり快適に使えない。かといって、イー・モバイルの「EM・ONE」だと、MacBook Airと一緒に持ち歩くにはちと重い。
そう思っているところに、ちょうどイー・モバイルからEMONSTER「S11HT」が発売されたので、ウィルコムを解約してこちらに乗り換えることにした。イー・モバイルなら別途プロバイダ料金が必要ないので、2年使えばまあトントンかなと。
さっそくS11HTにWMWifiRouterをインストールして、MacBook Airと接続。何のトラブルもなく、さくさくとネットに接続できて実に快適だ(WMWifiRouterのメニューで接続先を「emb」にしておくこと)。iPod touchも問題なし。これで外出時は、MacBook AirかiPod touchのどちらかと、S11HTを持って行けば通信環境は完璧。
ただし、無線LAN接続だとS11HTのバッテリ消費が激しい。速度が必要なくて長時間接続する時のため、Bluetooth接続もできるようにしようとしたのだが……。MacBook AirとS11HTの間はBluetoothで接続できるのだが、どうもネットにつながらないのだ。MacBook AirにUSB接続タイプのBluetoothアダプタをつなげて成功したという剛の者もいるらしいけど、そこまでやるのはちょっと(笑)。
(2008年4月12日追記)
BONNOH FRACTION 13のMacBook Air + S11HT で Bluetooth DUNを参考にして設定したところ、MacBook AirからBluetoothでダイアルアップ接続ができるようになった! ありがたい。
私の環境だとBluetooth接続は無線LAN接続より安定していない感じだけど、バッテリに余裕がない時などは重宝しそう。
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3月 27th, 2008
恥ずかしい話だが、いい歳をこいて私はどうも会計のことがわかっていない。「えーっとこれが借方になって……」と考えているうちに、寝てしまう。大人として社会と関わっていくには最低限会計の知識くらいないとなあと思って、会計の入門っぽい本にも手を出してみるが、あまりのつまらなさに鼻水が出そうになる。
そういうわけで、某氏に泣きついて紹介してもらったのが『国語算数理科しごと―子どもと話そう「働くことの意味と価値」』(岩谷誠治著、日本経済新聞出版社)。
お父さんが娘に対して、仕事とはどういう事かをかみ砕いて説明するという作りになっている。20分もかからずに読み終わるほど薄い本だが、内容濃すぎ! 貸借対照表と損益計算書の概念を、ほのぼのイラストでここまでわかりやすく解説するとは。会計の入門書にチャレンジする前に、この本に目を通しておけば、間違いなく理解が深まるはず。難しいことを難しく書くのは簡単だけど、難しいことを簡単に書くのはとても難しいことなのだ。著者も編集者もすごい。
惜しむらくは、書名に「会計」と入っていないことか(著者の意図からして入れたくなかった気持ちもわかるけど)。会計に疎い人にとって最良の入門書だと思うが、「会計」というキーワードで検索に引っかからないのは何とももったいない。
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3月 21st, 2008
環境問題が注目を集めるにしたがって、何だかとんでもない研究も続々登場してきた。
国立環境研究所では洋上風力発電の研究を行っているのだけど、これは直径120mの風車を11基、長さが2km弱もある超巨大ヨットに乗せて発電を行うというもの。どんだけスケールが大きいんだか。
トンデモ話かと思いきや、これは既存技術でも不可能じゃないらしい。
・巨大風車の船団が大海原を行く | WIRED VISION
こういうプロジェクトは政治的な思惑やら利権やらいろいろ絡んできて一筋縄ではいかないんだろうけど、超巨大船団が大洋を往く光景というのは見てみたいものではある。
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