河野太郎が吠える!『これからの日本の政治の話をしよう』iPhone/iPad版・ドットブック版発売です
9月 1st, 2011
現在、日本の政治は混迷の中にあります。与党も野党も短期的な政局に明け暮れ、将来の日本はいかにあるべきかというグランドデザインをまったく描くことができていません。
社会保障からエネルギー政策、外交まで、歯に衣着せぬ物言いをする河野太郎議員は、自民党の異端児として知られています。長年にわたり、彼は日本のエネルギー政策の問題点を指摘してきました。3.11後、彼が追求してきた電力会社や原発、核燃料サイクルの虚偽が次々と明らかになりつつあります。
はたして、日本はどこに向かうべきなのか? 『これからの日本の政治の話をしよう』(河野太郎著)を読んでいただければ、エネルギーから農業、社会保障、外交まで幅広い分野にわたる課題、そして今後の展望が見えてくるはずです。
競争を通じて強い経済を実現しようという「中道右派」に反対の立場の方も当然いらっしゃるでしょう。しかし、どのような政治的スタンスであれ、課題と対応策を明確にして、健全な議論を行うことが欠かせません。
これからの日本を考えるための足がかりの1つとして、ぜひ本書をご覧いただければと思います。
○電子書籍版の追加コンテンツ
本書は、2010年に洋泉社より発売された『私が自民党を立て直す』の電子書籍版です。今回の発売にあたり、エネルギー政策に関する新章を追加いたしました。
・iPhone/iPadアプリ版:250円
※iPhone/iPadアプリ版は、AppStoreから購入・ダウンロードしてそのままお読みいただけます。
・ドットブック版:250円
※ドットブック版は、パソコンとiPhone/iPadの両方でご覧いただけます。パソコンでの閲覧には「T-Time」(無料)、iPhone/iPadでの閲覧には「Voyager
Books」アプリ(無料)が必要です。
『これからの日本の政治の話をしよう』目次
- 第1章 自由民主党を変える
- 冷戦終結時に党のビジョンを再定義すべきだった
- 野党となった今こそ、自民党の目指すところを鮮明に
- 「小さな政府」がなぜ必要か
- 党の理念のもとに人が集まり、自民党は再出発すべき
- 競争を通じ、強い経済をつくる「中道右派」の旗を掲げよ
- 新しい人間で新しいやり方で始める自民党再建
- 第2章 日本の存在感を上げよ
- 日本の労働生産性を上げるために規制緩和は必須
- アジアの内需を日本の内需に
- 女性のM字型の就業率の落ち込みを防げ
- 外国人に対し表門から「労働ビザ」を出す仕組みに
- アジアのハブ空港争いに加わることができないのはなぜか
- アジアの港湾が栄えるなか、日本の港だけが沈んだ
- 法人税率を下げ、日本に企業を呼び寄せよ
- 経済成長こそ日本の政治にとって最大の課題
- 市場に重きを置くこと=市場原理主義ではない
- 公平な市場を築けばプレイヤーが健全な競争を行える
- 構造改革をやりきらずに来たツケが日本経済を追い込んだ
- 構造改革によって競争力をつけるしか生き残る道はない
- 小泉改革批判の不毛さ
- 若者の人口が減っているのに学生数を増やし、私立大への補助金を増やす!?
- やる気のある日本の若者は、外国に出て行くべき
- 日本の英語教育はなぜ変われないのか
- 公立学校の教育水準を上げるためには
- 子ども手当ては、目的がきわめて不透明
- 地方で決められることはすべて地方に移管する
- 収入をあらかじめバランスすることを法的に義務づけるべき
- 負担と受益の世代間格差をどう解決していくか
- カロリーベースによる食料自給率は、つくられたフィクション
- 食料自給率向上は結局、農水省のキャンペーンに利用されてきた
- 水田の面的集積ができたところに助成する政策へ
- 農業経営と農地インフラ管理で役割を分けよ
- 強い農業を作るという目的に対し、戸別所得補償は逆行している
- 畜産、酪農は「都市農場」が実現可能
- 野菜や果物は日の丸ブランドの品質によって海外で勝負できる
- 第3章 温かい小さな政府を目指そう
- 「温かい小さな政府」とは?
- 与野党の有志七人で合意した年金制度改革案
- 消費税を財源にした国民年金制度はこんなに合理的
- すべての日本人が六五歳になったとき七万円の基礎年金をもらえる仕組み
- 厚生年金は将来の受給額がわかる「積立保険料比例年金制度」を導入せよ
- 政権交代があっても年金制度を安定的に移行させる手立て
- 医療費増加は避けられないなか、どうやって国民皆保険を守っていくか
- 「後期高齢者医療制度」は決して「姥捨て山」ではなかった
- 日本にとって医療制度の選択肢は三つある
- セーフティネットを作る
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- 第4章 元祖事業仕分け人として
- 「無駄遣い撲滅なら河野太郎がうってつけだろう」
- 河野チーム、事業仕分けを取り入れる
- 「やめさせろ」という反対の声を押しきって、事業仕分けを始める
- 文科省が二〇〇億円かけているモデル事業見直しを提言
- 文科省の事業のうち約一割、二一七五億円に疑問符がついた
- 「メディア芸術総合センター」ではコンテンツ産業育成につながらない
- 政権交代で民主党の事業仕分けは世間の注目を集めたが……
- 核燃料サイクル――ある時代には正しい政策も、時代が変わると合理的でなくなる
- 十数兆円を超えるコストをかけて、必要のないプルトニウムを取り出す?
- 使用済み核燃料を再処理工場の貯蔵プールに運び入れるための口実
- 莫大な広告宣伝費を使う電力会社に配慮して、もの言えぬマスコミ
- 電力会社、経産省、政治家による「核燃料サイクル推進トライアングル」
- 原子力発電にかかる諸コストがきちんとアナウンスされていない
- 核燃料サイクル政策の不可能性を隠し続ける経産省と電力会社
- BSE全頭検査はどうして意味がないか
- リスク管理に関して日本よりも評価が高いアメリカの牛肉
- 第4.5章 3・11後のエネルギー政策【New!】
- 自民党はどこで間違えたのか
- 総括原価方式をやめ、電力会社を普通の企業にする
- 再生可能エネルギー固定価格全量買取制度Q&A
- 第5章 外交政策をどう考えるか
- 外交の基軸はあくまで「日米安全保障条約」
- 日本は中東和平で主導的な役割を果たせる
- ODAの拠出金を半分にして、その内容を徹底的に見直す
- 国際機関のトップを取りにいき、日本の国際的影響力を高めていけ
- 密約調査をする以上は、「非核三原則」の変更を明らかにすべき
- コンセンサスがなく嘉手納統合案を出してしまった岡田外相
- 第6章 日本を本当の民主国家にするために
- なぜ候補者は連呼するのか――誰も知らない公職選挙法
- 「インターネットは選挙に活用できない」は本当か?
- 議員運営委員会のシナリオ通りにしか進まない本会議
- 「異議あり」でも異議なし採決になる!?
- 若林議員が隣の青木議員の投票ボタンを押してしまった理由
- 法案はさまざまな駆け引きが渦巻く部会で決められてきた
- 政策は政府に一元化するのが正しい姿だが
- 党議拘束がないと審議しない国会
- 党議拘束をかけずに採決するルールがなぜ必要なのか
- 議員立法の提出に党の承認が必要なのはおかしい
- 議員立法が、形骸化した委員会審議に風穴を開ける
- 法案審査と行政監視が渾然一体に行われている現状
- 国会日程の影響で国際会議に出席できない閣僚を減らせ
- 海外要人による日本訪問も軽視されがち
- 行政府を停滞させる質問通告の遅さ
- 形骸化した国権の最高機関、本会議を活性化させよ
- 【コラム】官邸のおばけ
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on 木曜日, 9月 1st, 2011 at 08:00 and is filed under book, works.
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