神永正博×小飼弾『未来予測を嗤え!』、角川oneテーマ21より発売です

12月 9th, 2014
[`evernote` not found]
Facebook にシェア

 「自分は未来が予測できる」と主張する人はたくさんいます。「数年以内に世界経済は崩壊する!」「いや、これから景気はよくなって、株価はどんどん上昇する!」云々、正反対の予測がメディアを賑わせて、私たちの不安を煽ります。
 未来はこれからいったいどうなるのか? 私たちは、未来にどう備えるべきなのか?
 そこで、2人の人物に、未来への補助線を引いてもらうことにしました。
 プログラマー・投資家であり、書評家としても知られる小飼弾氏は、思いもかけない視点から世界にメスを入れます。
 『不透明な時代を見抜く「統計思考力」』など統計関係の著作も多い神永正博氏は、数学者としての視点で、世界の仕組みを明らかにします。
 2人が語るのは、「未来はこうなる」という予測ではありません。そもそも未来予測など可能なのか、個人や社会が健やかに存在するためには何が必要なのか。科学からコンピュータ、経済、教育まで広範囲にわたる先端の知見から、人と社会の本質に迫ります。
 神永正博×小飼弾の『未来予測を嗤え!』(角川テーマone21)。さあ、超理系な講義の始まりです。
 山路が構成を担当しました。

■目次
第1講 未来を予測することは可能か?
第2講 イノベーションを予測することはできない
第3講 人間にはストーリーが必要だ
第4講 権威システム vs. 検証システム
第5講 ビッグデータの本当の意味
第6講 人工知能の可能性
第7講 コンピューティングパワーがすべてを制する?
第8講 ネットの巨人達が国家に取って代わる
第9講 超巨大企業を所有してしまえばいい
第10講 経済発展はこれからも可能なのか?
第11講 比較不能な「差」を見つけよ
第12講 人間は何が欲しいのかを知らない
第13講 欲求こそが希少な資源である
第14講 機械が欲求も持つようになる?
第15講 どうすれば好奇心が伸びるのか
第16講 文系は不要か?
第17講 反知性主義と科学的リテラシー
第18講 格差問題をどう乗り越えるか

Leave a Reply

Comments links could be nofollow free.