Archive for the ‘Mac’ Category

iTunes Music Storeの日本展開に動きあり?

金曜日, 8月 20th, 2004
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ITmediaニュース:ソニーは追いつけるか? 日本で巻き起こるiPod旋風でちょっと気になる発言が。

Apple東京本社でインタビューに応じた、元ソニー社員で現在Appleの副社長を務める前刀禎明氏によれば、iTunes日本版は来年中に提供される予定で、料金は1曲99セントの米国と同程度になる。

と書かれている。これって、「提供したい」っていう希望ではないのかな……? 本当ならすごいニュースだし、私としてもうれしいが。

その他、iTunes Music Store関係で気になった記事。
ユーザー置き去りの著作権攻防戦(asahi.com)
iTunesになぜなれない? 顧客志向が必要な日本の音楽配信(日経IT Pro)
柔らかいデジタル 第17回?デジタル時代にそぐわないどんぶり勘定(BP’s Eye)
「2004年を音楽配信元年に」–交錯する音楽レーベルと配信事業者の思惑(CNET Japan)

(2004年8月29日追記)
MacPeople 2004.10月号によると、アップル広報は「記者の拡大解釈ではないか」と否定。公式には「オープン未定」のままとのこと。

潜水艦ゲームもできる(?)ビデオ会議システム

火曜日, 7月 13th, 2004
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WIRED NEWSで紹介されていた「Facetop」というビデオ会議システムは、すごいインパクトがある。これは、半透明のデスクトップ画面とビデオ映像を同時に送受信するというもの。相手の姿がデスクトップ画面に透けて映されるので、共同作業を進めやすいらしい。
これなら、昔懐かしい潜水艦ゲーム(だっけ?)もネットワーク経由でできそうだ。
記事によれば、

フェーストップは、米アップルコンピュータ社の『マックOS X』上で動作する。フェーストップが実現できたのは、マックOS Xのレンダリングエンジン『Quartz』(クオーツ)によるところが大きい。Quartzを使用すれば、インターフェースのあらゆる箇所を半透明にできるからだ。スミス氏によると、Quartzのおかげで、最初の試作品はわずか45分ほどで完成したという。

Windows版は、Longhornの登場を待つ必要があるとのこと。

Keyboard MaestroをStairways Softwareが買収

火曜日, 7月 13th, 2004
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「Keyboard Maestro」は、マクロを自由にキーへ割り当てられるMac用ユーティリティだ。AppleScriptもキー操作1つで実行できて、非常に便利。私は、QuickTime PlayerやiTunesでのテープ起こし支援スクリプトを割り当てて使っている。実をいうと、無料のLite版だったりする(無料版でも20個まで操作を割り当てられる)。

ところが、Bridge 1 Softwareのページを覗いてみると、Keyboard Maestroの配布が停止されている。これはStairways SoftwareというメーカーがKeyboard Maestroを買収したためらしい。2ヶ月後くらいに、Keyboard Maestroのバージョン2.0が登場する模様。2年くらいずっと、新バージョンが出ていなかったから、まずは喜ばしい。今後もLite版を提供してくれるとさらにうれしいなあ。

Konfabulator ≒ TigerのDashboard?

火曜日, 6月 29th, 2004
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サンフランシスコで開催されているアップルの開発者会議「WWDC 2004」において、Mac OS Xの次期バージョン「Mac OS X v10.4 Tiger」のプレビューが行われた。
次期Windows「Longhorn」のWinFS(新しいファイルシステム)を先取りするような検索機能「Spotlight」(実装方法はまったく違うと思うが)、RSSアグリゲーターの機能を備えた「Safari」、反復作業を自動化する「Automator」等、気になる機能が満載されている。
中でも気になったのが、「Dashboard」。これは、デスクトップに置ける便利なアクセサリソフト(Widget)を管理するもので、WidgetはJavaScriptで記述できて……むむ、どこかで聞いたような。これは、何度か取り上げた(この記事とかこの記事「Konfabulator」にそっくりなのだ(Widgetという用語も)。
アップルがサードパーティの機能を取り入れるということは、かつてDA(デスクアクセサリ)の時にもあったらしいから(この頃のMacについて私はあまりよく知らない)、Dashboardもそうなのか? しかし、6月28日付けの開発者からのコメントを見ると、アップルから彼らに対して何の連絡もなかったらしい。また、機能や外観は非常に似ているが、KonfabulatorとDashboardのWidgetに互換性があるのかどうかも、これを読む限りではわからない。開発者のPerry Clarke氏は、Remember, Konfabulator is Whatever you want it to be, anything else is just a sincere imitation.と述べており、かなり憤慨しているように思われるが……。
機能は似ていてWidgetに互換性がないのも問題だし(すでにKonfabulator用Widgetは何百種類と発表されている)、Widgetの互換性があるのにオリジナルの開発者との交渉がないのも大問題。アップルが今後どういう対応をしてくるのか注目していきたい。

そういや、KonfabulatorのWindows版を出すという話はどうなったのだろう。(→追記:4月時点での日誌によれば、Windows版を開発していたプログラマを入れ替えて最初から書き直しているようですな。)

(追記)
CNET Japanでもけっこう大きく取り上げられてますね。

(2004/07/12追記)
ITmedia PCUPdate「アップル、次期OS“Tiger”のプレビュー」ではDashboardのWidgetについて、

このWidgetはHTML+JavaScriptで書かれている(櫻場氏はXMLではなくHTMLと言った)ので、新しいものを作るのも(プログラマーには)簡単だ。

と書かれている。Widgetに互換性はないようだ。HTML+JavaScriptということからすると、DashboardのWidgetはWebページのようなもの(あるいはWebページそのもの?)なのだろう。そうであるならば、確かに作りやすいかもしれない。
また、「MozillaやOpera、Appleなどがスクリプト可能なプラグインAPIを共同開発へ」(INTERNET Watch)という記事によれば、

現在、Flash、Shockwave、QuickTime、Javaなどのプラグインが利用されているが、新たにスクリプト可能なプラグインAPIを使用することで、スクリプトを使ってプラグインを操作できるようになる。

とのこと。FlashやQuickTimeを使った、派手なWidgetも登場してくるのではないだろうか。

英語教材を早回しでリスニング

月曜日, 6月 14th, 2004
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知り合いに英語リスニングの勉強法を尋ねたところ、ニュースを聞いてスクリプトを読む方法(私も現在実践中)のほか、早回しで聞くのが効果的だったという返事。教材テープを2割増で再生してダビング、それが聞けるようになったらさらに2割増で再生してダビングということを繰り返す。速いスピードに慣れてから元の教材を聞くと、かなりリスニング力がアップしていると実感できるそうだ。
こういうことがパソコン上でできるものはないかと探してみると、 「Amazing Slow Downer」というソフトが見つかった(Windows用とMac用あり)。単に音声を早回しにするだけだとピッチ(音の高さ)が高くなってしまうが、Amazing Slow Downerでは、ピッチは元のまま早回しできるのだ。さらに、早回しにした状態で、MP3やAAC、AIFFとしても保存可能だから、iPodで外に持ち出せる。
うーん、でも、私はもうちょっとリスニングに慣れてから、早回し学習法を試すかな……。

ちなみに、このソフト、再生速度を遅くして楽器の練習に使う人が多いらしい。テープ起こしに使うのにもよさそうだ。AppleScriptで制御できれば、さらに便利なんだけどなあ。

AirMac Expressで広がるデジタルハブの可能性

水曜日, 6月 9th, 2004
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またしてもアップルにやられたと思った。AirMac Expressはありそうでなかったところを実にうまく突いている。いってしまえば、無線LANのベースステーションに音楽のデコード・出力機能が付いたものだが、これだけでこんなに訴求力の高い商品になるとは!
iTunesの音楽を家のどこでも聞ける」というのは、パソコンに疎い人にとっても魅力的にアピールするだろう(Windows対応もしっかり謳っているし)。普通のメーカーなら「ビデオが見られる」等々、もっといろいろ機能を付け、ごちゃごちゃして高いものにしてしまいそうな気がする。

AirMac Expressが出てきたことで、アップルのデジタルハブ戦略は具体性が増してきた。ただし、AirMac Expressでは、音楽再生のコントロールにWindowsもしくはMacのパソコンが必要になる。
ということから考えると、アップルが次に打つ一手というのは、パソコンのリモートコントロールなのではないか。すでにBluetooth搭載携帯電話でMacをコントロールするソフト「Salling Clicker」は登場しているが、音楽再生用途に特化したデバイス、例えばBluetooth搭載iPodなんていうものを出してくるかもしれない(というか、出してほしい)。

iPodとCLIEで快適モバイル英語学習

火曜日, 6月 1st, 2004
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ここのところ、iPodで英語教材を聞くことに凝っている。「英語学習やMacやblogなど」で詳しく紹介されているが、ネット上に公開されている音声データをiPodに取り込み、スクリプト(原稿)もTransNotesなどを使ってiPodに読み込んでしまうのだ。音声データは再生位置を記憶するようにしておくとさらに便利。
ただし、狭いiPodの画面で音声を聞きながらスクリプトを追っていくのはちょっときつい。音声データを巻き戻したり早送りしたりすると、今聞いている場所がどこかわからなくなってしまう。スクリプト中にわからない単語があっても、すぐに意味を調べられないし。
そこで、Palmデバイス(SONY CLIE PEG-TH55)でスクリプトを読むようにしたら、これが実に快適なのである。

(さらに…)

iTunesで再生中の曲や教材をちょっとだけ巻き戻す

金曜日, 5月 28th, 2004
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iPodiTunesで曲(というか英語教材)を聞いていると、数秒だけ巻き戻したいことがよくある。iPodでもiTunesでも、巻き戻し・早送りボタンをちょっと長めに押すことで5秒ほど巻き戻し(あるいは早送り)できる。しかし、押す時間が短いと前の曲や次の曲が再生されてしまうし、こうした巻き戻し・早送り操作はキーボードから行えない。
iPodはいじりようがないからあきらめるとして、iTunesだけでも何とかならないかと調べてみたら、よさげなものを見つけた。Doug’s AppleScript for iTunesにある「Replay Last Bit」というスクリプトだ。このスクリプトを実行すれば、再生中の曲を7秒分巻き戻せる。

(さらに…)

Windows版iTunes用の開発キット

金曜日, 5月 21st, 2004
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Appleが、Windows版iTunesの開発キット(SDK)を公開しているとのこと(参考記事:CNET Japan)。これを使えば、iTunes for Windowsを操作するアプリケーションが簡単に作成できるようになる。
COMで操作するということだから、WSH(Windows Scripting Host)を利用して、まあ要するにJavaScript(正確にはJScriptか)やVBScriptなどのスクリプトからもiTunesをコントロールできるはず(試してないけど)。
タスクスケジューラーで設定時刻にスクリプトを起動するようにしておけば、Mac用タイマーソフト「iBeeZz」のように、目覚まし時計としてiTunes for Windowsを使うこともできるだろう。

再生位置を記憶するAACを手軽に作成

月曜日, 5月 3rd, 2004
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iTunesiPodで使うAAC形式は再生位置の記憶機能がある(ネタ元:Nitram+Nunca Alternative)。これを使うと、ある曲の途中で別の曲を再生し再度元の曲を再生した時、以前に聞いていた位置を覚えていてくれる。スピーチものを聞くのがとても便利になるのだ。
この機能を利用するには、AACファイルのファイルタイプをMac上で変更するだけだが、個別のファイルをいちいち編集するのも面倒だし、シェアウェアを買うほどでもないなあと思ったので、スクリプトで処理することにした。といっても、Appleが公開しているサンプルスクリプト(Change to AAC)をちょっと書き換えただけ。iTunesで作成されたAACファイルをドラッグ&ドロップすると、そのファイルのファイルタイプを”M4B “に書き換えるというものだ(Mac OS X用。元ファイルを直接変更することに注意)。iPodと同期させた後にファイルタイプを書き換えてもアップデートでは更新されないようなので、同期させる前に使った方がよいだろう。あ、そうそうiTunesのライブラリやプレイリストからファイルの実体をFinderで表示するには、曲を選択して「command」+「R」キーを押せばいい。
私はAppleScriptをいじるのがはじめてで、大ボケをかましている可能性もあるのだけど、興味がある人は自己責任でどうぞ(ダウンロードはこちらから)。

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