Archive for the ‘Mac’ Category

radioSHARK、もうちょっと詳しくレビュー

土曜日, 10月 9th, 2004
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English version translated by Excite is here.

Griffin TechnologyのradioSHARKAmazon)がかなり注目を集めているようなので、もう少し詳しくレビューを(追記:国内FM放送も受信できるradio SHARK 2のレビューはこちら)。

radioSHARK_rev01.jpg鮫の背びれの形をしたradioSHARKは、USB接続のAM/FMラジオチューナーだ。WindowsとMacの両方に対応している。パソコンのUSBポートに接続するとLEDが青く光って、ちょっとしたインテリアになるかも。ちなみにこのLED、録音中は赤く光る。
radioSHARK_rev02.jpg本体はUSBケーブルが付いているだけの極めてシンプルな作りだが、ヘッドフォンジャックもあることに気付いた。ここにヘッドフォンを差し込むと、パソコンがスリープしていてもラジオ番組が聞ける(USBポートに電気が来ていれば)。ただし、放送局の選択はパソコン上のアプリケーションからでないと行えない。

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GarageBandとradioSHARKで風呂場(風)ラジオ

水曜日, 10月 6th, 2004
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Macに付属する音楽ソフトのGarageBandは、オーディオソースを自由に切り替えられる。例えば、radioSHARKを使っているなら、ラジオ放送に対してリアルタイムにエフェクトをかけるなんてことができる。
radio_gb01_small.pngやり方は、まずGarageBandの環境設定でオーディオ入力を「radioSHARK」にして、リアル音源トラックを追加する(録音しなくてもOK)。トラック情報のダイアログを表示して、形式は「モノラル」(radioSHARKはAMステレオには非対応)、モニタを「入」に。適当にエフェクトを調整する。radio_gb02_small.png
エコーやリバーブを上げると、まるで風呂場でラジオを聞いているような雰囲気が味わえる!bathroom.png

……だからどうしたといわれても困るが。

radioSHARKでラジオ三昧

火曜日, 10月 5th, 2004
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radioshark01.png1年前から注文していたradioSHARKがついに届いた! これは、Windows/Macintoshで使えるUSB接続のAM/FMラジオチューナー。名前の通り、鮫の背びれの形をしており、使用中はLEDが青く光ってなかなか美しい(写真はiPodとサイズを比較したところ)。

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すごいループの付いたGarageBand本が出る!

土曜日, 10月 2nd, 2004
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garaband01.png今時のMacにはすごい音楽ソフトがタダで付いてくる。音楽素材(ループ)を並べるだけで手軽に曲を作れるGarageBandだ(付属しない旧モデルでもiLife ’04 のパッケージを買えばOK)。自分の演奏を取り込んでエフェクトをかけたりと、音楽好きならかなり「遊べる」ソフトだ。
実は、ここしばらくGarageBandの本を作っていた。手前味噌だが、この『GarageBand デスクトップ・セッション』はちょっとすごい。付録CD-ROMにはミュージシャンのU10G氏によるオリジナルループを222種類収録。これが実に「使える」ループなのだ。

もちろんGarageBandには最初からかっこいいループ(AppleLoops)が1000種類も付属している。さらに、別売りのGarageBand Jam Packにも多数のループが収録されている。
これらのループはどれもかっこいい。しかし、それぞれがすでにコード進行を持っているから、自分でコード進行を作りたい時など、汎用的な使い方に向いていないのだ。

『GarageBand デスクトップ・セッション』のループは、6ジャンル(グラムロック、ファンク、ディスコ、オールディーズロック、ブリティッシュロック、80年代ロック)。それぞれについて、ベースやドラム、ギター、オルガンなど、パートごとにループが用意されている。そして、それぞれのパートについて複数のコードがある。
つまり、「うーんとここのところの進行は、C→Am→Dm→Gにすっかなー」といった試行錯誤が簡単にできるわけだ。作曲やバンド練習の支援ツールとしてもかなり役立つはず。
それぞれのコードは、ジャンルごとに「それっぽい」演奏になっているから、組み合わせ次第で「おおっ、もしかしてこの曲は!」なんてどこかで聞いた曲も再現できるかも? 作曲や楽器演奏が苦手でも、当分遊べると思う。

『GarageBand デスクトップ・セッション』は10月下旬発売予定。乞うご期待。

(追記)
本書オリジナルループは、iLife ’05のGarageBand2でも使えます!

RadioSHARKようやく出荷開始

水曜日, 9月 29th, 2004
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ラジオ好き注目のラジオチューナー「RadioSHARK」がいよいよ出荷されることになった。これはUSB経由でMacに接続して使うAM/FMラジオチューナーで、タイマー予約ができたり、タイムシフト再生ができたりと、何とも楽しそうな製品(追記:Macだけでなく、Windowsにも対応している)。

実は、世界のFMラジオ放送は87.5?108MHzで、日本国内では76?90MHzが使われている。以前に開発元のGriffin Technologyに尋ねた時は、日本でのFMラジオ放送には対応していないという答えだった。これだけ発売が伸びたのだから、もしかしたら仕様変更されたのかと思って再度尋ねてみたところ、The radioSHARK will not work in that broadcast frequency.という返事。残念。しかし、じゃあ何でこんなに発売が遅れたのか……。
まあ、最近はFMラジオよりもAMラジオを聞きたいと思っていたところなので、取り寄せてみようかと思う。

ネット英語教材の取り込み方

土曜日, 9月 25th, 2004
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iPodとCLIE(Palm)を組み合わせた英語のリスニングにもだいぶ慣れてきた。
英語教材として使っているのは、ネット上の無料ニュースや講演だ。中でもよく聞くのは、VOANews.com内の「Our World」。最新科学ニュースを特集した番組で長さも20分くらいとちょうどいい。
記事のテキストデータはWindowsマシン、オーディオデータはMac(iBook)で取り込んでいる。使い分けに深い意味はなく、単にiBookをコンポ代わりに使っており、iPodもこちらにつなぐようにしているからだ。
handstory1_small.pngCLIEへのテキスト取り込みには、HandStoryというソフトを使う。Internet Explorerを使っているのであれば、必要なテキストを範囲選択して右クリック、「Save to Palm」を選ぶだけ。Internet Explorer以外のWebブラウザやテキストエディタなどを使っている場合でも、テキストをクリップボードにコピーして、タスクトレイのHandStoryアイコンをクリックすればいい(このソフトは画像のクリッピングにも非常に便利)。
「Convert」ボタンを押したらあとはHotSyncするだけで、テキストデータがDOCという形式(Wordの文書とは別物)に変換されCLIEに転送される。もちろん、Palm標準のメモ帳を使ったり、テキストファイルをそのまま転送してもいいわけだが、HandStoryを使うのが一番手軽だろう。
CLIE上での英語テキスト閲覧には、WDIC英辞郎が現時点で最強の組み合わせだと思っている。英文中のわからない単語をタップするだけで意味を表示できるのは、電子辞書端末にはない便利さだ。

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Windowsで「再生位置を記憶する」AACを作る

金曜日, 9月 24th, 2004
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以前、Mac上で「再生位置を記憶するAACファイル」(保護されたAACファイル)を作るためのスクリプトを紹介した。この形式にしておくと、長いスピーチや番組をちょっとずつ聞けて便利。
実は、Windows上でもこのファイル形式は簡単に作れる。エクスプローラーなどから、AACファイルの拡張子「m4a」「m4b」に書き換えるだけだ(もちろん、MP3などのファイルはAACに変換してから行うこと)。嘘みたいだが、Windows版iTunesではちゃんと再生位置を記憶してくれている。FAT32でフォーマットしたiPodでは試していないが、たぶん大丈夫のハズ。

(追記)
Windows上で拡張子を「m4b」に変更したファイルを、Mac版iTunesで聞いてみると、ちゃんと再生位置が記憶される。しかし、Mac版iTunesでエンコードしたAACファイル(要するにCDから読み込んだり、MP3から変換したもの)の拡張子を単純に「m4b」に書き換えても、「保護されたAACファイル」にはならない。
これは、Mac版iTunesでエンコードすると、ファイルタイプ「M4A」が埋め込まれ、拡張子よりも優先されるためらしい。

IT著名人のスピーチを聞きまくれ

土曜日, 9月 18th, 2004
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CNET Japan Blog – 梅田望夫・英語で読むITトレンド:ビジョナリー・Tim O’Reillyの仕事術では、Tim O’Reilly氏のスピーチを紹介している。
これを掲載しているITConversationsでは、上記スピーチだけでなくIT著名人インタビューのオーディオデータを無料で入手できる(テキストデータ付き!)。オーディオデータについては、iPodiTunesで聞くのに便利な再生位置を記憶するAAC(m4b)形式まで用意されていて、何とも至れり尽くせり。
ITに関するこういう実践的な教材が聞きたかった!

SpotlightやWinFSでメモをすっきり整理(できるといいな)

水曜日, 9月 15th, 2004
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(前回から)
いろんなメモソフトを使って情報が分散している状況は、次世代のOS、Mac OS X v10.4 TigerやLonghornで改善されるかもしれない。
例えば、TigerではSpotlightで、コンピュータ内の情報(ファイルだけでなく、メールなどについても)を瞬時に絞り込める。よく使う検索条件は、スマートフォルダとしていつでも呼び出せる。iTunesのスマートプレイリストやOutlook2003の検索フォルダをさらに汎用的にしたようなイメージか(Outlook2003の検索フォルダはメールにしか対応していないのが何とも残念。メモや予定表の項目も検索フォルダでまとめられるといいのに。このあたりの詰めがマイクロソフトは甘い)。
ここまで来ると、従来の検索とは意味がまったく変わってくる。どのアプリでデータを作るか、どのフォルダにデータを置くかといったことをユーザーが意識しなくても、情報を一元的に管理できるのではないか。パソコン上の「超」整理法がようやく実用的になるかな。ま、検索の概念が浸透するまで、従来通りのフォルダ管理が主流なのは間違いないだろうし、関連ファイルの多いプロジェクトは従来型管理の方が便利かもしれないけど。
そういうわけで、TigerのSpotlightの出来次第では、Macをメインマシンにしてもいいかなと思っている。Macは(も?)、メモ系の定番ソフトが充実しており(TidBITS#745:よく使い込んだ NoteBook)、Spotlight対応もけっこう早く進みそうな気がする。OneNoteのMac版は出ないのかな。
Windowsについては、Longhornの最初のリリースでWinFSが搭載されないということで、がっかり。WinFSは登場しないかもしれないという観測まで出てきた。これから2年も待って、これでは……(それでもデスクトップ検索機能は強化されるらしいが)。

後部座席の子供は、モーツァルトを聞くか?ニモを見るか?

土曜日, 9月 4th, 2004
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米Microsoftは音楽ストア「MSN Music」で、Appleの「iTunes Music Store」に対抗しようとしている(ITmedia)。さっそく、アップル vs MSの舌戦がスタート(ITmedia)しているわけだが、デジタルメディアに対する両社の姿勢が大きく異なる点として、携帯ビデオプレイヤーがある。

「2時間も車の後部座席に座らされる子どもに『車の中でビデオを見たいか』と聞いてみればよい。自分の子どもなら見たがるだろう。Steveの子どもはバッハやモーツアルトしか聴かないのかもしれないが、うちの子どもは『ファインディングニモ』を観たがる。だれが作ったのか知らないが、あれは素晴らしい映画だ」(Gates)

ここでビル・ゲイツが引き合いに出しているのが『ファインディング・ニモ 』というところが面白い。ニモの制作会社はPIXAR、そのCEOはスティーブ・ジョブズなのである。もちろん、ビル・ゲイツはこのことをわかって皮肉っているわけだ。

確かに、携帯ビデオプレイヤーが、サイズも価格もバッテリー持続時間も使い勝手も音楽専用プレイヤーと同等なら、みんなビデオプレイヤーを買うだろうけど……。あと、映画などのコンテンツの場合、わざわざ携帯型ビデオプレイヤー用のコンテンツを買うかな? 外で見るには十分でも家のテレビで見るには粗すぎる、そんなコンテンツはよほど安くしないと売れないのでは? ソニーのPSPについても同じ問題があると思う(PSPはROMでしかコンテンツを売らないから、問題はよりシビアだろう)。

それにしても、コピーワンスでしばられまくった日本のデジタル放送では、自分で録画した番組を持ち出すことも難しい。マイクロソフトの戦略で、放送業界、コンテンツ業界がもっと危機感を持ってくれるとよいのだが。(追記:コンテンツ保護をもっとガチガチにしろということではなく、今みたいにガチガチにしていると新しいマーケットを作れなくて結局日本の映像・放送産業が衰退するのではないかということです。念のため)