Archive for the ‘Mac’ Category
DashboardはMac OS X以外でも動く?
月曜日, 3月 28th, 2005Mac OS Xの次期バージョン「10.4」(コードネーム「Tiger」)のウリに、Dashboardがある。これは、手軽に呼び出して使えるアクセサリ類を動かすための仕組みだ。Dashboardのウィジェット(プログラム)はHTMLとJavaScriptで書かれている……つまり、一般的なWebページとほとんど同じような構造になっている。
Mac OS X限定だと思われていたDashboardだが、どうも標準化を目指した動き(MYCOM PC WEB)があるらしいというニュース。Web Hypertext Application Technology Working Group(whatwg)というワーキンググループが策定している仕様にそれらしきことが書かれているらしい。
whatwgは、開発中のActive X対抗技術とも関係があるのかな? 両方ともMozilla、Opera、アップルが関わっているようだが。
なお、Dashboardに似たような仕組みとしてKonfabulatorがあり、こちらはWindowsとMac OS Xで動く(ウィジェットはXML+JavaScriptで記述する)。以前、DashboardとKonfabulatorの類似性が話題になったが、どうもDashboardとKonfabulatorでは目指しているものが微妙に異なる気もする。
東大FinkチームのUNIXパッケージインストーラ
土曜日, 3月 26th, 2005Mac OS XはUNIXをベースにしたOSで、UNIX用に開発された多彩なソフトウェアを利用できる。こうしたソフトウェア群を簡単にインストールするため、Finkというパッケージが用意されているのだが、このFinkでは日本語環境のことが考慮されていなかった。そのため、日本語を使おうとすると、ユーザーがあれやこれやと設定ファイルをいじくり回す必要があった。
私もMac OS XでUNIXソフトウェアを使うことに興味はあったものの、ちょっと手が出せずにいた。こうした状況を、東大Finkチームが変えつつある。2003年末に東大ではiMacを大量導入し、同時にUNIX環境の整備を開始した。本家Finkプロジェクトと連携を取りつつ、Mac OS XのUNIX環境で日本語が扱える手軽なパッケージを作成している。
3月25、26日に開催されたオープンソースカンファレンス2005では、東大Finkチームの作成したインストーラCDも配布された。これはUNIXの知識がない人間でも日本語の扱えるUNIX環境を構築できる優れものなのだ。セミナーでは、Finkを日本語に対応する苦労話などが詳細に語られていた。以下、そのメモ(私はこの分野に詳しいわけではないので、誤解している部分もあると思う)
radioSHARKアプリがスリープからの復帰に対応
金曜日, 2月 25th, 2005一部で話題のradioSHARK用ソフトウェア(Mac用およびWindows用)がバージョンアップしている。Mac用は1.05になり、スリープ状態からの復帰が可能になった(Macがスリープしていても、録音設定時刻になるとスリープから復帰する)。
詳しくは、こちらの追記を参照のこと。
『GarageBandデスクトップ・セッション』は、iLife ’05のGarageBand2でも使えます
金曜日, 2月 11th, 2005iLife ’05(Mac miniなど、2005年1月以降出荷のMacには付属)では、音楽作成ソフトのGarageBandもパワーアップして、「GarageBand2」になった。楽譜表示や録音後にピッチを修正できる機能なんかは、みんなが待ち望んでいたものだろう。マルチトラックレコーディングも、対応アダプタが必要になるけど、バンドをやっている人には感涙ものでは。
さて、昨年『GarageBandデスクトップ・セッション』というCD付き書籍を企画して、出させていただいた。この本には、U10G氏によるオリジナルループが222も付属しているのだが、これが本当に「使える」! 6ジャンル(グラムロック、ファンク、ディスコ、オールディーズロック、ブリティッシュロック、80年代ロック)について、編成楽器ごとのループがコード単位で用意されており、コード進行を自分で試行錯誤しながら作っていける。
この『GarageBandデスクトップ・セッション』は、もちろんGarageBand2でも使えますので、iLife ’05を買われた方はこちらもいっしょにぜひどうぞ。立ち読みは、ここでできます。
MacとWindowsでクリップボードを共有
土曜日, 2月 5th, 2005Mac miniとWindowsマシンを両方使っていると、片方でコピーした内容をもう一方のマシンで使いたいことがよくある。
で、何かいいソフトがないかと探していたら、「Spike」というすごいのを発見。よく知られているソフトなのかもしれないが、まず設定がとにかく簡単だ。Mac OS Xでも使われているRendezvousという技術(これはオープンになっている)によってネットワーク関係の設定がいらない。MacとWindows、それぞれのマシン上でSpikeを起動しておくだけ。
片方のマシンでコピーした内容は、もう片方のマシン上のSpikeから自由に見ることができ、これをローカルなクリップボードにコピーして好きなアプリケーションに貼り付けられる。テキストでも画像でもOK。ファイルもオブジェクトとして丸ごとコピーできるのには驚いた。Mac OS X上なら、Spikeからテキストをドラッグしてそのままアプリケーションの入力欄にドロップ、なんてこともできてしまう。
私のWindowsマシンではなぜかショートカットキーの設定が反映されなかったりするけど、それ以外は実に快適。
(追記)
ショートカットキーの件を作者に問い合わせたら、即座に返答が来た。このバグを含めて修正した新しいバージョンがまもなく公開されるとのこと。
Macをオーディオ機器っぽく操作する
火曜日, 2月 1st, 2005メモリ増設の完了したMac miniをようやく使い始めた(ちなみに、Mac miniに最初から刺さっていたメモリもアキバで買った安いメモリもHynix製だった)。
まず、筐体デザインの美しさ、そしてセッティングの簡単さに感動。最近のMac OS Xプリインストールマシンは、最初に立ち上げた時に古いMacからデータを移すかどうか尋ねてくる。FileWireのケーブル1本で、ユーザーアカウントやネットワーク設定、アプリケーションまでそっくりそのまま移せるのだ。アプリケーションによっては改めてシリアル番号を入力したり、再インストールが必要なものもあったが、今までの環境そのまますぐに使い始められるのは素晴らしい。
キーボードは以前使っていたHappy Hacking Keyboard Lite2にMacキットを組み合わせて使うことにする。マウスは、マイクロソフト「Wireless IntelliMouse Explorer」(MSから一番最初に出たワイヤレスマウス)を押し入れから引っ張り出してきたが、これは追従性・精度とも最悪なのでBluetoothの多機能マウスを物色中。
ディスプレイは、WindowsマシンをつないでいるCRTをそのまま使う。ディスプレイ前面のスイッチで画面を切り換えながら使うことになるが、MacとWindowsを同時に使う状況はそれほど多くないので、まあしばらくはこれで行こうかと思う。
ただ、Mac miniのiTunesで再生している曲を一時停止したり次の曲に進めるのに、いちいち画面を切り換えるのはさすがに面倒くさい。いつもiTunesが確実にアクティブになっていればキーボードで操作すればいいが、そうとは限らない。そういう時に、PowerMateが役に立っている。
Mac mini到着→メモリ増設のため、しばしお別れ
土曜日, 1月 29th, 2005Mac miniが今日の昼前に到着した。宅配便のおじさんも「これって今日発売の新製品なんでしょ? みなさん、お待ちしてるんですよね」と興味津々の様子。
私はアップルストアのBTOで注文したが、メモリは標準の256MBのまま。あとで増設しようと思っていたのだが、これはちょっと素人には難しいようだ。iBookのHDDを交換しようとして失敗してしまったというイヤな思い出もある。不器用な人間は無理をしない方がよさそうだ。
アップルストア銀座ではメモリ増設サービスはやっているものの、アップル純正メモリでないとダメという。1GBでお値段46,200円。これはきつい。
そこで、アップルの正規サービスプロバイダで純正メモリ以外でも取り付けてくれないか調べる。秋葉原のビット・システム・サービスは、持ち込みメモリを5000円(修正:4800円)で取り付けてくれるという(他は未確認)。そこで、秋葉原で安い1GBのメモリ(DDR400/PC3200)を購入して同店に持ち込んだ。
本来なら1時間程度で作業は完了するそうだが、Mac miniは蓋を開けるために特殊な工具が必要で、それが揃っていないのだそうだ。今日は持ち帰って月曜日に再度持ち込んでは?と勧められたが、いったんセッティングしたあとで外すのも億劫なので、そのまま店に預けることにする。現在、「待て」と言われた犬のような気分。
Mac miniのBTO価格引き下げとメモリ増設(怒)
水曜日, 1月 26th, 2005
先日Mac miniを注文したが、海外の工場から出荷されたというメールが届いた。とても心待ちにしているのだけど、気になるのはMac miniの1GバイトメモリなどのBTO価格引き下げ(ITmedia)というニュース。メモリやBluetooth+AirPort Extremeオプションの値下げに加え、スーパードライブは同じ価格で4倍速から8倍速にスピードアップされている!
すでに申し込んだ人にも適用されるのか心配になり、アップルストアのサポートセンターに電話してみると……。
価格引き下げが適用されるかどうかは、その時点で製品が出荷されているかどうかによって異なり、現時点で調べたところお客様が適用対象になっているかどうかわかりません。追って連絡します。
え、えっー! 真っ先に飛びついた人間はバカを見るということなのか?!
(追記)先ほど(22:18)、アップルよりメール。「現在ご注文をいただいているお客様へも、新価格を適用とさせていただくことをご報告致します。」とのこと。ほっ。しかし、スーパードライブが4倍速か8倍速かは未確認。
(さらに追記)「注文状況」を確認してみたところ、「Superdrive (CD-RW/DVD-R)」となっていたのが、「Superdrive (CD-RW/DVD±RW)」に変更されている。これはドライブが変わったと考えてよいのかな。内蔵ドライブのDVD+R/RW正式対応はもしかしてMacでは初めて?
ものは言いよう「iPod shuffle」
水曜日, 1月 12th, 2005アップルから発表されたフラッシュメモリータイプのポータブルオーディオ「iPod shuffle」。デザインは垢抜けているし、価格も10,980円と安い。
「冒険がある人生」をなんてキャッチコピーで、シャッフル機能をアピールしているわけだが、冷静に考えてみると「液晶ディスプレイとホイールがないだけ」では。
皮肉ではなく、こういう「引き算」をアピールするやり方は日本のメーカーに欠けているものだと思う。