Archive for the ‘gadget’ Category

学習リモコンで挑戦するベンチャー企業

木曜日, 11月 4th, 2004
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ITmediaの記事で知ったARS-3000″リモスタイル”という学習リモコン。
ボタンはすべて液晶ディスプレイに表示されるタイプだ。国内外主要メーカ200社の各社AV機器リモコン信号を記憶済で、各ボタンごとに表示・非表示を設定できるという気合いの入った仕様。
このアルテアインクという会社、昨年7月に設立されたばかりで、このARS-3000が第1号製品となるようだ。学習リモコン一本で勝負するというのが潔いじゃないか。発売は11月7日だそうだけど、販売店の情報が掲載されていないので現在問い合わせ中。
久々に学習リモコンでビビっと来た!

(追記)
販売店情報は追って掲載される模様。11月7日には、サイト上で直販が開始されるそうだ。

(2004年11月9日)
ARS-3000到着! これから少しずつカスタマイズしていくつもり。とりあえず本体の質感やホールド感はよさげ。

(2004年11月12日)
簡単な使用レポートをこちらに掲載。

LIBRIe上でWebページやパソコン用文書を閲覧

火曜日, 11月 2nd, 2004
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LIBRIe(リブリエ)上で、Webページやパソコンの文書を読めるようにするソフトが公開された。ΣBookのように、カードごとにビューワの実行権を買う必要があるなどという凶悪なことはないから、一安心。
LIBRIe用の電子ブックはすべてレンタルなので興味はないけれど(積ん読できないから)、パソコンの文書を電子インクで見たい気はする。Web上で公開されている著作権フリーのコンテンツは読めるわけだし。

(追記)
LIBRIe用にしてもΣBook用にしても、パソコン側のコンバーターソフトはプリンタ形式。つまり、文書はテキストデータではなく、画像として書き出されることになる。だから、電子ブックリーダー上で文字を検索したりコピー&ペーストすることもできない。コンバーターを手軽に使えるようにするという意味では、この判断も一概に悪いとはいえない。
ただし、テキストデータを保持するか否かは、電子ブックの普及に大きく影響してくるのではないか。テキストデータであれば検索機能が使えるから、ページ数の多いリファレンスものを調べる時に重宝するだろう。洋書中のわからない単語を辞書で引くということも可能になる。
電子ブックに飛びつくのは新しもの好きが多いわけで、そういう層にアピールするためにも、電子ブックならではの長所をもっと打ち出していくことが必要ではないかと思う。

カードごとに実行権が必要なビューワっていったい……

土曜日, 10月 30th, 2004
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電子ブックリーダー「ΣBook」上でWord文書やPDFを閲覧できるドキュメントビューワが発売されたというケータイ Watchの記事
このビューワは、

パソコンにドキュメントビューワをインストールし、閲覧したいファイルをプリントアウトする要領でSDカードにコピーして使用する。

ふむふむ。Word文書やPDFをそのまま閲覧するのではなく、パソコン上でΣBook用ビューワ専用形式に変換するというわけか。

SDカードにコピーされたデータをΣBookで閲覧する際には、専用Webサイトにて販売されている「ドキュメントビューワ実行権」の購入が必要。

え、パソコン用のアプリとは別に買う必要があるの?

「ドキュメントビューワ実行権」は閲覧したいデータと同じSDカードに記録されている必要があるほか、複製できない仕様のため、複数のSDカードを使用する場合は枚数分の「ドキュメントビューワ実行権」の購入が必要となる。

SDカードごとに実行権7,875円って、誰が払うのだろう……? このあたりのビジネスセンスを見るに、メーカーが本気で電子ブックリーダーや電子ブック文化を広めたいと思っているのかどうにも疑わしくなってくる。

水泳しながら聞けるMP3プレイヤー

金曜日, 10月 29th, 2004
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腹の出具合が少々気になるお年頃になってきたので、週に1、2回はフィットネスクラブのプールで泳いだり、アクアウォーキングをしようと心掛けている(なかなか実現できていないけど)。しかし、アクアウォーキングを黙々とやっていると退屈になってくるのも事実なわけで、iPodがプールの中でも使えたらいいのになあと思っていた。
そんなところへ、防水性能を備え、骨伝導で音楽を聴くことができるMP3プレイヤー「SwiMP3」のニュース!(MYCOM PC WEBより)
かなり物欲をそそる製品だけど、メモリ容量128MBで249.99ドルというのはちょっと高いかな……。あと、当然といえば当然だけど、装着するとけっこう目立ってちょっと恥ずかしい(プールへの持ち込みが認められないかも)。後継製品が出るまで、様子見か?

ネット英語教材の取り込み方

土曜日, 9月 25th, 2004
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iPodとCLIE(Palm)を組み合わせた英語のリスニングにもだいぶ慣れてきた。
英語教材として使っているのは、ネット上の無料ニュースや講演だ。中でもよく聞くのは、VOANews.com内の「Our World」。最新科学ニュースを特集した番組で長さも20分くらいとちょうどいい。
記事のテキストデータはWindowsマシン、オーディオデータはMac(iBook)で取り込んでいる。使い分けに深い意味はなく、単にiBookをコンポ代わりに使っており、iPodもこちらにつなぐようにしているからだ。
handstory1_small.pngCLIEへのテキスト取り込みには、HandStoryというソフトを使う。Internet Explorerを使っているのであれば、必要なテキストを範囲選択して右クリック、「Save to Palm」を選ぶだけ。Internet Explorer以外のWebブラウザやテキストエディタなどを使っている場合でも、テキストをクリップボードにコピーして、タスクトレイのHandStoryアイコンをクリックすればいい(このソフトは画像のクリッピングにも非常に便利)。
「Convert」ボタンを押したらあとはHotSyncするだけで、テキストデータがDOCという形式(Wordの文書とは別物)に変換されCLIEに転送される。もちろん、Palm標準のメモ帳を使ったり、テキストファイルをそのまま転送してもいいわけだが、HandStoryを使うのが一番手軽だろう。
CLIE上での英語テキスト閲覧には、WDIC英辞郎が現時点で最強の組み合わせだと思っている。英文中のわからない単語をタップするだけで意味を表示できるのは、電子辞書端末にはない便利さだ。

(さらに…)

Windowsで「再生位置を記憶する」AACを作る

金曜日, 9月 24th, 2004
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以前、Mac上で「再生位置を記憶するAACファイル」(保護されたAACファイル)を作るためのスクリプトを紹介した。この形式にしておくと、長いスピーチや番組をちょっとずつ聞けて便利。
実は、Windows上でもこのファイル形式は簡単に作れる。エクスプローラーなどから、AACファイルの拡張子「m4a」「m4b」に書き換えるだけだ(もちろん、MP3などのファイルはAACに変換してから行うこと)。嘘みたいだが、Windows版iTunesではちゃんと再生位置を記憶してくれている。FAT32でフォーマットしたiPodでは試していないが、たぶん大丈夫のハズ。

(追記)
Windows上で拡張子を「m4b」に変更したファイルを、Mac版iTunesで聞いてみると、ちゃんと再生位置が記憶される。しかし、Mac版iTunesでエンコードしたAACファイル(要するにCDから読み込んだり、MP3から変換したもの)の拡張子を単純に「m4b」に書き換えても、「保護されたAACファイル」にはならない。
これは、Mac版iTunesでエンコードすると、ファイルタイプ「M4A」が埋め込まれ、拡張子よりも優先されるためらしい。

IT著名人のスピーチを聞きまくれ

土曜日, 9月 18th, 2004
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CNET Japan Blog – 梅田望夫・英語で読むITトレンド:ビジョナリー・Tim O’Reillyの仕事術では、Tim O’Reilly氏のスピーチを紹介している。
これを掲載しているITConversationsでは、上記スピーチだけでなくIT著名人インタビューのオーディオデータを無料で入手できる(テキストデータ付き!)。オーディオデータについては、iPodiTunesで聞くのに便利な再生位置を記憶するAAC(m4b)形式まで用意されていて、何とも至れり尽くせり。
ITに関するこういう実践的な教材が聞きたかった!

後部座席の子供は、モーツァルトを聞くか?ニモを見るか?

土曜日, 9月 4th, 2004
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米Microsoftは音楽ストア「MSN Music」で、Appleの「iTunes Music Store」に対抗しようとしている(ITmedia)。さっそく、アップル vs MSの舌戦がスタート(ITmedia)しているわけだが、デジタルメディアに対する両社の姿勢が大きく異なる点として、携帯ビデオプレイヤーがある。

「2時間も車の後部座席に座らされる子どもに『車の中でビデオを見たいか』と聞いてみればよい。自分の子どもなら見たがるだろう。Steveの子どもはバッハやモーツアルトしか聴かないのかもしれないが、うちの子どもは『ファインディングニモ』を観たがる。だれが作ったのか知らないが、あれは素晴らしい映画だ」(Gates)

ここでビル・ゲイツが引き合いに出しているのが『ファインディング・ニモ 』というところが面白い。ニモの制作会社はPIXAR、そのCEOはスティーブ・ジョブズなのである。もちろん、ビル・ゲイツはこのことをわかって皮肉っているわけだ。

確かに、携帯ビデオプレイヤーが、サイズも価格もバッテリー持続時間も使い勝手も音楽専用プレイヤーと同等なら、みんなビデオプレイヤーを買うだろうけど……。あと、映画などのコンテンツの場合、わざわざ携帯型ビデオプレイヤー用のコンテンツを買うかな? 外で見るには十分でも家のテレビで見るには粗すぎる、そんなコンテンツはよほど安くしないと売れないのでは? ソニーのPSPについても同じ問題があると思う(PSPはROMでしかコンテンツを売らないから、問題はよりシビアだろう)。

それにしても、コピーワンスでしばられまくった日本のデジタル放送では、自分で録画した番組を持ち出すことも難しい。マイクロソフトの戦略で、放送業界、コンテンツ業界がもっと危機感を持ってくれるとよいのだが。(追記:コンテンツ保護をもっとガチガチにしろということではなく、今みたいにガチガチにしていると新しいマーケットを作れなくて結局日本の映像・放送産業が衰退するのではないかということです。念のため)

iTunes Music Storeの日本展開に動きあり?

金曜日, 8月 20th, 2004
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ITmediaニュース:ソニーは追いつけるか? 日本で巻き起こるiPod旋風でちょっと気になる発言が。

Apple東京本社でインタビューに応じた、元ソニー社員で現在Appleの副社長を務める前刀禎明氏によれば、iTunes日本版は来年中に提供される予定で、料金は1曲99セントの米国と同程度になる。

と書かれている。これって、「提供したい」っていう希望ではないのかな……? 本当ならすごいニュースだし、私としてもうれしいが。

その他、iTunes Music Store関係で気になった記事。
ユーザー置き去りの著作権攻防戦(asahi.com)
iTunesになぜなれない? 顧客志向が必要な日本の音楽配信(日経IT Pro)
柔らかいデジタル 第17回?デジタル時代にそぐわないどんぶり勘定(BP’s Eye)
「2004年を音楽配信元年に」–交錯する音楽レーベルと配信事業者の思惑(CNET Japan)

(2004年8月29日追記)
MacPeople 2004.10月号によると、アップル広報は「記者の拡大解釈ではないか」と否定。公式には「オープン未定」のままとのこと。

HDDウォークマンは、CCCD再考のきっかけになるか?

土曜日, 7月 3rd, 2004
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ソニーのiPod対抗製品「NW-HD1」、いわゆるHDDウォークマンが登場して話題を呼んでいる。
ウォークマンの名を冠したからには、ソニーとしてもこれに本腰を入れていくのだろう。VAIO PocketPCVA-HVP20はどうするんだろうという疑問はさておき(笑)。
で、気になるのが、HDDウォークマンの売り方。ふだん聞いている音楽をそのまま持ち出せることがウリなわけだが、最近のJ-POPはCCCD真っ盛りだ。レーベルゲートCDであれば、たぶんHDDウォークマンに転送できるだろうが、それ以外のCCCDだと無理だろう。
今までCCCDを気にせず買っていたユーザーも、転送できない音楽がかなりあると知ったらどう出るか? 皆がそんなにすぐダウンロード販売に移行するとは思えない。
HDDウォークマンが、CCCDについて考えるきっかけになればいいな、と思う(業界全体がレーベルゲートCDを採用するというオチは勘弁してもらいたい……)。

ちなみに、私の音楽環境は現在iBook+iPodだけなので、J-POPの新譜を聞かなくなってしまった。

(2004年7月25日追記)
私が思っていた以上に、iPod miniが人気だ(asahi.comYOMIURI ON-LINEMSN-Mainichi INTERACTIVE)。
私は1年ほど前からiPod(第3世代の30GB)を使っていて、その使いやすさに惚れ込んでいるのだけど、正直いってここまで一般的に受けると思っていなかった。日本ではけっきょくウォークマンなんじゃないの?と思っていたのだ。アップルは、TVCMも魅力的だったし、AirMac Expressなど、活用法の提案もうまい。こういったことはソニーの十八番だったように思うのだけど、こちらは社内で食い合う商品を乱発して混乱している。
こうなってくると、HDDウォークマンではなく、iPod miniがCCCDや音楽配信についての世論をリードしていくことになりそうだ。