Archive for the ‘ecology’ Category

マグロを産むサバが、次世代の漁業を作る

金曜日, 4月 23rd, 2010
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nijimasu_yamame「ニジマスしか産まない代理ヤマメ」。2007年、米国科学雑誌「Science」に掲載された、東京海洋大学 吉崎悟朗准教授の研究は世界の生物学者、水産科学者を驚かせた。現在、吉崎准教授が進めているのは、サバにクロマグロを産ませる研究だ。
吉崎准教授が目指しているのは、ただの養殖技術ではない。絶滅危惧種の魚類を保存し、遠い将来において「遺伝的な多様性を保ちながら」復活させるカギとなりうる技術なのである。
そしてこの技術は、漁業をまったく新しいステージに進める力を持っている。
詳しくは、次の記事で。

・マグロを産むサバが、次世代の漁業を作る | WIRED VISION

次世代電池レースで脚光を浴び始めた「マグネシウム電池」 #mgciv

金曜日, 3月 26th, 2010
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magnesium-air-batteryこれから間違いなく盛り上がってくる環境・エネルギーの分野として「電池」がある。
現在、電気自動車用の二次電池(充電可能な電池)としてリチウムイオン電池に注目が集まっているが、資源としてのリチウムは地域的な偏りが大きくてすでに激しい争奪戦が起こっている。
リチウム以外の物質を用いた電池の開発も進んでいるが、最近注目を浴び始めているのが「マグネシウム」だ。

電池材料としては古くから有望とされていたマグネシウムだが、表面に被膜がすぐ形成されてしまうため反応がすぐ止まってしまい、実用電池は極めて困難と思われていた。
ところが、あるベンチャー企業と埼玉県産業技術総合センター(SAITEC)によって、商用レベルのマグネシウム電池が開発されたという。
詳しくは、次のページで。

次世代電池レースで脚光を浴び始めた「マグネシウム電池」 | WIRED VISION

重イオンビームが生物進化を加速する

金曜日, 3月 12th, 2010
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riken_ribf作物の品種改良には、昔ながらの交配のほか、遺伝子組み換えや放射線による突然変異が利用されている。放射線による突然変異の中でも、最近注目を集めているのが「重イオンビーム」。巨大な加速器によって、重イオンビームを植物細胞にぶつけ、突然変異を誘発するのだ。
いったい重イオンビームとは何なのか? どんな作物が生まれるのか? 安全なのか?
詳しくは、下記の記事で。

重イオンビームが生物進化を加速する | WIRED VISION

WBS特集で、東工大 矢部教授の「マグネシウム循環社会」が取り上げられました

火曜日, 2月 9th, 2010
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2月8日放送のテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(WBS)で、東工大 矢部教授の「マグネシウム循環社会」が取り上げられました。
番組を見逃された方も下記ページからご覧いただけます。

[WBS][動画]次世代エネルギー マグネシウムの挑戦:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京

放送と同時に、Twitter上でも公開トークが行われました。その模様は、下記からご覧いただけます。
・Twitter / Search – #mgciv

また、METAMIXさんがまとめサイトを作ってくださっています。
・[まとめ] WBSで「次世代のエネルギー源としてのマグネシウム」特集 (追記あり) *{M}+

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コーラを垂らせばラジコンが動く!? バイオ電池の秘める可能性

木曜日, 1月 28th, 2010
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sony_bio_battery2007年、ソニーはブドウ糖を燃料とする「バイオ電池」を発表し、オーディオプレイヤーやおもちゃのプロペラを動かすデモを披露した。正直言えば、この時は「企業イメージアップのためのパフォーマンスなんじゃないの」と皮肉な気持ちもあったのだけど、今回開発者に話を聞いてみてかなり驚かされた。
水素やメタノールを超える次世代燃料電池を目指す野心的なプロジェクト、それが「バイオ電池」だったのだ。
詳しくは、下記の記事で。

・コーラを垂らせばラジコンが動く!? バイオ電池の秘める可能性

NEDOがマグネシウムイオン二次電池の正極材料を開発

木曜日, 1月 7th, 2010
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NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)のプレスリリース(2009年11月24日付け)によれば、マグネシウムイオン二次電池の正極材料が開発されたとのこと。

NEDOの次世代自動車向け蓄電池開発プロジェクトの一環として、埼玉県産業技術総合センター(通称:サイテック、SAITEC)は資源が豊富なマグネシウムを用いた、繰り返し充放電のできる二次電池のための正極材料を開発しました。この成果を活用することによってより高性能でかつ低コストな電気自動車などに用いる二次電池の開発が期待されます。

『マグネシウム文明論』で紹介したのは、正極活物質として空気中の酸素を使う「マグネシウム空気電池」だが、NEDOの電池では正極に金属酸化物を使うそうだ。いずれにせよ、マグネシウムの「燃料」利用に弾みが付きそうな研究なので注目したい。
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太陽光励起レーザーで金属板をぶった切る

火曜日, 12月 29th, 2009
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solar-laser-01『マグネシウム文明論』では、太陽光でレーザーを発振する「太陽光励起レーザー」を紹介しました。
このレーザーを使って、金属板(ステンレス)に穴を開ける様子を下記で公開しています。

・太陽光励起レーザーで金属板に穴を開ける – The Magnesium Civilization

一見地味ですが、実はけっこう衝撃的な動画だったりします。

ボタンを押す振動で動作する「電池レスリモコン」

金曜日, 12月 25th, 2009
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batteryless-remotecontrol
使おうとすると電池がへたっていることも多かったりするリモコン。ところが、音力発電とNECエレクトロニクスが開発したリモコンには、電池が不要。ボタンを押す振動で発電し、それでマイコンや信号送信チップを駆動しているのだという。
詳しくは、以下の記事で。
・ボタンを押す振動で動作する「電池レスリモコン」 | WIRED VISION

石油に代わる新エネルギーは何か?『マグネシウム文明論』PHP新書より発売です #mgciv

金曜日, 12月 11th, 2009
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4569775616WIRED VISIONの連載「エコ技術研究者に訊く」で最も反響の大きかった回が、東京工業大学 矢部孝教授の研究を紹介した「世界は、石油文明からマグネシウム文明へ」でした。
矢部教授が提唱するのは、「マグネシウム循環社会」というビジョンです。この研究は、海水からマグネシウム化合物を取りだし、太陽光励起レーザーで金属マグネシウムに製錬。金属マグネシウムを、自動車用の金属燃料電池や発電所の燃料として利用するという壮大なものです。生成される酸化マグネシウムは太陽光励起レーザーで再度金属マグネシウムに戻されます。
はてなブックマークなどでも、さまざまな意見が寄せられたので、これに答える形で「『世界は、石油文明からマグネシウム文明へ』矢部教授の回答」を掲載しました。

そうしたところ、ちょうどよいタイミングでPHP研究所からお話があり、このたび『マグネシウム文明論』(矢部孝・山路達也、PHP新書)を発売させていただくことになりました。
矢部教授の研究は海外でも注目を集めており、TIME誌は矢部教授をHeroes of the Environment 2009の1人として選出しています。
(さらに…)

リチウムイオン電池の次を狙うは、リチウム空気電池

木曜日, 11月 26th, 2009
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lithium_air_battery次世代自動車として注目を集めているのが、リチウムイオン電池を搭載した電気自動車。しかし、リチウムイオン電池でガソリンと同じ走行距離を実現することは難しい。リチウムイオン電池のエネルギー密度はガソリンより低いため、ガソリンエンジンと同じ走行距離を実現するためには、巨大な電池が必要になってしまうのだ。
多くの研究機関では、すでに「ポスト・リチウムイオン電池」の研究に乗り出している。中でも有望と見られているのが「金属空気電池」で、亜鉛やアルミニウム、マグネシウム、鉄、リチウムなどを用いた研究が各所で進んでいる。
こうした中、産業技術総合研究所の周 豪慎博士は、リチウムを利用した新しい構造のリチウム空気電池の開発に成功したという。
詳しくは、下記の記事で。

リチウムイオン電池の次を狙うは、リチウム空気電池 | WIRED VISION