東工大 矢部孝教授の『マグネシウム文明論』英語版”The Magnesium Civilization”発売
月曜日, 12月 20th, 2010次世代エネルギーの分野で、私が期待を寄せているビジョンの1つが、東京工業大学の矢部孝教授が提唱する「マグネシウム循環社会」。この研究は、海水からマグネシウム化合物を取りだし、太陽光励起レーザーで金属マグネシウムに製錬。金属マグネシウムを、自動車用の金属燃料電池や発電所の燃料として利用するという壮大なものです。生成される酸化マグネシウムは太陽光励起レーザーで再度金属マグネシウムに戻されるため、利用・生成の過程で温室効果ガスを排出しません。また、太陽熱を利用した低コストな淡水化装置はすでに製品化が進んでおり、世界で進行している水資源問題への1つの解として期待されています。
2010年11月には、米国ニューヨークで開催された“The World Technology Summit & Awards 2010”において、矢部教授がエネルギー部門(個人)のトップ候補5名の1人に選出されるなど、研究は国際的な注目を浴びつつあります。
研究内容をまとめた『マグネシウム文明論』はPHP新書より発売中ですが、このたびPan Stanford Publishing社より、英語版の『The Magnesium
Civilization』(定価:49.00USドル)が発売される運びとなりました。
なお、「マグネシウム循環社会」の最新情報につきましては、
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