Archive for the ‘dictionary’ Category
金曜日, 12月 3rd, 2004
紙文書のデジタル化は前からやりたいと思っていた。メーカーのプレスリリースだとか、打ち合わせの資料、雑誌の記事などなど、紙の状態だと場所を取るし、結局紙のままでは後から情報を探し出せないからだ。しかし、数年前フラットベッドスキャナで書類のスキャニングをやってみた時は、USB1.1で転送速度が遅かったし、1枚1枚スキャニングする手間に耐えかねて2枚目で早くも挫折。かといって、ADF(原稿自動送り装置)付きのスキャナを買うほどでもないよなあと思っていた。
ところが、プリンタの調子が悪くなって買い換えたMFC-5840CN(Amazon)には、標準でADFが付いている。エー・アイ・ソフトの読んde!!ココと組み合わせて使ってみたところ、意外なほど実用的だった。
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土曜日, 10月 9th, 2004
以前の記事でも紹介したが、私はCLIE(Palm)用の辞書ソフトWDIC+英辞郎を愛用している。テキストファイルをWDICで読み込み、わからない単語をタップするだけで調べられるのは、PDAならではだ。
と思っていたら、テキストデータを読み込める電子辞書端末「EX-word DATAPLUS XD-DP1000」が発表された。WDICのように単語をタップするだけとはいかないが、そうした機能を搭載した製品も遅かれ早かれ登場するだろう。
ますます、PDAの出番が少なくなっちゃうなあ……。
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土曜日, 9月 25th, 2004
iPodとCLIE(Palm)を組み合わせた英語のリスニングにもだいぶ慣れてきた。
英語教材として使っているのは、ネット上の無料ニュースや講演だ。中でもよく聞くのは、VOANews.com内の「Our World」。最新科学ニュースを特集した番組で長さも20分くらいとちょうどいい。
記事のテキストデータはWindowsマシン、オーディオデータはMac(iBook)で取り込んでいる。使い分けに深い意味はなく、単にiBookをコンポ代わりに使っており、iPodもこちらにつなぐようにしているからだ。
CLIEへのテキスト取り込みには、HandStoryというソフトを使う。Internet Explorerを使っているのであれば、必要なテキストを範囲選択して右クリック、「Save to Palm」を選ぶだけ。Internet Explorer以外のWebブラウザやテキストエディタなどを使っている場合でも、テキストをクリップボードにコピーして、タスクトレイのHandStoryアイコンをクリックすればいい(このソフトは画像のクリッピングにも非常に便利)。
「Convert」ボタンを押したらあとはHotSyncするだけで、テキストデータがDOCという形式(Wordの文書とは別物)に変換されCLIEに転送される。もちろん、Palm標準のメモ帳を使ったり、テキストファイルをそのまま転送してもいいわけだが、HandStoryを使うのが一番手軽だろう。
CLIE上での英語テキスト閲覧には、WDIC+英辞郎が現時点で最強の組み合わせだと思っている。英文中のわからない単語をタップするだけで意味を表示できるのは、電子辞書端末にはない便利さだ。
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水曜日, 8月 25th, 2004
ここのところ、CLIE PEG-TH55で超快適な辞書生活を満喫している。英文テキストをCLIEに読み込ませて英辞郎でわからない単語を調べるとか、ふと思い付いた言葉を世界大百科事典で調べるとか。
PDAのキラーアプリは電子辞書なんじゃないのかと思っていたら、本家のソニーから辞書キット付きモデル「PEG-TH55DK」が発表された。ハードウェアは既存のPEG-TH55と同一だが、メモリースティックROM入りの辞書10種類と、その辞書を使うための「BBeB辞書 Viewer」が付属している点が異なる(しかし、辞書キットだけの販売はないのかな。下取りサービスの告知はでかでかと出ているけど)。
辞書ビューアの使い勝手については、実際に触ってみないと何ともいえないが、心配な要素がいくつか。まず、辞書がメモリースティックROMに入っているということ。これだと、辞書を使うたびにメモリースティックを入れ替えないといけない。電子辞書端末として割り切って使うならよいのだろうが……。また、BBeB辞書 Viewerでは、WDICのように、テキスト中の単語をクリックするだけで引くなんてことができるのかな?
あと、どうせBBeB Dictionary形式のビューアを載せるのだったら、BBeB形式の電子書籍も読めるようにしてほしいものだ。そんなことをすると、LIBRIe(リブリエ)の存在意義がなくなってしまいそうだが、60日間レンタルの電子書籍しか用意されていない端末なんてどうせ売れていないだろうし(うわー)。
それにしても、電子書籍、電子辞書をめぐるソニーのやり方は見ていてもどかしい。買い取り形式のBBeB書籍や、テキストデータをBBeBに変換する無料ツールを提供してくれれば……。書籍や各種テキストデータを読み込んで自由に辞書の引ける端末(電子書籍専用でもPDAでも)の需要はかなり高いと思うのだけど、このあたりは出版社との関係が難しいのだろうなあ。
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月曜日, 7月 12th, 2004
学生時代、英語教師に「わからない単語は英英辞典で調べろ」てなことをいわれたもの。しかし、根気のない私はすぐにいやになってしまった。
『辞書という本を「読む」技術』には、
英英辞典は訳語を知るために引くものではありませんし、引いてもわからないような単語を調べるために使うものでもないのです。
そうだよなあ。筆者の木村哲也氏は、英単語そのものの意味を知る
、英語で説明するコツを習得する
ために英英辞典を使うのだという。なおかつ、英語がネイティブでない学習者を対象とした英英辞典を選ぶべきとしている。これらの辞書では説明に使う単語を2000語程度に制限しているから、高校生でも十分に理解できるはず。
例として挙げられている単語の意味を読むと、日本語訳語との微妙なズレが実によくわかる。「house」や「toe」とか。
興味を引かれたので同書で推奨されている辞書のうち、電子辞書版があってなおかつ辞書ソフト「Jamming」で使える『COLLINS COBUILD Resource Pack on CD-ROM』を購入。『Longman Dictionary of Contemporary English, New Edition Paperback with CD-ROM for Windows (4th)』(LDCE)でもいいかなと思ったが、紙の方はどうせ使わないだろうと思って、COBUILDにした(COBUILDには紙の辞書+CD-ROMの製品もある)。Jammingでは、COBUILDやLDCEを直接扱えるが、項目の連続表示やPalmで使うことも考えて、公開されているEB Studio用スクリプトでEPWINGに変換して使っている。紙の辞書だとCOBUILDやLDCEレベルでも(私は)長続きしないだろうと思うが、電子辞書なら串刺し検索機能がある。何かの調べ物のついでに見られるからあまり気張らなくても使えそう。参照項目を次々追っていけるし、意外と遊び感覚で「読めて」いい感じだ。
英英辞典といえば、Maximilk氏が、パブリックドメインとなっている『Webster’s Revised Unabridged Dictionary (1913-ed.)』(ウェブスターズ英英辞典1913年版)のEPWING版を公開された。「computer」を引いてみると、ただOne who computes.
(計算する人)とだけ書かれている。時代を感じるなあ。
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木曜日, 6月 3rd, 2004
パソコン用の電子辞書で標準的な形式となっているのがEPWINGだ(まあ、実際は独自形式の辞書が乱立していて困りものなんだけど)。このEPWING形式をPalmで利用できるソフトとしては、「Buckingham EB Player for Palm」があったのだが、活動休止になってしまいがっかりしていた。
ところが、別の辞書ソフト「WordSeeker」の正式版が登場したというので、さっそく試用(現在のバージョンはCLIEのみ対応)。EPWINGの辞書によっては圧縮されているため、解凍し再度WordSeekerで圧縮する必要がある。多少面倒だが、付属のマニュアルに従って行えば特に難しいことはない。手持ちの辞書のうち、富士通の『スーパー統合辞書’98』(広辞苑や研究社 新英和・和英中辞典などが含まれる)で試してみると、見事認識してくれた(角川類語新辞典に対応していないのはちょっと残念)。まだ複数辞書の串刺し検索等の機能はないが、項目内の参照先にも飛べるし、完成度は非常に高い。素晴らしい!
このソフトとWDICがあれば、辞書端末はいらないなあ。しかし、1GBのメモリースティックPROも辞書ですぐに埋まってしまいそうだ……。
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火曜日, 6月 1st, 2004
ここのところ、iPodで英語教材を聞くことに凝っている。「英語学習やMacやblogなど」で詳しく紹介されているが、ネット上に公開されている音声データをiPodに取り込み、スクリプト(原稿)もTransNotesなどを使ってiPodに読み込んでしまうのだ。音声データは再生位置を記憶するようにしておくとさらに便利。
ただし、狭いiPodの画面で音声を聞きながらスクリプトを追っていくのはちょっときつい。音声データを巻き戻したり早送りしたりすると、今聞いている場所がどこかわからなくなってしまう。スクリプト中にわからない単語があっても、すぐに意味を調べられないし。
そこで、Palmデバイス(SONY CLIE PEG-TH55)でスクリプトを読むようにしたら、これが実に快適なのである。
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金曜日, 3月 12th, 2004
今年も「ハッカー入門」の季節がやってきた!(←何だかなあ……) ということで、『PCJapan』2004年4月号(税込み980円・3月13日(土)発売)の特集1は「春のハッカー入門」、そして特別付録として「ハッカー用語辞典2004」が付いてきます。辞典の総ページ数は何と376ページ、2003年版より40ページ増。「ハッカー」とタイトルに付いているけれど、別にアングラな話ばかり載っているわけではなく、ネットワーク、ハードウェア、ソフトウェアと、IT全般を網羅しています。用語解説はちょっと濃いめ。
昨年と同じく辞典の編集作業を行いましたが、このペースで増えていったら、来年版はいったい何ページになるやら。本気で恐ろしい……。
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土曜日, 3月 6th, 2004
知り合いから「速度は高いというべきなのか、速いというべきなのか。こういうことをパッと調べられる電子辞典はないかな」と聞かれた。
「高速」という言葉があるから、私としては「速度が高い」というのはアリだと思うが、Googleで調べてみると「速度が速い」の方が圧倒的に多い。「速度が大きい」といってもよさそうだ。逆に、「速度が速い」というと「速」が2つ続いて、「馬から落馬」みたいな落ち着かなさがあるような気もする。
こういう用途に使える(かもしれない)市販の電子辞典として、思い当たるものが1つある。それは、岩波書店の『日本語語彙大系 CD-ROM版』(Amazon)だ。お値段、何と6万円。密かに辞典マニア垂涎の逸品だったりする(本当か?)。私も前々から気になってはいるのだが、やはり6万円という価格のため、なかなか手が出せないでいる。あぶく銭が入ったらすぐ買うつもりなのだが……。紹介ページには、「慣用的表現の文型を名詞から検索」と書かれており、これはまさにぴったりの機能だと思うのだけど、値段がなあ。
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木曜日, 12月 4th, 2003
画像データに書かれた文字でも辞書を引けるBabylon-Pro(以前の記事)は、なかなか重宝している。Webページを見る時にも愛用しているのだけど、標準で用意されている英和・和英だと語義の解説がシンプルすぎてちょっと物足りないという面もあった。
そんなところへ、Babylon-Pro用ジーニアス英和/和英辞書(大修館)が発売というニュース。さっそく購入して使っているが、語義が丁寧に書かれた辞書はやはり使いやすい。
辞書データ作りたい熱が再発しそうな感じ。以前、HTML Help形式のPCJapanのハッカー用語辞典デジタル版を制作したが、次はBabylon-Pro版もいっしょに作ってみるか。
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