Archive for the ‘book’ Category

情報はデジタルでまとめなさい『「超」情報検索・整理術』

木曜日, 6月 18th, 2009
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4797353392「パソコンやインターネットを活用していますか?」
そう問われたら、あなたはどう答えるでしょう。
仕事の文書をワードやエクセルで作り、メールで連絡を取り合う。息抜きに、動画を楽しんだり、ミクシィで友達とおしゃべりをする。こうした使い方も、十分にパソコンやインターネットを活用していると言えますが、「情報」や「知識」をどう取り入れ、どう活用するのかということに関して、多くの人はまだ旧態依然としています。
テレビやネットで流れる情報はどん欲に取り入れるのに、1ヶ月前に自分が思いついたアイデアは何だったかも思い出せない。前にもやったような仕事だなあと思いつつ、似たような作業を毎日延々と繰り返す。そんなことはありませんか?
パソコンやネットを活用すれば、膨大な情報をストレスなく扱えるようになります。ここでいう情報というのは、あなた自身がどういうことに興味を持っているのか、どんな仕事をしたのか、誰といつ会う/会ったのか、そうした細々としたことも含みます。こうした膨大な情報を人間の脳みそだけで覚えようとしても、すぐパンクしてしまいますし、紙のノートに書き留めても必要な時に呼び出すことができません。
ここ数年で、情報を整理するための道具立ては飛躍的に進化しました。これらを誰でも生かせるように解説したのが、ソフトバンク文庫NF『「超」情報検索・整理術』(ソフトバンク クリエイティブ刊、本体価格638円)です。本書では、各種サービスやツールを使って、効率的に情報を扱うワザを紹介します。しかし、これはパソコンやネットを長時間使えということではありません。そうではなく、短時間で効率的に情報を処理することで、休んだり好きなことをするためのゆとりを作るために活用していただければと思います。

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メール処理に無駄な労力をかけるのはもう止めましょう『Gmail超仕事術』

火曜日, 5月 26th, 2009
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4757216815Gmailを使い始めてから5年になりますが、それ以前はずいぶん無駄な労力をメール処理に掛けていたなあと、改めて思います。
某巨大企業のメールソフトを使っていた頃なんかは、1つのデータファイルの容量が小さかったせいで(以前のバージョン)、メールデータを複数のファイルに分割。過去メールを取り出すのも一苦労でした。昔のOutlook(あ、言っちゃったw)と来たら、それはもう検索のスピードも遅くて遅くて。
また、Outlookに限りませんが、メールをフォルダで分類していると、どのメールから優先して片付けるべきかのプライオリティもわかりづらかったのも問題でした。
あと、パソコン環境を移行する時! データファイルを移行して、メールソフトの設定を整えるのが何と面倒くさかったことか(遠い目)。

このあたりの面倒は、Gmailに移行してほぼ解消されたように思います。単純に面倒が減っただけでなく、より生産的なメールの使い方ができるようになってきたというか。
例えば、移動中に携帯電話なんかでGmailのメールを読んだら、その既読や未読の状態は、パソコンからアクセスする時にも反映されます。隙間時間が効率的に使えるようになりました。
また、検索機能が強力なので、過去メールを参照したり再利用したりするのが楽になって、仕事の効率もずいぶん上がりました。

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アルファブロガー小飼弾は、どう『決弾』してきたのか?

月曜日, 3月 23rd, 2009
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決弾 最適解を見つける思考の技術ブログ上で悩める人たちの唱える魔法の言葉「教えて!ダンコーガイ」。すると、小飼弾氏が現れて、悩みを一刀両断……。
前著『弾言』を作っていく過程で印象的だったのが、小飼氏の言い切る力、決断力でした。どうすれば、ああいう風に決断できるのか。その方法論を本にしたのが『決弾 最適解を見つける思考の技術』です。
今回は、仕事や学習、友だち付き合い、それに恋愛(!)や育児(!!)についてまで、小飼節が炸裂。人生相談Q&Aとして楽しめるように構成しました。
さらに付録として、『弾言』刊行記念の「小飼弾×勝間和代トークショー」を収録しています。トークショーのテーマは「知的生産のサバイバル術」ですが、これも「決断する力」に大きく関わってきます。
『決弾 最適解を見つける思考の技術』は、アスペクトより発売中です(税込1,500円)。ご一読のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

(2009年3月23日追記)
勝間和代氏のブログ「私的なことがらを記録しよう!!」で始まったビデオブログ(!)で、『決弾』が紹介されました。それにしても、思いついたらすぐやってみる行動力がすごいですね……。

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これからの世界でどう生き残るか?『小飼弾の「仕組み」進化論』

木曜日, 3月 19th, 2009
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小飼弾の 「仕組み」進化論アルファブロガー、小飼弾氏の新刊『小飼弾の「仕組み」進化論』で、ちょっとお手伝いをさせていただきました。

○目次
・Part0 仕組み作りが仕事になる
・Part1 仕組みの仕組み 仕組みを作る前に知っておきたいこと
・Part2 仕組みを作り直す 目の前の仕事を20%の力でこなす仕組み
・Part3 仕組みを使う 仕組みのコストとテストを考える
・Part4 仕組みを合わせる チームで仕組み合うために
・Part5 仕組みと生物 「新しい仕組み」を作るヒント
・Part6 仕組みの未来
・あとがき 本書ができあがるまでの仕組み

最初に話を聞いた時は、効率を上げるための仕事術/ライフハック本かと思ったのですが、やはりダンコーガイ、それで収まるわけがありません。
まず、プログラマーならではの思考方法を応用して、目の前の仕事をさっさと処理。このメソッド自体も非常に使えるものですが、本書の凄みはその先にあります。
世界同時バブル崩壊の影響はあらゆるところに及びましたが、それは何故に起こったのか。そして、大きく変わってしまった世界で、我々はどうすれば生き残ることができるのか。
おそらく1年前であれば、この本に書かれていることを真剣に受け止める人は少数派だったでしょう。しかし、今や、「仕組みの仕組み」を理解し、自分が生き残るための仕組みを作り上げることは、あらゆる個人、会社にとって最優先事項となりました。
現在の社会情勢に危機感を持っている方は、ぜひご一読いただければと思います。3月19日、日本実業出版社から1,575円で発売です。

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世界はこれからどこへ向かうのか?『21世紀の歴史』

火曜日, 2月 24th, 2009
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21世紀の歴史――未来の人類から見た世界『21世紀の歴史』は、21世紀の国家、資本主義、政治、宗教がどうなっていくのかを大胆に予測した本。紀元前からの歴史を概観し、そこから未来に適用できるルールを浮き上がらせる手法はかなりスリリングだ。

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障害者郵便の不正利用は、抽象化されたお金だからこそ起こった

木曜日, 12月 25th, 2008
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予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」障害者郵便、8割が「悪用」 郵便事業会社、差額請求へ(asahi.com)というニュース。不正利用する奴はくそだと思うし、これだけの不正利用を見逃していた日本郵便のぼんくらぶりもすさまじい。
それはそれとして、私が興味を持ったのは、不正利用を行った業者の罪悪感についてだ。不正利用によって業者は約49億円を浮かせたことになるわけだが、どこかからお金をくすねる犯罪ならここまで規模の大きなものにはならなかっただろう。

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思わず膝を打つ時間論『時間はどこで生まれるのか』

火曜日, 12月 9th, 2008
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時間はどこで生まれるのか (集英社新書)私は子どもの頃から、宇宙は1枚の絵みたいなもんじゃないかなと思っていた。スクリーンに映し出された映画は動いているけど、元のフィルムを全部張り出せば、それは止め絵じゃないかと(相対論の考え方では、ミンコフスキー空間ということになる?)。ただ、そうだとしたら何で時間は未来に進んでいて、過去には逆行しないのかがわからなかった。それにこういうことなんて、考えても答えが出るものじゃないだろうと諦めていたということもある。

ところが、『時間はどこで生まれるのか』(橋元淳一郎、集英社新書)を読んで、思わず膝を打ちたくなった。そういう考え方があったか! ネタバレになってしまうので詳しくは書かないが、『生物と無生物のあいだ』(福岡伸一、講談社現代新書)を面白いと思った人なら、こちらも楽しめるはず。まあ、筆者の仮説は検証できるという類のものではないが、とりあえず胸のつかえが取れるというか。なるほど、相対性理論や生命エントロピー論からこういう風に思考を展開することもできるのだな。

カラスヤサトシが作った「自分が勝てるゲーム」

日曜日, 11月 9th, 2008
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good (グッド) ! アフタヌーン 2008年 12月号 [雑誌]『弾言』刊行記念トークショーのあと、家人が「小飼さんが言っていた『自分のゲームを作る』って、具体的にどういうことなの?」と聞いてきた。ここで「俺を見ろ!」と言うとかっこいいのだが、どうも説得力に欠ける。
何かいい例がないかと思ったら、トークショーと同じ日に創刊された『good! アフタヌーン 2008年 12月号』に面白い記事が載っていた。
「喪男(もだん)の社会学」というこの記事は、漫画家のカラスヤサトシ氏と社会学者の千田有紀氏の対談+コミック。カラスヤサトシ氏は、自分の生活をネタにした自虐ギャグが持ち味で、私もファン。月刊『アフタヌーン』も彼のコーナーから読むことが多かったりする。

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『弾言』トークショーにご来場いただき、ありがとうございました

土曜日, 11月 8th, 2008
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11月7日(金)、丸善丸の内本店で「『弾言』刊行記念、小飼弾×勝間和代トークショー&サイン会」が開催されました。整理券はあっという間に配布が終了してしまったとのことなので、入手できなかった方には本当に申し訳なく思います。ご来場いただいた方、本当にありがとうございました。
当日の司会は私がまかされたのですが、こういうトークショーの司会なんてまったく初めて。事前に細かく段取りを決めておこうとしたのですが、小飼氏に「予定調和になるのもつまらないから、細かいことは決めずにそのまま行きましょう」と言われ、完全アドリブに!
ぶっ飛びがちな小飼氏のトークを、読者目線に引き戻すことを心がけて、話題を振るようにしました。聴講していた家人によると、私の話題の振り方が一カ所えらく唐突だったらしい(だいたいどこか見当は付きますが)。それにしても、対談相手を勝間和代氏に務めていただいて本当によかった……。拡散しがちな話をシャープにまとめてもらい、大いに助かりました。
家人は楽しんだようだけど、私は頭バクバクでそれどころじゃない。もうちょい場数をこなさないといけませんな。
トークショーの要約を書かなきゃなーと思ったのですが、すでにアップしている方がいる! というわけで、【SP018】『弾言 刊行記念 小飼弾さん×勝間和代さんトークショー』に行ってきた@丸善丸の内:悩める25歳平凡会社員の「多読」成功術へのリンクで手抜きさせていただきます。
トークショーの詳しい内容については、そのうち何らかの媒体で発表される予定です。

(追記)下記のURLでもトークショーについて言及されています。
独立自尊なビジネスリーダーへの道 小飼弾×勝間和代 トークショー
体作りマイスターの日々是好日!!! 「弾言 刊行記念 小飼弾さん×勝間和代さんトクーショー」 @丸善丸の内本店
そろそろ本気になって勉強してみようか。: 【講演会】小飼弾さん×勝間和代さん@丸善丸の内本店

弾言 成功する人生とバランスシートの使い方
詳しい内容と書評リストは、こちら

(2009年3月15日追記)
トークショーの内容が、『決弾 最適解を見つける思考の技術』の付録として収録されました。詳しくはこちら

自分が勝てるゲームを作るための指南書『Eric Sink on the Business of Software』

木曜日, 11月 6th, 2008
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Eric Sink on the Business of Software 革新的ソフトウェア企業の作り方404 Blog Not Foundの書評を見て購入。
読み終わって最初の感想は、小飼氏と同様、とにかく残念の一言に尽きる。内容じゃなくて、体裁と値付けがね。

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