Archive for the ‘book’ Category
日曜日, 2月 27th, 2005
2003年末に『ウェブログ☆スタート!』を出させていただきましたが、その後無料・有料サービスが続々登場し、ブログを取り巻く状況は急激に変わりました。
そこで、
・ブログがどういうものなのかわからない
・ブログのどこが面白いのかイマイチわからない
・ブログがどうしたら面白くなるのかわからない
という人を対象に、ブログの作り方、楽しみ方のアイデアをまとめた本を作ろうと考えました。
3月12日に発売される『ウェブログのアイデア!』(アスペクト刊・1,680円)では、日記からニュース、作品の発表、PR、ビジネス、コミュニケーションまで、さまざまなブログの使い方を紹介・提案しています。パラパラ見ていただくだけでも、自分のアイデアを形にするためのヒントが得られるでしょう。
もちろん、ブログ開設のケーススタディやネタの探し方、記事の書き方もきっちりフォローしています(目次はこちらで見られます)。
ブログは見ているだけでも楽しいものです。しかし、本当の楽しさ・面白さは自分でブログを作り、人とつながっていってはじめてわかるものだと思います。これまでブログを見る側だったあなたも、今こそブログの海に飛び込んでみませんか?
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金曜日, 2月 11th, 2005
iLife ’05(Mac miniなど、2005年1月以降出荷のMacには付属)では、音楽作成ソフトのGarageBandもパワーアップして、「GarageBand2」になった。楽譜表示や録音後にピッチを修正できる機能なんかは、みんなが待ち望んでいたものだろう。マルチトラックレコーディングも、対応アダプタが必要になるけど、バンドをやっている人には感涙ものでは。
さて、昨年『GarageBandデスクトップ・セッション』というCD付き書籍を企画して、出させていただいた。この本には、U10G氏によるオリジナルループが222も付属しているのだが、これが本当に「使える」! 6ジャンル(グラムロック、ファンク、ディスコ、オールディーズロック、ブリティッシュロック、80年代ロック)について、編成楽器ごとのループがコード単位で用意されており、コード進行を自分で試行錯誤しながら作っていける。
この『GarageBandデスクトップ・セッション』は、もちろんGarageBand2でも使えますので、iLife ’05を買われた方はこちらもいっしょにぜひどうぞ。立ち読みは、ここでできます。
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土曜日, 1月 8th, 2005
昨年末から、「モンテ・クリスト伯」ずっぽりにハマっている。
きっかけは、テレビ朝日で放映されているアニメの「巌窟王」。テクスチャをスクリーントーンのように衣服に貼り付け、背景は3DCGを使うなど、斬新な試みがなされている作品だ。技術的にも見るべきところは多いし、ジャン・ジャック・バーネルによるサウンドトラックもすばらしい(気付くとエンディングテーマを口ずさんでいる!)。ゴージャスな映像で描かれた幻想的な未来のパリは一見の価値あり。キャラクターの時代がかった大仰な演技も美しい背景によく映える。
興味を持ったので、岩波文庫から出ている「モンテ・クリスト伯」を読み始めたのだが、これがまた面白い。訳が古いこともあって最初のうちはちょっと読みづらいが、ダンテスが牢に入れられる辺りから、気分は完全に19世紀。まだ途中だが、なぜこんな作品を今まで読まなかったかと後悔しきり。そういえば、小学生の頃、巌窟王を手に取ったことはあったのだが、「復讐」という文字が何となく恐ろしげで結局読まなかった記憶がある。
小説を読むと、アニメ「巌窟王」の舞台がはるかな未来であることも納得が行った。映像化する際、19世紀のままでは新しい視聴者を引きつけにくいだろうし、中途半端に舞台を現代にするとスケール感が出ない。莫大な富、華やかな貴族階級の暮らしを描くために、まったく異なる世界を選んだのだろう。今のところ、このコンセプトは成功しているように思う。
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火曜日, 12月 14th, 2004
Googleが図書館の蔵書も検索可能にするプロジェクトに取り組んでいるというニュース(ITmediaより)。民間企業と公的な組織がうまく協力できているようで、すばらしい。図書館の情報を手軽に取り出せるようになったら、いろいろなコンテンツの作り方も違ってくるかもしれない。従来図書館に足を運んで調べ物をするのはそれなりに手間と金がかかったが、Webサーフィンの感覚で文献にアクセスできるのであれば、分野によっては専門的な研究も個人レベルで行えるようになるのではないか。これまで以上に、プロとアマの境目がなくなってきそうだ。書籍やテレビ番組にしてもネタを探すのが容易になる反面、差別化が厳しくなりそう。
それにしても、いったいどうやって膨大な蔵書をスキャニングするのだろうか。そのあたりのノウハウも知りたいものだ。
日本の国会図書館も、図書のデジタル化を計画しているようだが、進捗状況はどうなんだろう。
(2004年12月22日追記)
MYCOM PC WEBの「シリコンバレー101」より、「第111回
Googleと米図書館の野心に満ちた関係」という記事。サンノゼ公立図書館では、電子書籍の貸出サービスも行っているという。電子書籍が普及してくると、図書館と書店、貸本屋の境界も曖昧になってくるのかも。
(2005年2月8日追記)
蔵書のデジタル化について詳しく述べた記事。
・アウトサイダーが見た図書館(4)?「蔵書のデジタル化」の実態
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金曜日, 12月 3rd, 2004
紙文書のデジタル化は前からやりたいと思っていた。メーカーのプレスリリースだとか、打ち合わせの資料、雑誌の記事などなど、紙の状態だと場所を取るし、結局紙のままでは後から情報を探し出せないからだ。しかし、数年前フラットベッドスキャナで書類のスキャニングをやってみた時は、USB1.1で転送速度が遅かったし、1枚1枚スキャニングする手間に耐えかねて2枚目で早くも挫折。かといって、ADF(原稿自動送り装置)付きのスキャナを買うほどでもないよなあと思っていた。
ところが、プリンタの調子が悪くなって買い換えたMFC-5840CN(Amazon)には、標準でADFが付いている。エー・アイ・ソフトの読んde!!ココと組み合わせて使ってみたところ、意外なほど実用的だった。
(さらに…)
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火曜日, 11月 2nd, 2004
LIBRIe(リブリエ)上で、Webページやパソコンの文書を読めるようにするソフトが公開された。ΣBookのように、カードごとにビューワの実行権を買う必要があるなどという凶悪なことはないから、一安心。
LIBRIe用の電子ブックはすべてレンタルなので興味はないけれど(積ん読できないから)、パソコンの文書を電子インクで見たい気はする。Web上で公開されている著作権フリーのコンテンツは読めるわけだし。
(追記)
LIBRIe用にしてもΣBook用にしても、パソコン側のコンバーターソフトはプリンタ形式。つまり、文書はテキストデータではなく、画像として書き出されることになる。だから、電子ブックリーダー上で文字を検索したりコピー&ペーストすることもできない。コンバーターを手軽に使えるようにするという意味では、この判断も一概に悪いとはいえない。
ただし、テキストデータを保持するか否かは、電子ブックの普及に大きく影響してくるのではないか。テキストデータであれば検索機能が使えるから、ページ数の多いリファレンスものを調べる時に重宝するだろう。洋書中のわからない単語を辞書で引くということも可能になる。
電子ブックに飛びつくのは新しもの好きが多いわけで、そういう層にアピールするためにも、電子ブックならではの長所をもっと打ち出していくことが必要ではないかと思う。
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土曜日, 10月 30th, 2004
電子ブックリーダー「ΣBook」上でWord文書やPDFを閲覧できるドキュメントビューワが発売されたというケータイ Watchの記事。
このビューワは、
パソコンにドキュメントビューワをインストールし、閲覧したいファイルをプリントアウトする要領でSDカードにコピーして使用する。
ふむふむ。Word文書やPDFをそのまま閲覧するのではなく、パソコン上でΣBook用ビューワ専用形式に変換するというわけか。
SDカードにコピーされたデータをΣBookで閲覧する際には、専用Webサイトにて販売されている「ドキュメントビューワ実行権」の購入が必要。
え、パソコン用のアプリとは別に買う必要があるの?
「ドキュメントビューワ実行権」は閲覧したいデータと同じSDカードに記録されている必要があるほか、複製できない仕様のため、複数のSDカードを使用する場合は枚数分の「ドキュメントビューワ実行権」の購入が必要となる。
SDカードごとに実行権7,875円って、誰が払うのだろう……? このあたりのビジネスセンスを見るに、メーカーが本気で電子ブックリーダーや電子ブック文化を広めたいと思っているのかどうにも疑わしくなってくる。
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水曜日, 10月 27th, 2004
不祥事相次ぐNHKだが、今度は音楽を外部に発注したように見せかけて452万円を着服した職員が懲戒免職を食らった(2004年10月27日朝日新聞朝刊)。
記事によると、
この職員は96年から3年間にわたり、「NHKスペシャル 世紀を越えて」など7番組のテーマ音楽を自分で作曲したにもかかわらず、知人の音楽制作プロダクションに依頼したかのように装い、「音楽制作費」などの名目で架空の請求書を提出させた。
とのこと。この職員に才能があったのか、NHKには曲の善し悪しがわからなかったのか。作曲代の相場というのも怪しいものではある。
全然関係ないが、Macに付属するGarageBandを使うと、誰でも簡単に曲が作れる。ついでに、GarageBandデスクトップ・セッション(税込2,940円、アスペクト刊)があれば、6ジャンルについてコード進行も自由自在なのだ。ただし、452万円分稼げる曲が作れるかどうかはわからない。
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火曜日, 10月 19th, 2004
噂(になる予定)のGarageBand活用本、『GarageBandデスクトップ・セッション』(GarageBand Desktop Session)(アスペクト刊)がようやく完成した!
今時のMacには、GarageBandという超絶的簡単に曲作りが楽しめるソフトが付属している。ループという音楽素材を並べていくだけで曲が作れるし、ギターやキーボードを弾けるなら演奏を取り込んで自由にエフェクトをかけられる。しかし、GarageBand付属ループやJamPackのループはどれもかっこいいのだけど、すでにコード進行を持っているから、汎用的に使いにくい。
『GarageBandデスクトップ・セッション』には、U10G氏による222種類のオリジナルループが付いてくる。6ジャンル(グラムロック、ファンク、ディスコ、オールディーズロック、ブリティッシュロック、80年代ロック)について、編成楽器ごとのループがコード単位で用意されているのだ。
表紙もかなりいい仕上がり。LOVE PSYCHEDELICO『THE GREATEST HITS』のジャケットを手がけたユニット「BOKEZOW PARK Design」のイラストが銀箔押し、それに透明ビニールカバーをかぶせて文字を載せるという凝った作りになっている。
『GarageBandデスクトップ・セッション』は、10月25日、全国書店・アップルストア等で発売予定(定価:2,800円+税)。JamPackよりも安いです(笑)。
(追記)
本書オリジナルループは、iLife ’05のGarageBand2でも使えます!
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月曜日, 10月 18th, 2004
ジェリー・パーネルといえば、『神の目の小さな塵』などで有名なSF作家だが、超コンピュータオタクとしても知られている。日経バイトでは、コンピュータエッセイ「混沌の館」を創刊当時から20年に渡って連載中。1979年からパソコン(当時はパソコンという言葉もなかったが)で執筆作業をやっているという筋金入りだ。ちなみにそのマシンは当時のお値段で12000ドルしたとのこと。ほんとこの人、いっつもパソコンのトラブルに見舞われて、ビデオカード変えたりネットワークの設定いじったり、何だかんだやってんだよなあ。
連載を書籍化した『ジェリー・パーネルの混沌の館にて―カリスマ・ユーザーが綴るパソコン20年史』発行記念として、WPC EXPO 2004内で10月21日に特別講演が行われることになっており、私も事前申込をすませて楽しみにしていた。ところが、今日メールが送られてきて、本人の体調不良により講演が休止になったとのこと。持病が悪化したということで病状が心配。それにしてもがっかりだ……。
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