Archive for the ‘AV’ Category

GarageBandとradioSHARKで風呂場(風)ラジオ

水曜日, 10月 6th, 2004
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Macに付属する音楽ソフトのGarageBandは、オーディオソースを自由に切り替えられる。例えば、radioSHARKを使っているなら、ラジオ放送に対してリアルタイムにエフェクトをかけるなんてことができる。
radio_gb01_small.pngやり方は、まずGarageBandの環境設定でオーディオ入力を「radioSHARK」にして、リアル音源トラックを追加する(録音しなくてもOK)。トラック情報のダイアログを表示して、形式は「モノラル」(radioSHARKはAMステレオには非対応)、モニタを「入」に。適当にエフェクトを調整する。radio_gb02_small.png
エコーやリバーブを上げると、まるで風呂場でラジオを聞いているような雰囲気が味わえる!bathroom.png

……だからどうしたといわれても困るが。

radioSHARKでラジオ三昧

火曜日, 10月 5th, 2004
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radioshark01.png1年前から注文していたradioSHARKがついに届いた! これは、Windows/Macintoshで使えるUSB接続のAM/FMラジオチューナー。名前の通り、鮫の背びれの形をしており、使用中はLEDが青く光ってなかなか美しい(写真はiPodとサイズを比較したところ)。

(さらに…)

すごいループの付いたGarageBand本が出る!

土曜日, 10月 2nd, 2004
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garaband01.png今時のMacにはすごい音楽ソフトがタダで付いてくる。音楽素材(ループ)を並べるだけで手軽に曲を作れるGarageBandだ(付属しない旧モデルでもiLife ’04 のパッケージを買えばOK)。自分の演奏を取り込んでエフェクトをかけたりと、音楽好きならかなり「遊べる」ソフトだ。
実は、ここしばらくGarageBandの本を作っていた。手前味噌だが、この『GarageBand デスクトップ・セッション』はちょっとすごい。付録CD-ROMにはミュージシャンのU10G氏によるオリジナルループを222種類収録。これが実に「使える」ループなのだ。

もちろんGarageBandには最初からかっこいいループ(AppleLoops)が1000種類も付属している。さらに、別売りのGarageBand Jam Packにも多数のループが収録されている。
これらのループはどれもかっこいい。しかし、それぞれがすでにコード進行を持っているから、自分でコード進行を作りたい時など、汎用的な使い方に向いていないのだ。

『GarageBand デスクトップ・セッション』のループは、6ジャンル(グラムロック、ファンク、ディスコ、オールディーズロック、ブリティッシュロック、80年代ロック)。それぞれについて、ベースやドラム、ギター、オルガンなど、パートごとにループが用意されている。そして、それぞれのパートについて複数のコードがある。
つまり、「うーんとここのところの進行は、C→Am→Dm→Gにすっかなー」といった試行錯誤が簡単にできるわけだ。作曲やバンド練習の支援ツールとしてもかなり役立つはず。
それぞれのコードは、ジャンルごとに「それっぽい」演奏になっているから、組み合わせ次第で「おおっ、もしかしてこの曲は!」なんてどこかで聞いた曲も再現できるかも? 作曲や楽器演奏が苦手でも、当分遊べると思う。

『GarageBand デスクトップ・セッション』は10月下旬発売予定。乞うご期待。

(追記)
本書オリジナルループは、iLife ’05のGarageBand2でも使えます!

i.LINK経由でハイビジョン録画可能なHDD&DVDレコーダー

木曜日, 9月 30th, 2004
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パイオニアから発売されるHDD&DVDレコーダー「DVR-920H-S」「DVR-720H-S」は、地上デジタルやBSデジタルのハイビジョンがi.LINK経由でHDDにそのまま記録できる!
しかし、惜しい! i.LINK経由で録画した番組は他の機器へムーブできないし、画質を落としてDVDに焼くこともできないのだ。
ハイビジョン録画可能で、DVDにも(画質を落として)焼けるけど、i.LINK経由での録画ができないシャープ「DV-HRD200」Amazon)といい、CATVデジタル放送視聴者のための快適録画環境まで「あともう一歩」。そうそう、i.LINK経由しか使わないユーザー向けのチューナーなし廉価モデルも期待したい。というか、出してください。

RadioSHARKようやく出荷開始

水曜日, 9月 29th, 2004
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ラジオ好き注目のラジオチューナー「RadioSHARK」がいよいよ出荷されることになった。これはUSB経由でMacに接続して使うAM/FMラジオチューナーで、タイマー予約ができたり、タイムシフト再生ができたりと、何とも楽しそうな製品(追記:Macだけでなく、Windowsにも対応している)。

実は、世界のFMラジオ放送は87.5?108MHzで、日本国内では76?90MHzが使われている。以前に開発元のGriffin Technologyに尋ねた時は、日本でのFMラジオ放送には対応していないという答えだった。これだけ発売が伸びたのだから、もしかしたら仕様変更されたのかと思って再度尋ねてみたところ、The radioSHARK will not work in that broadcast frequency.という返事。残念。しかし、じゃあ何でこんなに発売が遅れたのか……。
まあ、最近はFMラジオよりもAMラジオを聞きたいと思っていたところなので、取り寄せてみようかと思う。

音楽業界にも変化のきざし?

金曜日, 9月 17th, 2004
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エイベックスは、本年9月22日に発売するCDより、コピーコントロール機能を施すか否かについて商品ごとに弾力的に決定したとのこと。iPodに代表される携帯プレイヤーの影響が大きかったことをプレスリリースでも認めている。
また、今後は(著作権管理の仕組みを最初から備えた)スーパーオーディオCD(SACD)やDVDオーディオを積極採用していくという。これまで今ひとつ普及していなかったこれらの新音楽メディアも、音楽業界の変化を受けて一挙に普及してくるかも。しかし、SACDはパソコンでの読み取りや光端子デジタル端子への出力もできないらしいし(ARTIFACT)、DVDオーディオも不正コピーをいかに防止するかをアピールしていたりする(AV Watch)。これらのメディアでは、本体のオーディオデータ以外に、パソコンでも利用できる低音質のデータを入れることになるのだろうか(レーベルゲートCDみたいに)。
このままSACDやらDVDオーディオが出てきても、ユーザーにとってのメリットは少なそうな気が……。そろそろ音楽業界もコンピュータ業界も、本腰を入れて業界・ユーザー双方が納得できるDRMの落としどころを見つけないとヤバい。

(2004年9月18日追記)
MSN-Mainichi INTERACTIVEによれば、

ソニーミュージックでも「レーベルゲートCDをやめる方向で検討しており、いったんコピーコントロールなしの音楽CDにもどすつもり」であることを明らかにした。

とのこと。

今、LDを集めておくべきか?

木曜日, 9月 16th, 2004
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スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOXこれから発売されるDVDビデオのビッグタイトルといえば、間違いなく『スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX』だろう。私がエピソードIV「新たなる希望」を見たのは小学生の時。その夜は、デス・スターのトレンチ(溝)をX-WINGで飛んだものだ(夢の中で)。DVD-BOXでは、エピソードVI「ジェダイの帰還」(公開当時は「ジェダイの復讐」)のエンディングも一部変更されているそうで、多少の不安を感じつつも楽しみにしている。

ヒドゥン ENTERTAINMENT COLLECTION SILVER『スター・ウォーズ』の影に隠れて、というか、知っている人はかなり少ないが、もう1本、超絶的に面白いSF映画もDVD化される。それは、『ヒドゥン』だ。ストーリー、アクション、演出、どれをとってもトップレベル。主演はカイル・マクラクラン。なぜ今までDVDが出ていなかったのか謎だ。文句なしにオススメ。

上記の作品は、両方ともLDで持っていて何度も見ている。DVD版を手に入れたら、かさばるLDソフトとプレイヤーを売り払おう!……と思っていたが、考え直す。
LDをハードディスクレコーダーに取り込んでおけばいいじゃないか。DVDに焼いてもいいのだろうけど、ハードディスク容量に余裕があればそのまま全部突っ込んでおいて映画専用サーバーにだってできる。子供のいる家庭ならよく見るアニメをエンドレスで流せるし、既存の映画のシーンを切り貼りして遊ぶこともできるだろう。最近DVD化されたものの方が画質も音質もよかったりするし、LDをダビングしたらかなり劣化するだろうけど。
これからBlu-rayやらHD DVDが出てくるから家庭で見られる映画はどんどん高画質になる。その反面、ユーザーが自由に映像を活用できる幅は、どんどん狭くなるだろう。今のうちに叩き売りのLDソフトを収集して、ハードディスクに読み込んでおくのはいい手かもしれない。

(追記)
最近はほとんど使っていないロクラクIIで、手持ちのLDソフトを2枚ほどダビングしてみた。ちなみに、LDをダビングする際は、S端子ではなくコンポジット端子を使った方がよいらしい。
で、結果だが、保存状態がよくなかったせいか、LDソフトの再生自体がまともにできない!(同じシーンを何度も繰り返し、無限ループになってしまう) 気力が激しく低下。やっぱりもうLDはいらないかな……。

後部座席の子供は、モーツァルトを聞くか?ニモを見るか?

土曜日, 9月 4th, 2004
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米Microsoftは音楽ストア「MSN Music」で、Appleの「iTunes Music Store」に対抗しようとしている(ITmedia)。さっそく、アップル vs MSの舌戦がスタート(ITmedia)しているわけだが、デジタルメディアに対する両社の姿勢が大きく異なる点として、携帯ビデオプレイヤーがある。

「2時間も車の後部座席に座らされる子どもに『車の中でビデオを見たいか』と聞いてみればよい。自分の子どもなら見たがるだろう。Steveの子どもはバッハやモーツアルトしか聴かないのかもしれないが、うちの子どもは『ファインディングニモ』を観たがる。だれが作ったのか知らないが、あれは素晴らしい映画だ」(Gates)

ここでビル・ゲイツが引き合いに出しているのが『ファインディング・ニモ 』というところが面白い。ニモの制作会社はPIXAR、そのCEOはスティーブ・ジョブズなのである。もちろん、ビル・ゲイツはこのことをわかって皮肉っているわけだ。

確かに、携帯ビデオプレイヤーが、サイズも価格もバッテリー持続時間も使い勝手も音楽専用プレイヤーと同等なら、みんなビデオプレイヤーを買うだろうけど……。あと、映画などのコンテンツの場合、わざわざ携帯型ビデオプレイヤー用のコンテンツを買うかな? 外で見るには十分でも家のテレビで見るには粗すぎる、そんなコンテンツはよほど安くしないと売れないのでは? ソニーのPSPについても同じ問題があると思う(PSPはROMでしかコンテンツを売らないから、問題はよりシビアだろう)。

それにしても、コピーワンスでしばられまくった日本のデジタル放送では、自分で録画した番組を持ち出すことも難しい。マイクロソフトの戦略で、放送業界、コンテンツ業界がもっと危機感を持ってくれるとよいのだが。(追記:コンテンツ保護をもっとガチガチにしろということではなく、今みたいにガチガチにしていると新しいマーケットを作れなくて結局日本の映像・放送産業が衰退するのではないかということです。念のため)

デジタル時代のニュー・シネマ・パラダイス

木曜日, 7月 22nd, 2004
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不適切な場面を飛ばすDVDフィルタリング技術、米議員が支持(ITmedia)というニュース。
これを読んで思い出したのが、映画『ニュー・シネマ・パラダイス』(Amazon)だ。キスシーンだけ集めたフィルムを見てひとり涙するトト。デジタル時代は、フィルタリング技術をハッキングして集めたキスシーンで涙するのか? 田舎町の牧師のやることだからキスシーンのカットも笑えるけど、フィルタリング技術でカットというのはどうにも味気ない。
茶の間で家族がテレビを見ている時に、ベッドシーンになるとみんな気まずくなって、何となくチャンネルを変える……そういう手動フィルタリングが懐かしいような。

HDDウォークマンは、CCCD再考のきっかけになるか?

土曜日, 7月 3rd, 2004
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ソニーのiPod対抗製品「NW-HD1」、いわゆるHDDウォークマンが登場して話題を呼んでいる。
ウォークマンの名を冠したからには、ソニーとしてもこれに本腰を入れていくのだろう。VAIO PocketPCVA-HVP20はどうするんだろうという疑問はさておき(笑)。
で、気になるのが、HDDウォークマンの売り方。ふだん聞いている音楽をそのまま持ち出せることがウリなわけだが、最近のJ-POPはCCCD真っ盛りだ。レーベルゲートCDであれば、たぶんHDDウォークマンに転送できるだろうが、それ以外のCCCDだと無理だろう。
今までCCCDを気にせず買っていたユーザーも、転送できない音楽がかなりあると知ったらどう出るか? 皆がそんなにすぐダウンロード販売に移行するとは思えない。
HDDウォークマンが、CCCDについて考えるきっかけになればいいな、と思う(業界全体がレーベルゲートCDを採用するというオチは勘弁してもらいたい……)。

ちなみに、私の音楽環境は現在iBook+iPodだけなので、J-POPの新譜を聞かなくなってしまった。

(2004年7月25日追記)
私が思っていた以上に、iPod miniが人気だ(asahi.comYOMIURI ON-LINEMSN-Mainichi INTERACTIVE)。
私は1年ほど前からiPod(第3世代の30GB)を使っていて、その使いやすさに惚れ込んでいるのだけど、正直いってここまで一般的に受けると思っていなかった。日本ではけっきょくウォークマンなんじゃないの?と思っていたのだ。アップルは、TVCMも魅力的だったし、AirMac Expressなど、活用法の提案もうまい。こういったことはソニーの十八番だったように思うのだけど、こちらは社内で食い合う商品を乱発して混乱している。
こうなってくると、HDDウォークマンではなく、iPod miniがCCCDや音楽配信についての世論をリードしていくことになりそうだ。