その手があったか!『村上式シンプル英語勉強法』
10月 5th, 2008『村上式シンプル英語勉強法』の著者、村上憲郎氏は米Google副社長兼日本法人社長。こういうすごい肩書きを持つ人のノウハウってその他大勢の役には立たないんじゃないの、と思っていたのだが……。
うん、これは使える。実際に試してみるのはこれからだから、「使えそう」ということだけど。自分が感じている壁を乗り越えるヒントが見つかったように感じた。
私の場合、英語ニュースのポッドキャスティングを隙間時間に聞くようにしていて、耳はだいぶ慣れてきたように思う。しかし、悲しいかな、語彙が足りない。スクリプトが提供されているニュースの場合は、一度聞いた後にスクリプトを見ながら聞き返して、わからなかった単語を辞書で引いてみる……つもりだったのだが、正直この作業はなかなかしんどくてけっきょく聞きっぱなしになってしまうことが多い。これでは、なかなか語彙が増えないのは当然。
村上式では、「読む」「聞く」に関して、「息継ぎしない」ことの重要性を説く。では、どうやって語彙を増やすのか? 村上式の極意は「ひたすら眺める」こと。毎日10語ずつコツコツ覚えるのではなく、毎日1万語を全部ざっと「見る」。
そうか、その手があったか。言われてみればなるほどだが、意外と思いつかないものだ。このヒントとお勧め単語集リストだけでも、買った価値があった。
これまで、1つのニュース記事を使って、「聞く」「単語を覚える」「読む」を学ぼうとしていたわけだが、そうすると読むにしても聞くにしてもスピード感が失われてしまう。それなら、同時並行で別の教材を使って単語を覚えてしまえというのは合理的だ。それに、こうすることでいちいち辞書を引く手間がなくなるから、隙間時間を効果的に使いやすくなりそう。
またこの本によって、勉強法を自分で作り上げることの重要性を再認識。村上式が万人に向いているかどうかはわからない。しかし、他人のノウハウを取り入れつつ、自分に適したメソッドを試行錯誤して作り上げていく、それこそが勉強なのだ。
10月 8th, 2008 at 18:37
こんにちわ!先日はDEMOsa後はどうも!(でわかって頂けると思います。^^)
私もこの本読みました〜。
単語の覚え方が、「全部眺める」という力技なのか?新しいですね。
今までは、覚えないと先に進めないやりかただったので、いつもやり始めては1ヶ月ぐらいしか続きませんでしたが、このやり方なら…(でもやっぱり退屈でやめちゃうかな?)
ピーナッツ本は前から持っていたのですが、そういうわけで挫折しておりましたが、いきなり曲がりなりとも、最後まで目を通す事ができました。
何より、覚えなくてもいい!というのが、画期的でした。力が抜けていいですね。
しかし、Spenser本読み始めたら、通勤電車がそれのみになって、いきなり単語は挫折中です。TT;)
道のりは遠いです。
Spenserは、Amazonの感想にもありますよにかなり偏ったSexualな表現が多いので、人によっては向かないかもしれません。
私は、「ミステリではじめる英語100万語」という本も買ってみました。読みやすさのグレードが書いているので、便利です。この系統の本は、SSS多読などでサーチするといろいろ出てきます。
(実は、ここでも挫折の数々が…つづく…)
では。
10月 8th, 2008 at 19:28
どもどもその節は。濃いお話(笑)、ありがとうございました。
英語の勉強法って、何が一番いいやり方か自信がなくなってくるので、同じ方法を試している「道連れ」がいると心強いですねー。
IT関連の洋書は時々読むのですが、ペーパーバックの小説となるといつも挫折していて……。「村上式」を見ると、(特殊な用語が頻出するので)「初心者にはSFはオススメしません」。今までいつもSFを読もうとしてました(笑)。素直に、簡単なミステリから読み始めることにします。
しかし、こういう勉強が続くかどうかは、細かい方法というより、時間マネジメントの問題なのかもしれませんね。