会計ってこういうことなのか!
3月 27th, 2008恥ずかしい話だが、いい歳をこいて私はどうも会計のことがわかっていない。「えーっとこれが借方になって……」と考えているうちに、寝てしまう。大人として社会と関わっていくには最低限会計の知識くらいないとなあと思って、会計の入門っぽい本にも手を出してみるが、あまりのつまらなさに鼻水が出そうになる。
そういうわけで、某氏に泣きついて紹介してもらったのが『国語算数理科しごと―子どもと話そう「働くことの意味と価値」』(岩谷誠治著、日本経済新聞出版社)。
お父さんが娘に対して、仕事とはどういう事かをかみ砕いて説明するという作りになっている。20分もかからずに読み終わるほど薄い本だが、内容濃すぎ! 貸借対照表と損益計算書の概念を、ほのぼのイラストでここまでわかりやすく解説するとは。会計の入門書にチャレンジする前に、この本に目を通しておけば、間違いなく理解が深まるはず。難しいことを難しく書くのは簡単だけど、難しいことを簡単に書くのはとても難しいことなのだ。著者も編集者もすごい。
惜しむらくは、書名に「会計」と入っていないことか(著者の意図からして入れたくなかった気持ちもわかるけど)。会計に疎い人にとって最良の入門書だと思うが、「会計」というキーワードで検索に引っかからないのは何とももったいない。
3月 28th, 2008 at 22:54
ご無沙汰してます、これは面白そうですね。専門用語なくいかに正しく説明するか?!?!(会計に限らず・・・)に興味があるので、つい買ってしまいました(笑)。
最後の2行がご職業柄ならではのコメントですね(フツーのOLは思いつかない視点ですよ?)
3月 29th, 2008 at 12:34
ほんと、こういう説明能力がある人を見ると、自分を省みて赤面してしまいます。
>最後の2行がご職業柄ならではのコメントですね
最近ではネットで検索して本を買う人が、自分の含めてけっこう多いですからねー(最近毎日宅配便の人と顔を合わせてます……)。私も会計の本を探すのに、Amazonで「会計 入門」と入れてみましたし。GoogleやAmazonでの検索で引っかからないというのは、今の時代、致命的になってきたように思います。