『Mac OS X Leopardビュンビュンテクニック』発売!
11月 28th, 2007これまでMacを使ってきた人が、Mac OS Xの新バージョン「Leopard」を初めて見ると「あんまり変わっていないんじゃないの?」と思うかもしれません。
しかし、しばらく使っているうちに、もうTiger以前には戻れなくなっているのに気づくはず。300以上の新機能が追加されているのですが、新しく覚えなければならない操作はほとんどなく、今まで通りの操作で新しい便利さを享受できるというのはなにげにすごいことだと思います。
アプリケーションを起動しなくてもファイルの中身を見られる「クイックルック」とか、バックアップを自動的に取ってくれる「Time Machine」といった便利な機能が追加されているのですが、こうした機能をまったく違和感なく使えてしまいます。
Mac間での情報共有でもインパクトのある新機能が揃っています。iChatでビデオチャットしながら、会話相手のMacをそのままコントロールできてしまうというのは、パソコンに詳しい人にとってもけっこう驚きでしょう。これまでにもリモートアクセスで画面共有できるツールはいろいろ発表されていましたが、ここまで簡単な操作でできるものはないのでは?
個人的には、「辞書」が大幅に強化されたのも相当にうれしいところ。「プログレッシブ英和・和英中辞典」、「大辞泉」、「類語例解辞典」、「New Oxford American Dictionary」、「Oxford American Writer’s Thesaurus」が使えるという気前の良さ(このラインナップの電子辞典や辞典ソフトを買うとけっこういいお値段になりますね)。しかも、いちいち検索語を入力したり、コピー&ペーストする必要はなく、control+command+Dを押しながらマウスカーソルで単語を指せば辞書が引けるというのが実に気持ちよいのです。さらに、辞書は自由に追加できるようになっており、手前味噌ですが私が作成した変換ツールを使うと、「英辞郎」や「郵便番号」も検索できるようになります。
というところで、宣伝。Leopardの新機能を解説した『Mac OS X Leopardビュンビュンテクニック』がアスペクトから発売されました。これまでMacを使っていたユーザーだけでなく、初めてMacを使うWindowsユーザーにもわかりやすい内容になっていると思いますので、ぜひどうぞということで(目次はこちらのページをご覧ください)。