ノイズキャンセリングヘッドフォンが手放せない
11月 14th, 2006ソニーのノイズキャンセリングヘッドフォン「MDR-NC22」が手放せない。ノイズキャンセリングヘッドフォンとしては、これまでBOSEのQuietComfort2を使っており、その性能には満足していた。しかし、サイズが大きいため、ちょっと電車に乗る時に使うには抵抗があったのも事実。かといって、これまでのインナーイヤータイプのノイズキャンセリングヘッドフォンは性能がイマイチだったのと、取り回しがあまりよくなさそうだったので、なかなか手が出せず。そう思っていたのだが、ソニービルのショールームでMDR-NC22を試用させてもらったところ、性能も使い勝手もかなり好感触だったのですぐ購入した。iPod nanoでの使用がメインになるため、ネックストラップ一体型のMDR-NC32NXにも心惹かれるものはあったが、移動中にビデオiPodやMacBookにつなぐこともあるので、MDR-NC22を選んだ。
性能についてはすでにさまざまな記事で取り上げられているので詳細は割愛するが、結論を言えば大満足(そういえば、久しぶりに買ったソニー製品だ)。無音になるわけではないが、不快な音が大幅に減るため、電車や地下鉄に乗る際のストレスが緩和される。知人と地下鉄に乗った際、ヘッドフォンを貸したところ、彼が小声でなにやらつぶやいている。地下鉄のモーター音などは大幅に低減される割に、人の声はかなりクリアに聞こえるので、静かなところで普通に話すくらいの声を出していたのだそうだ。
ここしばらく電車(新幹線も含む)での移動が多いのだが、実をいえば車内ではあまり音楽などを聴いていない。移動時間が長い時、ポッドキャスティングや英語のニュース番組などを聞くくらい。ノイズキャンセリング機能だけオンにして、ぼーっと考え事をすることが多くなった。以前はちょっとした空き時間にも本を読んだり、ニュースをチェックしていたりしていたけど、それは実は脳みそを使う時間を減らしてしまうことかもしれないなあと危機感を感じるようになってきたのだ。考え事をする時間を作るために、なかなかノイズキャンセリングヘッドフォンは役に立っている。さすがに街中を歩く時は外すようにしているけど(MDR-NC22なら人の声や車の音は意外によく聞こえるので、普通のヘッドフォンをして大音量で音楽を聴くよりは安全かもしれないが)、そうすると暴力的な音の洪水が押し寄せてきてげんなりする。疲れているのかな。