CEATEC2005、気になる展示のメモ
10月 9th, 2005最終日のCEATEC2005を駆け足で回ってきた。以下は気になった展示のメモ。
テレビや新聞のニュースでは、大画面テレビやBlu-ray陣営vsHD DVD陣営の話題が大きく取り上げられているが、これらに関して正直それほど目新しい展示があったわけではない。ストレージといえばiVDRの展示もあったが、こちらは現在規格をハリウッドに打診中とのことで、製品などの動きがあるのは来年の頭以降になりそうな気配。
個人的に一番興味を引かれたのは、英国Splashpower(スプラッシュパワー)のワイヤレス充電技術。パッドの上に電子機器を置くだけで充電できるのだ。パッド自体の価格は150ドル程度を想定しているようで、思ったよりもかなり安い。充電の効率も有線と比べて遜色ないらしい。Splashpower対応製品が増えてくると、防水製品も作りやすくなるだろうし、小型電子機器の世界が大きく変わるかもしれない。
学習リモコン好きとしては、シャープの参考出品も気になる。液晶ディスプレイが回転して出てくるギミックが楽しい。そういや、Harmonyはなかなか上陸してこないなあ。今年あたり、日本ではマイナーなこのジャンルも盛り上がってくるか?
ユーザーインターフェイス関連で目を引いたのが日立の「映像情報ブラウジングインターフェイス」。時計を巻き戻したり進めたりすると、その時間帯に録画した番組のサムネイルが同時に再生される。ジャンルやキーワードによる絞り込みと組み合わされば、かなり使い勝手がよくなりそう。これからの録画機器はいかに録画しやすくするかというより、全部録画しておいてそこからいかに探し出すかが焦点になってくるのだろう。
通信ではNTTドコモのブースが派手で見応えもあった。指を耳に突っ込んで通話する「指話」(ユビワ)はまだサイズが大きいし、通話中指をツッコミ放しというスタイルもどうかとは思うが、インパクトはすごい。地味なところでは、ユニバーサルデザインの2画面携帯も面白い。状況に応じてボタンの表示内容が変わるので、操作を非常にシンプル化できる。電話が着信したりメールを受信したりすると、筐体自体に文字やアイコンが表示されるのもいい。これは一般用端末としても受けそうだ。