iTMSで音楽の買い方が変わってきた
8月 13th, 2005日本のiTunes Music Storeは開始から4日で100万曲を超える販売達成したそうだが、私もこの10日ほどの間にちょこちょこ曲を買っている。iTMSの発表当日に買った3曲に加え、RCサクセション「トランジスタ・ラジオ」、globe「Feel Like Dance」、同「Departures」、H2O「想い出がいっぱい」、Def Techのアルバム「1 x 2 (Limited Edition)」、忌野清志郎「Jump」を購入。今までレゲエなんてまったく聞きもしなかったが、iTMSのトップアルバムに名を連ねていたDef Tech「1 x 2」を試聴して気に入ってしまった。
・iTMSはオススメの見せ方が魅力的で、試聴もできる。今まで聞かなかったジャンルの曲を試してみようという気になる。
・購入手続きが非常に簡単なので、自分のパソコンに入っている曲であるかのように錯覚してしまう。
・アルバム単位ではなく、1曲ずつ買うことが多くなる。アルバムの場合、iTMSオリジナルでなければ、レンタルかCDショップを利用するかな……。アルバムで2000円を超えると割安感をあまり感じない(データも圧縮されているし)。
・iTMSでは昔の曲を探すのが楽しい。「あの曲をまた聞きたいな」と思っても、昔のアルバムをCDレンタルで探して借りてくるのはかなり面倒なもの。まあ、iTMSの品揃えはまだまだこれからだけど。
・使い勝手のよいiTunes+iPodだが、やはり他社の配信サービスやプレイヤーを使えないのは残念。
レコード会社は一部の売れ筋アーティストに莫大な宣伝費をかけたり、ベスト盤を乱発したりして売上を維持しようとしているわけだが、そういうビジネスのあり方は転換を迫られるだろう。その代わり音楽配信サービスなら、過去の資産も流通コストをかけずに販売できるわけで。昔の名曲や無名だけどいい曲というものが、ブログやiMixのような口コミ的な仕組みで売れていけば、レコード会社、アーティスト、リスナーの三方に利益があるのではないかと思う。
久しぶりに新譜を買って気分が盛り上がってきたので、まだiTMSに参加していないSMEのDEPAPEPE「Let’s Go!!!」、サンボマスター「サンボマスターは君に語りかける」のCDも近所のCDショップで購入。どちらのアルバムもすばらしいが、それにしても邦楽CDは高いと改めて実感する。配信サービスでシングル単位に曲が売れるようになってくると、アルバムCDも値下げを迫られるのでは。