げに騒がしき世界
7月 1st, 2005ここしばらく、QuietComfort2というノイズキャンセリングヘッドフォンを愛用している。
ネットや雑誌でやたらほめられているので「本当かいな」と思っていたのだが、新幹線や飛行機で移動する用件が立て続けに入ったので、この機会に思い切って買うことにした。2週間以内なら返品もできるし。
実をいえば、ノイズキャンセリングヘッドフォンという奴はあまり信用していなかった。4000円くらいの製品を使ってみたことがあるのだが、ホワイトノイズが耳についてしょうがないし、ノイズキャンセリングの効果もあるんだかないんだか。
電車の中で、QuietComfort2のスイッチを入れてみる。シーンとするのではなく、周りの音も割と聞こえる。電車のアナウンスもかなりはっきり聞き取れるレベルだ。静寂ではなく、不快な音が減る感じ。しばらく使っているとその状態が当たり前になってくるのだけど、ヘッドフォンのスイッチを切ると、途端にものすごい騒音がぐわっと押し寄せてきて驚いた。物理的な圧力を感じるほどの騒音に囲まれて暮らしていたとは。
これは音に限らず、情報についても当てはまるんだろうな。けっきょく人間が処理できる情報量はたかがしれているわけで。最近私はメールチェックやWeb巡回などの頻度も意識的に減らして、アウトプットを増やそうと努力しているが、必要な情報を入手しつつバランスを取るのがなかなか難しい。このあたりのうまい方法論や技術が、今後のトレンドになっていくように思う。
7月 2nd, 2005 at 01:10
…ウラヤマシイです。ああ、私も情報インプットの時間が欲しい!最近吐き出してばかりなので(仕事で)充電したい!
でも、一番ウラヤマシイのは、あれだけものを書いておられながら「アウトプットを増やす」と言える力でございます。
ヘッドホンとは関係ないコメントでした。(スミマセン)
7月 2nd, 2005 at 10:12
情報のインプットといっても、メールとかWebとか雑誌なんかの断片的な情報に振り回されすぎているなあと思って。何かについてじっくり読んだりする時間は取れてないんですよね、実は。
アウトプットについても、もっと咀嚼して発酵させて(古代の酒の作り方のようですな)、付加価値を付けて提示していかないとやばいなという危機感を感じてます。