TigerのDictionary用データはXMLで書かれている

5月 30th, 2005
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Tiger_dictionary.pngMac OS X v10.4 “Tiger”には、辞書ソフト「Dictionary」が入っている。標準で付いてくるのは、「New Oxford American Dictionary」と「Oxford American Writers Thesaurus」の2つで、おまけとは思えない充実ぶりだ。任意のアプリケーションで単語を選択し、アプリケーションメニュー→「サービス」→「Look Up in Dictionary」を実行すれば単語の意味を調べられる。Safariなら、選択した単語を右クリックして「辞書で調べる」を選ぶだけ。
しかし、英英辞典しか入っていないのが何とも残念。自分でDictionary.app用のデータを作ることはできないものかと、/Library/DictionariesフォルダをFinderで覗いてみると、「New Oxford American Dictionary.dict」と「Oxford American Writers Thesaurus.dict」というファイルがあった。これらはパッケージ形式になっているので、さらに中身を見てみる(右クリックのメニューから「パッケージの内容を表示」)と辞書データ本体はXMLで書かれているようだ。しかも、「Dictionary DTD」という辞書用の仕様に乗っ取っているらしい。見出しや語義などのタグもきちんと用意されているのだけど、あいにく私はXMLがまったくわからない。XML用のツールを使えば、何とかなりそうなんだけどなあ。誰か挑戦してみませんか?

(2007年10月27日追記)
Mac OS X 10.5 “Leopard”では、自分で辞書を作ることができるようになったようだ(該当記事)。

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