うーん惜しい！校正ツール「Just Right!」
2月 3rd, 2005
ここ最近のジャストシステム関連の話題といえば、松下電器産業がジャストシステムを自社の特許を侵害しているとして提訴していた裁判。これに関しては、完全にジャストシステムの肩を持ちたいな。マイクロソフトの「TABキーでリンクを見付ける手法」とか、もういい加減にしろと思うような特許ばかりで頭痛がしてくる。こんなことをいっていたら、どんなソフトウェアも作れなくなってしまう。Rubyの開発者まつもとさんも強く非難しているけど、こういう特許は無効にしないとソフトウェア産業全体のクビを締めるんじゃないかなあ。
話は変わり、ジャストシステムから校正支援ツールの「Just Right! /R.2」が3月11日に発売される。
私は昨年発売の最初のバージョンをすぐに買って使ってみた。用語辞典の制作も請け負っているし、出版社によって用字用語が変わってくるから、Just Right!でこのあたりの作業が楽になるかなと思ったのだ。愛用しているテキストエディタWZ EDITORの自動校正機能は単純な文字列置換だから、注意していないと時々とんでもない置換がなされてしまう。それに比べると、Just Right!の用語統一機能はけっこう賢いかも……と思ったが、実に惜しい欠点が1つ。「モーニング娘。」のように句読点の含まれた言葉を校正辞典に登録できないのだ！ あと「藤岡弘、」とか。IT用語なら「.NET」が頻出するし、それ以外でも句読点を含む単語はけっこうある。
R.2でもこの欠点は解消されていないとのこと。たぶん文節の判断などに句読点も使っているからじゃないかと何となく想像するけど、構文解析を行う前に句読点を含む用語をチェックして、内部でのデータ表現方法を変えればいいんじゃないかなー。素人考えだから、的はずれかもしれないけど。
というわけで、けっきょくWZ EDITORの自動校正機能を相変わらず使い続けているのであった。
2月 4th, 2005 at 03:32
.NETとかそれっぽい単語も入ってますが、ようはモーニング娘。の仕事がしたいってことでしょうか……
Just Right!は前いた編集部でもいろいろ試していたようです。あと少しで実用になるんですよねー。
2月 4th, 2005 at 18:03
＞でじふーさん
ご無沙汰です！
私は未だに「辻」「加護」（でいいんでしたっけ？）の区別が付きません。
Just Right!はほんとに惜しいソフトですね。いろいろな出版社の用字用語をさっと切り換えたいところですけど、こういうことができればなあ。
昔出た「インターネットブーメラン」なんかも、今のインターネット＋デスクトップ検索を先取りしていたのに、詰めが甘くて残念でした。