音楽業界にも変化のきざし?
9月 17th, 2004エイベックスは、本年9月22日に発売するCDより、コピーコントロール機能を施すか否かについて商品ごとに弾力的に決定したとのこと。iPodに代表される携帯プレイヤーの影響が大きかったことをプレスリリースでも認めている。
また、今後は(著作権管理の仕組みを最初から備えた)スーパーオーディオCD(SACD)やDVDオーディオを積極採用していくという。これまで今ひとつ普及していなかったこれらの新音楽メディアも、音楽業界の変化を受けて一挙に普及してくるかも。しかし、SACDはパソコンでの読み取りや光端子デジタル端子への出力もできないらしいし(ARTIFACT)、DVDオーディオも不正コピーをいかに防止するかをアピールしていたりする(AV Watch)。これらのメディアでは、本体のオーディオデータ以外に、パソコンでも利用できる低音質のデータを入れることになるのだろうか(レーベルゲートCDみたいに)。
このままSACDやらDVDオーディオが出てきても、ユーザーにとってのメリットは少なそうな気が……。そろそろ音楽業界もコンピュータ業界も、本腰を入れて業界・ユーザー双方が納得できるDRMの落としどころを見つけないとヤバい。
(2004年9月18日追記)
MSN-Mainichi INTERACTIVEによれば、
ソニーミュージックでも「レーベルゲートCDをやめる方向で検討しており、いったんコピーコントロールなしの音楽CDにもどすつもり」であることを明らかにした。
とのこと。