OneNoteのSP1はWebのネタ集めに便利
9月 13th, 2004(前回から)
面白そうなWebページを集めるのに、まず紙copiを使ってみた。ページを取り込むのも簡単だし、取り込んだページにマーカーで印を付けたり、コメントを付けたりもできる。
非常によくできたソフトなのだが、私のイメージとはちょっと違う、かな。紙copiは、記事自体を丸ごと保存したり、見つけたWebページを他人にプレゼンするような時にすごく有効だろう。しかし、私がやりたいのは、ガリガリとアイデアなどを書き、文章の途中に参考となるような画像やWebページのサムネイル(縮小イメージ)をペタペタ貼り付けて、コメントもガリガリ書き込むような使い方だ(紙copiのコメント機能は、取り込んだHTML自体を編集する)。
こういう用途となると話題に上ることが多いのが、マイクロソフトのOneNote 2003(特別優待パッケージ)。発売されてすぐに買ったのだが、なんとなく違うなあと思ってほったらかしにしていた。最近、Service Pack 1(SP1)が公開され、機能も強化されたようなので改めて使ってみたところ、これがなかなかいい。
新機能のスクリーンキャプチャは画面上の指定した領域を取り込むもので、Internet Explorerで表示しているWebページが含まれていると、ページの名前やURLもいっしょに貼り込んでくれる。最初は取り込んだ画像のサイズ調整が面倒だと思ったが、アイテムの上部にある三角アイコンを左右に動かせば、調整できることに気付いてだいぶ使いやすくなった。1つのページにいろいろなWebページを貼り付けて、コメントや手書きの線を自由に書き込んでいけるのは直感的で面白い。
とはいうものの、OneNote 2003にもまだまだ改善してほしい点が多い。まず、WebブラウザからWebページのアイコンをOneNoteにドラッグしたら、自動でサムネイルを作るくらいはやってもらいたい(現在はURLが貼り付けられるだけ)。検索条件もAND/ORによる絞り込みは必須だし、OneNote 2003内の項目間リンクもほしい。ついでに、(無理だとは思うが)Operaのページを取り込んだ時にもURLやページ名を付けてくれるようにしてくれれば……。
今後のバージョンでこのあたりが実現されれば、知子の情報Pro(Amazon)から乗り換えてもいいかなと思っている。OneNote 2003のようにグラフィカルで、独自データ形式のソフトを中途半端に使い込んで情報をためると、あとで別のソフトに移行するのが大変だからちょっと恐い。(続く)