旧字も網羅した文字システムとは?
3月 11th, 2004アサヒ・コムの経済欄に「旧字も網羅した文字システム開発 坂村教授の研究所など」という記事が掲載されている。今までTRONベースでしか使えなかった多文字システムが、WindowsやMac OS上で利用できるようになった……らしいのだが、なぜかIT系ニュースサイトはどこも報道していない。詳細がさっぱりわからないから何ともいえないが、これってかなり大きなニュースではないのか? もしかして、すでにどこかで発表されている内容なのか?
ニュースの掲載時刻から見て、トロン協会のトロン多文字応用セミナーで発表されたものだと思われるが(このセミナーが行われると知っていれば出席したのに)。
多文字環境というところに興味を引かれて、だいぶ前にBTRON仕様OSの超漢字4も入れてみたのだが、けっきょくまったく使っていない(超漢字についてはMYCOM PC WEBの記事に詳しい)。OSの設計思想やユーザーインターフェイスに興味はあるのだけど、WindowsやMac OS X環境との間で、実用的な形で多文字データをやり取りできないのはやはりきつい。BTRONがその他のシステム(例えばPDF)とうまく組み合わされば面白いことになるのにとずっと思っていたから、Windows、Mac環境の多文字システムというのはとても気になる。Unicode対応アプリケーションと併用できるのか? フォントはどんなものが使えるのか? 「超漢字原稿プロセッサ」が移植されたということなのか?
(追記)
ZAKZAKで(これも一般紙系サイト!)で、もう少し詳しい情報が掲載されていた。
標準文字にない外字にそれぞれ識別番号を付けた文字コード(トロンコード)のデータベースを活用。専用の外字変換サーバーを使い、必要な文字をデータベースから検索して表示する仕組み。データベースや専用サーバーは無償で公開する。
また、新技術は自治体や企業合併の際、外字データを整理統合するケースなどでも有効だという。年内には個人でも利用できるようになる見込み
だとのこと。
3月 12th, 2004 at 16:55
外字問題を解決する「フォント・トレーサビリティシステム」
先日紹介した「旧字も網羅した文字システム」というのは、「トロン・フォント・トレーサビリティシステム」だとわかった。詳しくは、MYCOM PC WEBで紹介されている。 これまで、既存の??…