PS2版『ガンダムめぐりあい宇宙編』をプレイ
9月 8th, 2003PS2版『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』(Amazon)の評判がよいようなので買ってみた。PS2のゲームを買うのは、久しぶりだ。
キャラクターゲームなので、それほど期待していなかったのだが……。
起動して驚かされるのが、オープニングムービー。劇場版『機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編』の冒頭、ドレンのキャメルパトロール艦隊vsホワイトベースの緊迫シーンが3DCGアニメーションで見事に再現されている。3Dになったアムロ・レイの顔もそれほど違和感がない。カット割りや音楽の使い方も劇場版に極力近づけてあり、このムービーだけでかなり満足する。
ゲーム本編は3Dシューティングになっており、出来が悪いわけではないが、ゲームとしては大味な印象を受けた。しかし、演出がうまい。ビームライフルを連射して戦艦を撃沈するのは気持ちいいし、頻繁にキャラクター同士の交信が入って臨場感を盛り上げてくれる。ステージ間のムービーも劇場版ではなく、描き起こされた新作という凝りようだ(一部シーンについては、劇場版の方がよいと思うが)。本編の終わり近くでは、テーマ曲『めぐりあい』に乗せて戦闘シーンが展開されるのもうれしい(DVD版『機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編/特別版』では曲の使い方がオリジナル劇場版と違っていて残念だった)。ラスト近くでは、あっと驚くアクションシーンもあり(ファンなら予想できるかも?)。
随所に、スタッフのこだわりが見えるのもいい。シャアが主人公となるモードではルウム戦役(時期的にはTV・劇場版ストーリーの少し前)に参戦するのだが、この時中尉であるシャアのザクにはツノがついていない、等々。
まだサイドストーリーはほとんどプレイしていないが、外伝作品(『0080 ポケットの中の戦争』、『0083』など)の主人公も登場し、かなりボリュームがありそうだ。
ファーストガンダム世代には、ゲームというより、インタラクティブムービーとして楽しめる作品ではないかと思う。
というところで、CGのガンダムに熱くなったら『デジタルガンダム』でファーストガンダムの名シーンを再現してみよう!(宣伝です) 現在ジオラマコンテストも開催中です。