スーツケース殺人の記事にスーツケースの広告
8月 28th, 2003CNET Japan – 梅田望夫・英語で読むITトレンド:Googleを取り巻く苛酷な競争で、なかなか強烈な記事が紹介されている。
Googleにはニュース記事に関連する広告を自動的に掲載するサービスがあるのだが、「被害者のバラバラ死体をスーツケースに詰めた殺人事件」の記事にスーツケース会社の広告が出てしまったそうだ。これは広告主も怒るわな……。しかし、いかに検索エンジン側が技術を改良してもこうした事故は防げないのではないだろうか(あるいは社会面の記事には広告を載せない方針にするか)。
やはり記事を提供する側が、各記事に何らかのタグ付けをする必要があるように思う。「殺人」「事故」といった内容とか、「悲惨」「感動」といった情動など。たんに記事内で使われている言葉を探すだけだと、「殺人的な暑さ」という表現も引っかかってしまうから難しい。
現在、W3Cは”Semantic Web”戦略を進めている。これはコンピュータに文書の意味を「理解」(人工知能の話ではなく、プログラム上で意味情報を処理できるようにということだろう)させるというもの。最近、OWLという勧告仕様が公開された。XML、RDFなども”Semantic Web”戦略に含まれるらしい。RSSで記事のジャンルについて意味情報を発信するだけでも、広告に関してはかなり効果があるのではないかと思う。
記事に関係ない広告が表示されるということでちょっと思い出したことがある。ミスターマガジンというコミック雑誌に、料理マンガ『おなかはすいた?』が掲載されていた。鶏の腹にサクッと包丁を入れるところでその回は「続く」になっていたのだが、次ページが『きらきらひかる』の胎児解剖シーン。パッと見るとかなりシュールな展開であった……。
8月 28th, 2003 at 16:05
『RDF(RSS)』って表現がちょっと引っかかったので一応の補足ですが、RDFとRSSは次元の違うモノであって、{RDF=RSS}ではありません。もしかすると「RSS1.0仕様が部分的にRDFのXML構文を使っている」というあたりで混乱されているのかもしれませんが。
私もRDFは概要しか知らないのですが、このサイトが比較的丁寧で分かりやすそうです。
http://www.kanzaki.com/docs/sw/
でもやっぱり難解。根性要るかもしれません。
OWLというのは全く知らないので、ぼちぼち勉強してみようと思います。
8月 29th, 2003 at 09:35
コメントありがとうございます。教えていただいたサイトにさっそく行ってみました。
なるほどー、RSS0.9はRDFのサブセットのような位置づけで、RSS0.91では独自XMLに、RSS1.0では一部RDFの仕様を取り入れているというわけなんですね。で、RSS2.0は0.91/0.92等を拡張したものだと。上の記事で「RDF(RSS)」となっていた部分を修正しました。
前回の記事でも指摘していただきましたが、これはややこしいです……。
今年来年あたりにはRSSが爆発的に普及しそうな気がするので、勉強しておきたいんですけどね。早く日本でもRSSのきちんとした解説書が出てほしいものです。
8月 29th, 2003 at 10:26
いろんな応用が出てきて動きの激しい分野ですし、まだ策定者も使用者も運用しながら試行錯誤している感がありますね。
とてもじゃなく自分で追えるような範囲を超えていますし、そもそも私にはそんな実力もないので、せめてメーリングリスト( http://www2.xml.gr.jp/1ml_main.html?MLID=xmlusers )に参加してちょっとづつ情報を仕入れています。
8月 31st, 2003 at 21:21
情報、ありがとうございます。教えていただいたMLに、さっそく登録しました。勉強勉強……。
9月 1st, 2003 at 08:31
Blogの経済的価値
英エコノミスト誌がBlogについて「Golden blogs」という記事を書いている。この記事のテーマはBlog現象をビジネスの視点から考えることである。
9月 1st, 2003 at 14:48
タイミング良くRSSの話題が出ましたね。:-)
やっぱり注目が集まっているようです。
9月 1st, 2003 at 20:52
MLでも載っていましたが、川俣氏の記事が掲載されている@ITはRSSで概要を発信しているんですね。
http://www.atmarkit.co.jp/fdotnet/special/rss/rss_01.html
今年はニュース系サイトのRSS対応が一挙に進むかもしれません。しかし、直リンクでガタガタいっている日本の新聞系メディアが、はたしてRSSをどう見るか……。
11月 15th, 2003 at 21:38
セマンティックWebの現状
Webページにコンピュータで処理できる意味情報を付加しようというのが、セマンティックWeb(Semantic Web)。実現できれば、自分にとってより的確な情報をWebから取り出したり、アプリケー…