EPWINGへの変換ツール
7月 14th, 2003一口に電子辞書といっても、そのデータ形式はさまざまだ。『ランダムハウス英語辞典』(Amazon)は独自形式。『新明解国語辞典第五版』など、数多くのラインナップを揃えているシステムソフト電子辞典シリーズも1社だけの独自形式だ。
これに対して、EPWINGというのは、電子出版、電子辞書向けの共通フォーマットであり、サブセットがJIS X4081として制定されている。
技術的にどのフォーマットが有利なのかわからないが、EPWING準拠の辞書ビューアはいろいろなプラットフォームで発表されているし、1つの辞書ビューアで複数辞書の串刺し検索ができるから、私としてはやはりEPWING準拠の辞書を使いたい。
EB series support pageは、EPWING関連のツールが充実している。JIS X4081形式の辞書を作成できる「EBStudio」をはじめとして、システムソフト電子辞典→EPWINGの変換を行う「dessed-Win32」などは、非常に重宝しそうだ。また、『小学館スーパーニッポニカ2001ライト版』付属の国語大辞典を変換できる「小学館国語大辞典Toolkit」も発表され、さらにはスーパーニッポニカ本体の変換も予定しているとのことなので、完成がとても待ち遠しい。
7月 14th, 2003 at 17:19
そうなんですよね。すべての辞書がEPWING対応になるのが理想なんですが、使いたい辞書に限って独自形式を採用すつ傾向が強い気がします。
ランダムハウスとかも、閲覧ソフトは全然ダメなんだけれど(Mac OS Xに対応する意志がなくても)、コンテンツそのものがいいので、どうしても使いたい。
そんな私のわがままな要求に答えてくれたのがシェアウェアのJammingです(Windows版もあります)
http://www.bekkoame.ne.jp/~asato/jamming.html
もはや手放せなくなりつつあります(というかMac OS Xで使えなくなって困っていたランダムハウスが使えるようになって素直にうれしい)
7月 14th, 2003 at 17:24
私もJamming愛用してますよ。しかも、Windows版とMac OS X版の両方。
ただし、ワイルドカード検索の機能に関しては、ランダムハウス付属ソフトの方が使いやすいですね。Jammingだと、前方一致と後方一致をAND条件で組み合わせて使うことになりますから。私はクロスワードパズルとかやらないので、普段はJammingでしか使ってませんけど。