radikoのラジオ放送をタイマー録音して、iTunes / iPod / iPhoneに転送

3月 15th, 2010
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3月15日から関東・関西の一部エリアで、地上波ラジオ放送のインターネット配信「radiko.jp」が開始された。さっそく聞いてみたが、音質もきれいだし、大いに満足。
ただ、radiko.jpはWebブラウザでアクセスするから、radio SHARK2でやっていたようなタイマー録音ができない。そこでちょいと工夫して、radikoの放送をタイマー録音して、iPod/iPhoneに転送できるようにしてみた。あ、使っているのは、Macね。

以前の記事では、Firefox用アドインのPrismでradikoのページをアプリ化していたのだけど、Firefox 4以上ではPrismが使えない。そこで、buiさんが作成している「BRadiko.app」を使わせていただくことにした(buiさん、感謝です!)。

(1)BRadiko.appと、(同梱されている)自分が聞きたい局を指定するスクリプト(TBS.scptなど)を「アプリケーション」フォルダへ放り込んでおく。

(2)BRadiko.appを終了させるためのスクリプトを作っておく。「アプリケーション」→「ユーティリティ」フォルダにある「AppleScriptエディタ」を立ち上げて、下記のスクリプトを作成。「radiko_quit.scpt」と名付けて、やはり「アプリケーション」フォルダに保存。

(3)BRadiko.appを起動しておく(次のAudio Hijack Proでの設定を行うため)

(4)Audio Hijack Pro(試用版は10分以上の録音を行うとノイズが入るようになっている)で、入力ソースを指定する。

左のリストで「+」ボタンを押して入力ソースを追加。入力ソースは「BRadiko.app」では「ない」ことに注意。optionキーを押しながら「Select」をクリックすると、リストの中に「Flash Player (BRadiko  用インターネットプラグイン)」があるのでこれを選択する。 また、「Open URL/File/AppleScript」にチェックを入れ、自分の聞きたい局を呼び出すスクリプト(TBS.scptなど)を指定する。


「Recording」タブでスケジュール設定。「Actions」で「Record」(録音)にチェック。あと好みで「Mute」(無音)、にもチェックを入れておく。「When timer finishes」で、先に作成しておいた「radiko_quit.scpt」を指定すれば、録音終了時にBRadiko.appを自動終了できる。


「Recoding」タブでビットレートなどの設定を行える。「When recording finishes」を「Add to iTunes as Bookmarkable」にしておくと、再生位置を記憶する形式でiTunesに登録される。


「Tags」タブでタグを設定しておくと、iTunesのスマートプレイリストで仕分けができて便利。

Audio Hijack Proでスケジュール設定しておけば、アプリケーションも自動的に起動してくれる。ただし、起動時間がかかるから、録音漏れがないようにするには、録音開始時刻をちょっと前にしておいた方がいいかも。

(2010年3月22日追記)
長時間のラジオ番組をiTunesで再生する場合、下記のスクリプトを使うと効率よくスキップ再生ができて便利だと思う。

binWord/blog – iTunesで再生中の曲や教材をちょっとだけ巻き戻す

(2010年10月22日追記)
ラジオ番組のように長時間の音声データは、iTunes上で「オーディオブック」にしておくといい。そうすれば、iPhone/iPad上で再生速度の変更(2倍もしくは1/2倍)が可能になる。

binWord/blog – iPhoneで音声データの再生速度を変える

(2010年12月3日追記)
Firefox 4以上ではPrismが動作しないことなどから、buiさんの「radiko.app」を使うやり方に変更。

(2011年8月2日追記)
現在、OS X 10.7 Lion上ではradiko.appをAudio Hijack Proで録音することができない。Audio Hijack Proの対応待ちなので、Lionにアップグレードを考えている方は注意を。

(2011年9月1日追記)
2011年9月1日現在、Audio Hijack ProはまだLionに対応していないが、同メーカーのAirfoil for MacはすでにLion対応済み。最新版のAirfoilをインストールして同梱のInstant Onを最新版にアップデート(Airfoilをインストールすれば自動で行ってくれる)すれば、Audio Hijack Proでもradikoを録音できるようになる。Audio Hijack Proのバージョンアップが待ちきれない人は試してみるべし。

(2011年9月2日追記)
BRadikoがNHKネットラジオ「らじる★らじる」に対応。radikoの場合と同じ手順で録音できる。

(2011年9月11日追記)
Audio Hijack Proが2.10.0で正式にLionに対応。

3 Responses to “radikoのラジオ放送をタイマー録音して、iTunes / iPod / iPhoneに転送”

  1. shiba Says:

    アプリケーションしなくてもそのままたたけるURLを見つけました。
    例えば、InterFMなら以下のようにします。TBSなら#INTの部分をTBSに、Safariからウインドウメニューの”構成ファイル一覧”で調べられます。
    http://radiko.jp/player/player.html#INT

    それから、http://radiko.jp/station/feed/INT/feed.xmlに頻繁にアクセスに行っており、ここには、Playerに表示されるデータがxml形式で入ってくるようです。InterFMでは曲名が入っているようなので、ここをとれるようにすると何時からこの曲名が入ってくるかがわかり便利です。さらに、これをMP3にタグで入れるとか出来れば良いんだけれど、誰かやっていないかなぁ。。

  2. Tats_y Says:

    情報ありがとうございます。
    xmlを取得して、タグにできると面白そうですねー。AudioHijack Proからはスクリプトを実行できるようになっているので、不可能ではない?

    あと、Prismでアプリ化しているのは、AudioHijack Proで録音を開始、終了する時に、普段使っているブラウザに影響を与えないためなんですよ。アプリ化しておけば、録音が終わった時点でソースを終了しても問題ないので。

  3. binWord/blog - NHKネットラジオ「らじる★らじる」をMacでタイマー録音して、iTunes/iPhoneに転送する Says:

    […] というわけで、radikoの場合と同様、Macでタイマー録音してiTunes/iPhoneに転送して聞くことにする。 […]

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