世界は、石油文明からマグネシウム文明へ
7月 3rd, 2009石油・石炭はなくなりそうだけど、自然エネルギーだけでは世界経済を支えられない。核融合はまだはるか彼方……。
しかし今、エネルギーや資源の問題を一挙に解決するかもしれない研究が進んでいるという。
海水に無尽蔵に含まれるマグネシウムを取り出し、エネルギー源として利用。生じた酸化マグネシウムは、レーザーを使ってマグネシウムに精錬する、という壮大な計画だ。
こう聞くと、「海水からどうやってマグネシウムを取り出すんだよ」とか「レーザーにすごいエネルギーが必要なんじゃないの」と思うはず。私もそう思った。
だから、計画を進めている東京工業大学の矢部孝教授に思いつく限り疑問をぶつけてみた。教授の説明を聞いての感想は、「これなら行けるかも……」。
しかもすごいのは、「できたらいいね」というレベルの夢物語ではないところ。すでに教授自身がベンチャー企業を興し、事業化に乗り出しているのだという。今年中には宮古島に実験施設を建設、2025年頃にはマグネシウム循環社会を実現したいそうで、この人は世紀のマッドサイエンティストか、はたまた?
詳しくは、以下の記事をご覧ください。