これからの世界でどう生き残るか?『小飼弾の「仕組み」進化論』
3月 19th, 2009アルファブロガー、小飼弾氏の新刊『小飼弾の「仕組み」進化論』で、ちょっとお手伝いをさせていただきました。
○目次
・Part0 仕組み作りが仕事になる
・Part1 仕組みの仕組み 仕組みを作る前に知っておきたいこと
・Part2 仕組みを作り直す 目の前の仕事を20%の力でこなす仕組み
・Part3 仕組みを使う 仕組みのコストとテストを考える
・Part4 仕組みを合わせる チームで仕組み合うために
・Part5 仕組みと生物 「新しい仕組み」を作るヒント
・Part6 仕組みの未来
・あとがき 本書ができあがるまでの仕組み
最初に話を聞いた時は、効率を上げるための仕事術/ライフハック本かと思ったのですが、やはりダンコーガイ、それで収まるわけがありません。
まず、プログラマーならではの思考方法を応用して、目の前の仕事をさっさと処理。このメソッド自体も非常に使えるものですが、本書の凄みはその先にあります。
世界同時バブル崩壊の影響はあらゆるところに及びましたが、それは何故に起こったのか。そして、大きく変わってしまった世界で、我々はどうすれば生き残ることができるのか。
おそらく1年前であれば、この本に書かれていることを真剣に受け止める人は少数派だったでしょう。しかし、今や、「仕組みの仕組み」を理解し、自分が生き残るための仕組みを作り上げることは、あらゆる個人、会社にとって最優先事項となりました。
現在の社会情勢に危機感を持っている方は、ぜひご一読いただければと思います。3月19日、日本実業出版社から1,575円で発売です。
書評リスト
・創り直す時代へ -多読成功術248小飼弾の「仕組み」進化論 小飼弾(著):多読成功術(仮称)
だから、僕はこの一冊からは
クールさなんてものは感じず。
僕の好む、奥のほうでメラメラ燃える情熱を感じた。
こういう情熱も実は仕組みなのかもしれないけれどね。
「どうにかなる」と人に舵をまかせるのではなく。
人生一度きりの航海だから
もっと「どうにかする」という姿勢でありたい。
その先の変革を信じて。
・『小飼弾の 「仕組み」進化論』 | MOGGYBOOKS/本/プレゼント
小飼氏の著書のすごいところは、すでに成功しているビジネスマンに新しい視点を提供しながら、弱者がどうサバイバルするかという実用書としても有効な点である。
これを読んで思ったのが、「曖昧な部分」の重要性。仕組みは本来効率化を目的とすることが多いんだけど、効率化するときに「焦点」を一つに絞り過ぎると、柔軟性がなくなり、リスクが高まる可能性があるということ。
実際にもっと「曖昧な部分」で、その時点では定量化はできないため、非効率なものとして見えるムダなものでも、あとあと考えるとすごく役にたつとか、それによって救われることって、けっこうあるような気がする。たんなる「まぐれ」といわれれば、それまでだけど、「まぐれ」が存在できる程度に、「曖昧な部分」を残すことが、なんとなく「仕組みづくり」で重要な気がしている。
・【超「仕組み」】『小飼弾の「仕組み」進化論』:マインドマップ的読書感想文
想定外だったのが、本書の読みやすさと、さらに言うなら、実際の日々の仕事への落とし込み易さ。
特に個々のテーマについて、わかりやすい事例が豊富に付されているのはありがたかったです。
「仕組みを作る」という点から言うと、最後の「優秀な工場のオーナー」のお話は象徴的です。日本人の特性なのか、熱心に働いているかどうかを重視しがちですが、本質はそこにはないわけで。
プログラミングなんて生活に役に立たないじゃないか!!とか思ってたけど、これは生活、仕事にも最大限活かせる!!!
というか、これは文系の人も目指すところは同じではないのか?って思った。
プログラマーでなくてもわかりやすく書いてあるのでとても読みやすいと思います。
・less than zero : [読書][ライフハック]小飼 弾『小飼弾の 「仕組み」進化論』、読了 – livedoor Blog(ブログ)
この本の面白いところは、真のライフハッカー(というより小飼氏の場合はハッカーか?)である著者が、その精神を残しつつ(プログラマの美徳「怠慢」、「短気」、「傲慢」は、いいな。自分は全部当てはまるけど、プログラマじゃない)、それにとどまらない大きな「仕組み」作りの重要性をいうところだ。
これまで学んできた「仕組み」がまた違った角度でとらえることができたように思う。世の中そのものが仕組みであるならば、いま日本を減速させている古い「仕組み」の繰り返しを脱却し、新しき「仕組み」に組み替えること。今年話題となる「仕組み」の終着点の一つがそこにある。
仕事にしても、ビジネスにしても、生活にしても、政治・経済にしてもこれから「仕組み」が注目されることだろう。
従来の、仕組みを回す仕事で労働時間のほとんどを費やしていては、環境の変化に対応できず、新しい仕組みを見つける時間を確保すべきである」という主張も、それが「新しい仕組みを見つける時間を80%は確保すべきである」となるとやや過激な印象も受けます。
しかし、それぐらいの気概や高い目標値がなくては、新しい仕組みを見つける事は難しいのかもしれません。また、「労働時間の80%」も、人間の脳は寝ている間でさえ完全に停止しているわけではなく、活動しているようですので、「生きているかぎり24時間が労働時間」と考えればあながち無理ではないのかもしれません。
・小飼弾の 「仕組み」進化論 小飼弾(著)Makeup Life! メイクアップ・ライフ!
特に、ブルー・オーシャンとレッド・オーシャンに関する記述は、現実的で地に足が着いた内容で、
事業とはいわないまでも、仕事で展開を考える時、新規か既存等の考え方で必ず出てきますからねぇ〜。そういった時は、悩みながらももやもやとした結論の場合がまま有るんで、一読しておくかメモいておけば使えまし、回りに「オッ!」って思って貰えますよ、きっと。(笑)
・Evolution+R = Revolution:小飼弾の 「仕組み」進化論 – livedoor Blog(ブログ)
また、これも面白い内容ですが、
「怠慢」「短気」「傲慢」を美徳とすると。
プログラムを例にしていますが、
端的に言うと、仕組みを作る上で
究極的に自分が楽できるものを作ることを意識する。
ということだと思います。
自分しかできないものは絶対にナシ。
耳が痛い話です。
・全てを新20%ルールのために-『小飼弾の 「仕組み」進化論』小飼弾 – 世界はあなたのもの。
本書の全ての内容をいかにこの”新20%ルール”を実現するかのための手引書として俺は読みました。さらにいうならば本屋で平積み台を占領しさあ買えやれ読めとこちらを脅す数多くのビジネス書もまずはこの”新20%ルール”の実現の役に立つかどうかというフィルターをかけて購入し読んでみるべきだというのが俺の読了後の感想です。
幸せのために業種・立場にか関わらず仕事の進め方や人との付き合い方や読書傾向など全てを一度”新20%ルール”実現にそって再構築してみるべき時代なのかもしれません。
・Masahiro Kaminaga’s Weblog: 『「仕組み」進化論』と『決弾』
弾さんは,基本的には個人に向けて書いていますが,私は,国についても同じことが言えると思います.重要なのは「新しい仕組みを作ること」にあり,既存の仕組みを何が何でも守ることにはないからです.
日本は,現状,仕組みに組み込まれた「部品」の中では優秀な部類だと思います.今でも,既存の製品の改良をやらせたら日本はなかなか上手いでしょう.
しかし,自分たちでもう一段レベル(抽象度)の高い仕組みを作る努力を怠っているため,多くの領域で後れを取っています.
書きながら思ったのは,日本の問題は,しつこく記録が取られていないことだけでなく,その十分な活用がなされていないということでした.これは努力目標ではなく,生き残るためにやらねばならないことです.
本書は、政治・経済・文化に携わる文科系の人にこそ読んで欲しいと強く感じます。「仕組み」がテーマですが、情報革命・エネルギー危機・世界恐慌という新たな新世紀を生きるための提言でもあります。
・ぺってぃブログ : 「仕組み」取扱注意報!?小飼弾の「仕組み」進化論
それにしても、やけに読みやすい。いや、素晴らしく読みやすい。
この読みやすさは中島さんが言う所の「おもてなし」ができてるから。
このあたりは版元の編集者さんがものすごく頑張ってくれました。
本書は、読了後本棚に飾るタイプの本ではなく、いつもそばにあってほしいような、リファレンス本に近い。
そのリファレンス本という意味で言えば以前紹介した『ラクをしないと成果は出ない』と類似した本と思われるかもしれないが、むしろ逆で、そういう「仕組み」の良い部分を前面に押し出している現状『仕組み絶対善』(仕組みが右向けと言えば右向くような)に警鐘を鳴らすのが本書だから。
・「装丁に惚れた」が理由でもいい本にぶち当たることがある|りくらむのブログ
20%を既存の仕組み(今従事している仕事とか)に費やし、80%を新しい仕組み作りに費やす、という本書の提言(新20%ルール)は、会社組織にいる人はなかなか実現できないと思われるかもしれませんね。
でも、今使えるだけの時間を新しい仕組み作りに投資して、それで増えた時間で少しずつ80%に近づけていくという進み方でもいいと思う。その間、周りの人たちも巻き込んで、グループで取り組めるようになったらスゴイ事が出来るかも知れない。
・がんばれ!オレ!: 「仕組み作り」が仕事になるー「仕組み」進化論
これを消化するのは大変だけど、消化できたらすごいなぁ。まずは自分の仕事の「仕組み」改善に実践してみて、少しづつ体得していきたいと思います。手始めにアウトソーシングしている業務の内製化した場合とのコスト比較から手をつけてみようかな。
・『小飼弾の「仕組み」進化論』を読んでみました。:コードを書かせてもらえなくなったエンジニアのブログ:So-net blog
ITのリテラシーを身につけたいと思っている経営者の方に特におすすめです。
経営者の方にとって必要なITのリテラシーは、コンピュータについての知識よりも、この本で説明している「仕組み」だと思います。
結局コンピュータは、「仕組み」を実現するための手段の一つでしかないですからね。
システム開発でトラブルプロジェクトが多いのは、この本で説明している事を理解していないステークホルダが多いからだと思います。
権限を持っていて、この本で説明している事を理解していない人は罪だと思います・・・
・手に負えないのは「次の一手」が繰り出せないから | 仕事術 | SOHO考流記 | あすなろBLOG
良書には2種類ある。1つは既存の思考の枠組みの組み替えを促してくれる本。もう1つは行動を促す本。
その意味で、本書は思考の枠組みを組み替えたうえで行動を促す、両輪がそろった強烈な一冊。豊富な読書経験をベースにした「仕組み論」はいま現在刊行されている「仕組み本」に対する著者からの“喝”であり、同時に本当の意味で勝つための仕組みを体現している。
この本はなかなか衝撃的。いや、いつも衝撃的なんだけど。この本のとおりに実践できれば、おりも億万長者??まずは、仕組みを作れそうなところを意識してみることから始めよう、と思う。ウチの会社なんていっぱいあるだろうなと思う。その分効果も大きいはず。
・「そん」の気ままなLOG 小飼弾の「仕組み」進化論(読本ログ
わかりやすく、しかも痛烈やったのは、自動運転手ロボットのくだり。目的地を言えば勝手に運転してくれるロボットが開発されれば、運転手っちゅー職種は壊滅的。そんな事はすべての業界でありえる話。「ほんでどないすんねん」というと、そこで新20パー(以下略)しにたくない会社さんは、この本を全社員が気軽に読めるくらい、買えばいいと思うよ多分。その出費は全然高くない。
・私の独断と偏見のおすすめ情報日記: 小飼弾の「仕組み」進化論
今からは、仕事をどんどんルーチン化して仕組みを考える力をつけていかなければ、どんどん仕事がなくなるという危機感を伝えている。ただ、働きありの例も取り入れ、全員がそうなってしまうと逆にうまくいかないことも書いてある。
私もプログラマーとして仕事をしているが、本書で書いてあることは実感しておりちくちくする部分がたくさんあった。
マニュアルが最新化されてなかったり、業務知識の共有がされていなかったりで、個人に頼らざる得ない状況が多々ある中、本書では、改善策を記してあり参考になった。
・New York Times なぞを読んでみる。: 「仕組み」進化論
・司法書士小林亮介の日々勉強 小飼弾の「仕組み」進化論(小飼弾 日本実業出版社)
・milkaの覚書 性懲りもなくまた小飼弾の本を買ってみた。
20%の時間で既存の仕事を片付けて、あとの80%であたらしい仕組みを作る仕事しろ。と、またハードルの高いことをさらっと書きやがる。
ま、こうゆうのを読んで、その気になってみるのもアリかと。
その気になって、ホントに実現できちゃったらもうけもんじゃん。
そうそう(笑)。
・小飼弾の「仕組み」進化論 by 小飼弾: 成功法則本:書評情報
・【読書日記】生き残るために必要なこと?「小飼弾の「仕組み」進化論」|ほぼ日blog?25歳経理マンの読書とグルメ日記?
他の仕組み本とは違った、小飼弾カラーが出た仕組み本。単に儲けるとか、ラクになるとかを強調するのではなく、自分にとってどんな仕組みが必要なのかを一緒に考えながら読むことのできる1冊だと思います。
・精神科医が読み解く、ビジネス・投資・自己成長のヒントになる本:『小飼弾の「仕組み」進化論』 – livedoor Blog(ブログ)
本書の内容は医療に応用できると強く思ったのですが、本書は読んだ方の仕事に応じて各自そのように感じられるのかもしれません。なぜなら本書は「メタ仕組み」だからです。
本書は平易な言葉では書かれていますが、高度に抽象化されているので、実際に応用するのは言葉で説明されているほどはやさしくはないかもしれません。本書を読んですぐに自分に応用できる方であれば、本書のような内容は自分である程度思いついているはずだからです。
本書のエッセンスを応用することは十分役に立つと思いますが、本書の内容はむしろ自分で仕事をしたり、本を読んだり、考えたりしながら、自分で到達する目標のレベルが書かれていると考えるとよいかもしれません。
・仕組みづくりに80%の時間を割け – 『仕組み進化論』 | 木下茂雄のブログ
今は、仕事をするために99%、新しい仕組みづくりには1%ぐらいの時間しか割いてなかった。新規事業の立ち上げだからしょうがないでしょ!って言い訳するのは簡単だけど、スタートアップの時から、他人に引き継いでもらってもちゃんと仕事が回る仕組みを考えておかないといかんなぁと反省させられた。
・小飼弾の「仕組み」進化論は、弾さんらしさにあふれてた – あと味
プログラムの右も左もわからない時に、プログラミングPerl〈VOLUME1〉を読んで、書いてある内容はさっぱりでしたが、その時に出会ったプログラマーの3大美徳は、わからない中でも共感した部分です。「これはプログラマーだけの言葉ではなく、世にいる優れた経営者ってみんなこうなんじゃないか?」と思ったものです。優秀な人間の定義が、自分の中で変わった気さえしました。というか今の時代が求めてる優秀さはこれだと思います。
・怠け者のアリになる!?【書評】小飼弾(著)『小飼弾の 「仕組み」進化論』(日本実業出版社):一流への道
ここは冷静で柔軟な判断を持ち続けることが肝要かと。
そのためにはやはり「新20%ルール」でできた余裕時間で視野を広げるために勉強しなければ。
結局、人間死ぬまで勉強なのです。
ハイ。
・☆ビジネス書読みあさり☆: 今年68冊目『小飼弾の「仕組み」進化論』
・インターネット2.0的:小飼弾を読ん弾! – livedoor Blog(ブログ)
・小飼弾の「仕組み」進化論 (mark-wada blog)
・suz-lab – blog: (書評) 小飼弾の 「仕組み」進化論
・メモ・ランダム - 変化こそ常態 – memorandum :『小飼弾の「仕組み」進化論』読了-豊かな未来を信じよう- – livedoor Blog(ブログ)
私個人への影響ということでいえば、今、秘書という人に気持ちよく仕事をしていただくための仕事の中で考えていかないといけないところをズバズバ指摘されて気持ちよかった。これを読んでから仕事に対する姿勢を変えました。来年、引き継ぎをするかもしれない後任の方には、必要十分な形でバトンタッチできるようにしようと決意を新たにしました。
そのツールとなる「仕組み」と「新20%ルール」。こころして取り組みます。
・エンジニアがビジネス書を斬る!過去ログ:小飼弾の 「仕組み」進化論(2)
この本を読んで自分が決意したこと
『なんのために仕組みを作るのかを常に考えること』
その結果、必要で有用なものができる
・小飼弾の 「仕組み」進化論はグーグルと真逆の考え。20対80の法則 | 本通販検索ドットコム
この本はビジネスシステムを自動化したいという人、仕事をもっと楽にしたい人など「効率」を考えている人、もちろんプログラマーも必見です。またグーグル信者にも見て欲しいなと思います(笑)
・[Book] 小飼弾の 「仕組み」進化論 – まひろぐ
・Somewhere in a Way to Nowhere: 『小飼弾の 「仕組み」進化論』を読んだ
私が思い出したのは、以前システムの運用管理の仕事をしていた頃のことで、まさにそんな感じだったような気がしました。
日々のルーチンワークは確実にあるんだけど、大部分は様々な現場の仕組みの改善に時間を使っていたような気がします。
現場の仕組みの改善といいつつ、実はVBやperlやCを覚えながらツール作りで試しているという側面が多分にあった。
今にしてみれば、半分遊んでいるみたいなものにも思えて、よくそんなことが許されていたものだと感心してしまいます。
ただ、やはりちょうどその時期にPerlやCを覚えて、プログラミングに関してはまさに「コト」がわかった気がして、新しい言語やプロダクトに取り組むのも怖くなくなった気がします。
その後の仕事でPerlやCそのものを使うことはなかったのですが、「遊び」の時間が持てたからこそ、より本質的な部分での学びがあり、そういう意味ではその時期の経験がとても役に立っていると思います。
・企業法務マンサバイバル:【本】小飼弾の「仕組み」進化論?“雇用”という仕組みの問題は、企業と個人が互いに「生き残る」ことを目的化する点にあった – livedoor Blog(ブログ)
企業と人が最初から「生き残る」ことを目的化しない“ending concern”な結びつきをうまく作ることができれば、両者が互いに健全なモチベーションを保って仕事ができ、組織的不祥事が発生しない世の中ができるのかもしれない。
自らに突きつけるのが恐い質問
>P.202
>あなたが作っているものがなくなると、だれかが生きていけなくなりますか?
この問い掛けには、モノの仕事と、コトの仕事の違いが隠されている。
“本当”に働くとは、どういうことか身につく一冊。
・読書感想文:小飼弾の 「仕組み」進化論 – [mu]ムジログ
ボクはこの本で言う20%ルールの考え方はより人間らしく生きていく心の持ち方のような気がします。
従業員をモノとして見るな、とかニュースでみますが、ルーチンワークだけだとロボットと同じ、というのはそういう危惧もあるのだと思わされました。
・ニワンボ日記 書籍「小飼弾の 「仕組み」進化論」で仕組み化する。
・『仕組み進化論』は「小飼弾の」でいいんだろうか – 頭ん中
・小飼弾の 「仕組み」進化論 / 小飼 弾 (著) | ベストセラーの本棚@書評&感想ブログ ? ベストセラーの本棚@書評&感想ブログ
システム構築の視点から、自身を仕組化していくという発想が新鮮で非常に参考になる。
ぼーっと会社にいればお給料がもらえる、ってことはありえないのは、もちろん。
ただ、やみくもに一生懸命やればいい、という問題ではない。
特に生物から学ぶ仕組みがおもしろかった。いちばん身近な仕組みを分析して本当に仕組みを作るという工程が最適化されているかを検証するというスタンスに非常に面白みを感じた。あと、「モックアップ」の発想、役割も色々な所に応用できるのではと感じた。
・小飼弾の「仕組み」進化論 – Gero2.0
・小飼弾の『仕組み』進化論の書評 カウンセリングルーム:Es Discovery/ウェブリブログ
通勤時間を含めれば、最低でも毎日10?12時間程度は会社での仕事に時間を取られる人が多いでしょうから、実際にこの新20%ルールを実践することは難しいと思いますが、『今の仕事がダメになった時のオルタナティブ(もう一つの仕組み・働き方等)』というのを意識する必要性というのが、これからの時代、高まってくるというのは合理的予測だとは言えるかもしれません。
小飼氏のブログでの断定的な発言やオン・ザ・エッヂのCTOであったという経歴から、とても冷たい方との思い込みがありました。ブログも優秀な方へ向けたメッセージだろうという偏見で読んでいました。
でも共感できるところが多いなとも感じてました(矛盾?)。
この本を読んだのも、やはり気になったから。今よくビジネス書で取り上げられている「仕組み」を小飼氏はどう書かれるか。
単なる仕組みづくりのノウハウ本ではなく、今後仕事を行う上でやるべきこと、働き方の進化を提案した本でした。
ノウハウ本に分類されるのでしょうが、筆者の考え方が伝わってきて結構好きな本です。
・ブロゲェッショナル 仕事の書評: 小飼弾の「仕組み」進化論
本書で述べられている「仕組み作り」の勘所は、特にオープンソースのプロジェクトやコミュニティに参加してきたプログラマ達であれば、その風土の中で自然に身につけてきたであろう流儀を応用していることにある。有名な「車輪の再発明」以外にも、プログラミング言語Perlの開発者であるラリー・ウォールの言葉?プログラマーの「三大美徳」を用いて説明している。その美徳によって、と言えば確定的すぎるのだが、関数化やモジュール化、テンプレート、リファクタリングなどの手法がプログラミングに登場している。本書では、それらの手法が、「仕組み作り」に効果的であると提言しているのである。どのような表現で説明されているかは、本書を読んでみてからのお楽しみ。
・成長の痛み: 仕組みづくり|戦略コンサル辞めて起業している日記
上記のように、仕組みをつくる上でのTipsがたくさん載っている。
例えば、僕はファイル名の付け方にかなりこだわるんだけれども、なぜそうなのかを説明できなかった。
でも、この本があれば、上のロジックを伝えればよいので、とても楽。
さっそく社内でシェアしようと思う。
3月 5th, 2009 at 05:48
やるか、やらないか、いずれかだ
“Do, or do not. There is no try” スター・ウォーズに登場するヨーダのセリフから。まずはじめる、それが大切だ。悩んだらこれを…
3月 21st, 2009 at 02:16
山路さん
おぉ?私のブログの紹介ありがとうございます。
「決弾」も「弾言」に続く
弾さんと山路さんの作品ですので
楽しみにしております!!
3月 21st, 2009 at 10:28
さっそくの書評をどうもありがとうございました。私も気付かなかった視点での指摘があって、私もいろいろと勉強になります。
プログラマー視点での話を文系の人にもできる限りわかりやすく解説するように心がけたつもりですが、まだちょっとわかりにくかったかなあ……。そのあたりがちょっと心配ではあります。
3月 22nd, 2009 at 12:53
はじめまして、山路さん
記事のご紹介有難うございます。
「弾言」の時から、小飼氏と山路さんの組み合わせは面白いと感じてます。
「決弾」も非常に面白かったです。
トラックバックも有難うございました。
3月 25th, 2009 at 11:01
はじめまして、山路さん。
拙ブログの書評を取り上げていただきましてありがとうございます。
>このあたりは版元の編集者さんがものすごく頑張ってくれました。
たくさんの人の「仕組み」から生まれた本なのですね:)
3月 26th, 2009 at 22:10
はじめまして
本当に良い本ですよね。
読み終わった時の気持ちと勢いで書いてしまった文章だったので、引用していただけるとは思っていませんでした。
トラックバックありがとうございます。
4月 13th, 2009 at 00:59
山路達也さま
素晴らしい本をリリースしていただいた上に、
拙ブログにトラックバックありがとうございます。
弾さま、山路さまの、思いもかけない形で、本を「使える」ようにいたしたいと心から思っております。
志の高い本に出会うとほんとうにうれしいです。
今後もどうぞ健康に留意しながらますますご活躍くださいませ。
4月 13th, 2009 at 10:00
ケイエムさん、ぺってぃブログ管理人さん、marbeeさん、sanashiatoさん、ご丁寧なレス、ありがとうございます。
「仕組み進化論」を手伝ってから、私もかなり仕組みを意識するようになりました。会社のみならず、個人でもけっこう仕組みの効率化はできるものだなと、実感しつつあるところです。さすがに「20%」はまだ遠いですが(笑)。
5月 13th, 2009 at 03:28
はじめまして。
書評リストに取り上げていただきありがとうございます。
「仕組み作り」の視点はまさにプログラマそのものなので、それがビジネスパーソンに役立つことを嬉しく思うのと同時に、優秀だけど報われていない多くのプログラマにも、自分たちの視点がビジネス(の仕組み)に対して、大きなアドバンテージを持っているのだと教えてくれたような気がします。
これからも小飼弾氏との名コンビに期待しております!