深海の超好熱古細菌が作る、未来の水素社会
5月 23rd, 2008何年か前には、燃料電池だ水素スタンドだと、大いに盛り上がっていた「水素社会」というキーワード(そういや、∀ガンダムの世界では、自動車なども水素エンジンで動いているという設定だったな)。
残念ながら、現在はイマイチ盛り上がりに欠ける状態なのだが、地道な水素研究は世界中で続いている。その中で個人的に興味を持っている分野が、深海の古細菌(から取り出した酵素)を使った水素産生の研究だ。ほったらかしにしておいても勝手にぶくぶく水素を作ってくれるというなら、こんな美味しい話はないのだけど、さて研究は今どんな状況になっているのだろう?
90℃以上の水温で増殖する(!)超好熱古細菌を深海熱水孔から分離した、京都大学の左古芳彦教授に根掘り葉掘りうかがってきました。