Time Machineで命拾い
4月 18th, 2008古い某アプリケーションに付属していたアンインストーラを何気なく使ったら(このアンインストーラが100%原因だという確証はないのだが)、Mac OS Xの調子がおかしくなってしまった。PhotoshopやAcrobatなど、アドビのアプリケーションがまったく立ち上がらないし、テキスト入力で漢字に変換しようとするとすぐハングしてしまう。
といっても、実はそんなに焦らなかった。なぜかといえば、最近1TBのTime Capsuleを購入して、LeopardのTime Machineでバックアップを取っていたからだ。逆に「よっしゃ」という気になったくらい……というのは言い過ぎだけど。
LepardのインストールディスクからMacを起動して、「ユーティリティ」→「バックアップからシステムを復元…」を選択。バックアップしたディスクを選ぶと日付が表示されるので、戻したい日時を選択するだけだ。MacBook上の環境は全部で180GBほどあり、空き領域の計算に30分以上かかってちょっと焦ったが、問題はなかった。復元には9時間ほど(1000BASE-Tで接続)かかったけれど、元の快適な環境を完全に取り戻せた。作業自体は簡単だしこれなら安心して使えそうだ。
ただ、雑記帳のようなもの: Time Machineを用いたシステムの復元にも書かれているように、「バックアップからシステムを復元…」で表示される日時が遅れているようなので注意が必要。どうもインストールディスクに収録されている復元ツールのバグっぽい。MacBook Airの付属インストールディスクでも直っていないようだ。
アップルは、Apple Bug Reporterというフィードバックの窓口を用意しているのでここに報告しておいた。Apple Bug Reporterは、ADC(Apple Developer Connection)の会員(無料のADC Online MembershipでもOK)なら誰でも使える。レポートすると、開発者側から問い合わせが来ることも多い。ここに報告された件数が多いバグほど優先的に修正されるという噂もあるので、バグかなと思ったらとりあえずApple Bug Reporterに報告しておいた方がいいだろう。